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「5スレ>>706」(2009/05/02 (土) 22:26:04) の最新版変更点
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萌えもんセンターに着いた。
わたしは殆ど疲れていないからロビーでみんなを待っているとき、リリュ君がこっちにきた。
大体予想できるけど・・・
「ごめん、姉さん。いやな思いさせたみたいで・・・」
やっぱりその事を気にしてたか。
「いいのよ。それにリリュ君はお姉ちゃんを使うつもりがなかったでしょ?」
「だが結果的に傷つけてしまった、それは変わらない事実だ」
「リリュ君はわたしを守ろうとしてくれた、それも変わらない事実よ。」
あのときのリリュ君、かっこよかったなぁ・・・
「姉さn「ああもう!らしくないなぁリリュ君!!」
でも今のリリュ君はなんだか調子狂う。
「それじゃあ、お酒買って?それで十分」
当然冗談。乗ってくれたらいいんだけどね。
「いいのか?そんなことで」
「うん。わたしとしてはそんなリリュ君を見てるほうがつらいのよ」
これは根っからの本心。リリュ君にはそんな思いつめたような顔は似合わないしね。
「わかった、ワンカップ百円くらいのを買ってやるよ」
「ひどい!せっかく人が許してあげるって言ってるのに!!」
よかった、やっぱりリリュ君だ。
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みんないることを確認し一路ハナダを目指す。
道中のトレーナーは相変わらずみんながチートのような強さで薙ぎ払う。
「ところでリリュさん、質問ですが」
「どうしたフラム?」
「なぜリリュさんは相手が出てくる場所が分かるのですか?」
「あ、それ僕も聞きたいな。指示したところに攻撃すると面白いくらいあたるから」
「タネはどのようになっているのですか?マスター」
「ああ、そのことか」
当然こいつらに頼りきりというわけではなく、俺自身きちんと指示している。
「目線や投げる時のモーションとかをみてれば自ずと分かるもんだよ」
「いや・・・普通分からないとおもうよリリュ君・・・」
「そうか?さっきあげた事とぼーるを投げるときの足運びや力をためる時間、ぼーるの放物線で着弾地点を計算すればいいだけだろ?」
そんな難しいことじゃないと思うんだが・・・
「それで予測した座標にさきどって攻撃すれば命令を受ける前に倒せるというわけですか・・・」
「・・・それを平然とやってのける君がすごいよ。」「普通そんな計算できませんよ」
そんなことを言いやがる。
「みんなが戦ってるように俺らトレーナーも‘情報戦’をしてるわけだからな。」
「情報戦・・・ですか」
「いかに相手の欠片をかき集めるか。一つでも多く握ったものが勝者と言えるからな」
「なるほどね。あれだけ一方的な展開もその‘欠片’がなせるものなのか」
「当然お前ら自身の強さもあるわけだからな、俺は実際は戦ってない。」
そうこうしてるうちに(トレーナーがひいてくれたのもある)オツキミ山の麓に到着した。
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とりあえず麓の萌えもんセンターで休憩することになった。
・・・決して俺が疲れたわけじゃないからな。ヒッキーだからって甘く見んなよ。
姉さん以外を預けて情報収集でもしようかとトレーナー達の話に聞き耳を立てていると、
「はいはいいらっしゃ~い!!」
なんか怪しいおっさんが接客をしていた。
とりあえず様子を見ようと近寄っていったら、
「お、そこの坊ちゃん!ここだけの話だけど、
秘密の萌えもんトゲピーがなんと500円!どうよ?」
なんてふざけたことを抜かしやがった。
これにはさすがの姉さんも気分を害したらしく、
「・・・どうするのリリュ君?」
と、トーンを落とした声で聞いてきた。
「このまま売り物にされたままも問題だろうし、人助けと考えよう」
姉さんも同意らしい。歩を進めてトゲピーという萌えもんを引き取ってくる。
「毎度あり~」
・・・姉さんとアイコンタクトで『もし今度会うことがあったらぶん殴ろう』と決める。
「とりあえず名前なんだが・・・」
全く思いつかない。どうしよう。
「じゃあ、ウィルっていうのは?」
「それいいかもな。よし、これからお前の名前はウィルだ」
「・・・・・・」
トゲピー改めウィルも気に入ったみたいだ。
まだ喋れないようだがじきに改善されるだろう。
・・・・・・そんな年齢なのに売りに出してやがったのかあのおっさん。
皆が帰ってくるまでこのままじっとしてるかな。帰ってきた後どうなるか分からないがな。
"俺自身が"問題起こす気など毛頭無いが。
あとがき的な何か
はい、オツキミ山登山前の話です、遅いですねorz
リリュがいろいろ人間離れしているのはいろいろと事情があるのです、事情が。
次いつになるかな・・・
それでは、これにて。