5スレ>>683

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・・・どうも。いや、はじめましてか。俺の名前はブラス。・・・そう名乗っている。 本名のほうはなんというか、嫌なので名乗んなくていいよね?ね? 職業は萌えもんトレーナーだ。いろんなとこを旅しながらトレーナーと戦って金を集めている。 実力は、一応リーグから招待状が来るくらい強い・・・らしい。まぁジョウトのバッヂは集めたしな。 俺は出身地であるワカバタウンからジョウト各地を回ってジョウトのジムをすべて制覇している。もう2年前の話だが。 ちなみに主に使うタイプは毒と鋼。 そんな俺は今、突っ立っている。 大きな門を見上げ、突っ立っている。 それはかの萌えもんリーグの会場の門で。 なぜかそれは当然のようにしまっていて。 それで・・・突っ立っている。 「・・・俺、何か悪いことした?」 独り、つぶやく。 門に貼り付けてある張り紙が風ではためく。 張り紙には一言。『今年のリーグは終了したZE☆ byワタル』と書いてある。ムカつく。 すると横からひょこっと顔を出したのはハガネール。 彼女は怪訝そうな顔をして言う。 「主殿・・・招待状にはいつ開催と書いてある?そして今日は何月何日じゃ?」 言われて俺は手に持っていた萌えもんリーグの招待状を見る。 えーと・・・開催が1月17日で・・・今日は・・・2月・・・あ。 「「・・・・・・・・・」」 あぁっ、冷たい視線はやめてっ! ハガネールはザッと音を立て俺の前に仁王立ち、正座させられた俺を見下ろす。 しばしの沈黙の後、ハガネールが口を開く。 「主殿・・・何か言い残すことは」 「・・・返す言葉もございません」 本当に今回は俺が悪うござんしたorz 俺がちょっとばかし時間にルーズなばかりに・・・くぅっ・・・ と、ふざけてる場合じゃない。 覚悟を決めた次の瞬間、金属のぶつかる『ごちーん』という音が響き、俺は意識を失った。 ――――― すこし、昔の夢を見た。 それは、ジョウトを回りつくしてからすこし経ったころだった気がする。 俺がいる。狂ったように笑っている。 その俺に対峙するのは黒い服に大きくRと書かれた服を着た男とその萌えもん。 俺の後ろにはハガネールがいた。相手を見据えながらも時折俺を見ている。 バクフーンもいた。どうしたのかと言わんばかりに俺を睨みつけている。 俺は相手を見据え、狂気の笑みを貼り付けたまま語りだす。 ・・・聞こえない。もしくは覚えていないのだろう。口の動きしか見えないがどうやらそのときは本当に狂っていたらしい。 語り終えた俺はゆっくりと歩き出す。 少し距離を詰めたところで地面を蹴り、相手に殴りかかった。 不意をつかれた相手はガードする間もなかった。萌えもんがかばいに来たがもう遅い。 拳が迫る。全体重を乗せた渾身の一撃が当た―――― ると思ったところで視界が暗転した。 ――――― ・・・・・・・・・ 「・・・・・・い・・・・ろ・・・だい・・・ぶ・・のか?」 ・・・・ん・・・?この声は・・・ 「おい?どうした?何があった?いや、大丈夫か?」 「あ、あぁ、大丈夫だ。ちと昔の夢を見ただけだよ、バクフーン」 バクフーンの声で目を覚ました俺はベッド脇にいるそいつに声をかける。 バクフーン。こいつは俺のパーティの最古参で俺が一番初めにもらった萌えもんでもある。 特徴をざっと言うと、男で苦労性で若干高性能で頼れるやつ。これ以上は言葉にできない。たぶん。 「・・・やっぱりあのことか?」 バクフーンは心配そうに聞いてくる。まったく、悪いのはお前じゃないってのに・・・ 「や、心配しなくてもじきに忘れるさ。それよりも、お前も用があったから来たんだろ?」 「おっとそうだった。といっても用件はいつもの通りなんだけどな」 「またか・・・俺が心配とはいえ毎回毎回・・・」 ため息を吐きながら、時間を確認しようと時計を探す。 ・・・あれ、そういえばここは萌えもんセンターだよな・・・? 俺が気絶する前は萌えもんリーグの前にいたわけだから少なくとも『ジョウトの』萌えもんセンターは遠いはず・・・ 「あ?あぁ、ここはトキワシティっつーとこの萌えもんセンターだとよ」 「と、トキワぁ?トキワと言ったらカントーじゃないか」 「一番近い萌えもんセンターがここだったから仕方がないだろ」 まぁ、そうだよな・・・俺抱えてチャンピオンロード通るわけにもいかないしな。クロバットのやつじゃ飛ぶにも俺抱えたら無理っぽいし。 って、このことは後回しだ。早くあいつのとこに行かなければ。 「そんじゃ、俺は行ってくるぜ」 「はいはい行って来い」 俺は急いでベッドから降り、上着を羽織って早足でポケモンセンターの階段を下りた・・・ ― 続く ― ―――――――――――― あとがき どうも、初投稿です。押し升と申します。 もう、SSというかいろいろと初めてですが、初めてなりにがんばってみました・・・課題点がたくさん残りそうですが。 作品についてですが今のところジョウト出身のトレーナーっていないんじゃないかな、と思って書いてみました。 この話はもうちょっと続く・・・かも、です。 続くならば、とりあえずブラスの手持ちはみんな出してあげたいです。 それでは、また機会があればお会いしましょう。

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