5スレ>>712

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「ゼニガメー!どこだー!」 マサラのとある場所、とある少年が自らの萌えもんを探して歩いている。 「あ、マスター!マスター!」 「…やっぱり汚してたか…」 ゼニガメがいたのはただの公園である。 しかしただの公園といえど、昨日に雨が降り、砂場で遊んでいれば汚れるのは当然である。 「そろそろ帰るぞ。汚物は消毒しなければいけないしな。」 「?」 「いや、こっちの話だ。」 そして家につき、ゼニガメを風呂にいれ(残念ながらカット)、着替えを出そうとしたが、 一着もなかったわけで。 母いわく「昨日の雨で全部着れないのよねぇ」だそうな。 だからといって裸のままだと企画的にもいろいろまずいので代わりのものを探してみたが… 「季節的に早くないか…?」 母よ、浴衣は無いだろう。 というかよくそんなものあったな我が家。すげーびっくりだ。 黄色地に茶系の帯がゼニガメの水色の髪とよく似合う…が。 「いつもの服と甲羅と同じ色じゃねーか…」 うん、浴衣なのに新鮮味が微塵も感じられないのはその所為だったか。 母よ、なぜその色を選んだんだ。 衝撃はまだあったようで、 「ねぇマスター、すーすーするよぉ……」 「よーし、母、一発殴らせろ。」 殴る前にゼニガメに下着をあたえることにしようか、などと言ってから冷静に考えてると。 母いわく「だって浴衣に下着なんて無粋でしょ?」 やっぱ殴るわ。 そう思い少年が立ち上がろうとした時であった。 洗濯物を乾かすためにあけていた窓から、突風が吹き荒れる。 マスターの目の前にいるゼニガメの浴衣の裾が持ち上がり… 「ひゃあ!」 下着を着けていないゼニガメの下肢を見ることになってしまった。 それだけではすまず、帯も突風に持っていかれたらしく、上半身も丸見えである。 「あれ、これ死亡フラグじゃね?」 「マスターのバカぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 時すでに遅く、水流に飲まれる少年であった。             やっぱりめでたくはない

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