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「思ったよりは暗くないな」
最悪視界が奪われるのを覚悟していたがそこまでではなかった。
まぁそれでも洞窟としての体裁は保っているようだ。
「トレーナーもそこそこいますね」
「また合法的なカツアゲかい?」
「それもいいな。よし、道中のトレーナーを狩りまくるか」
オツキミ山中のトレーナーがある特定のトレーナーの悪魔のような戦い方によってトラウマが生じしばらくバトルを拒むようになったのは記憶に新しい出来事である。
そのままサクサクと進んでゆく。
「一本道だから迷うことはなさそうですね」
「無駄に広いだけだろうな」
自然道だからってもう少し歩かないようにしてくれないもんかな・・・
「愚痴言っていても仕方ありませんし、進みましょう」
「サンの言うとおりだ。さっさと抜けるか」
だが明らかにイライラしているな。ハナダに着いたらすぐに部屋取らないとどうなるかわからん。
「あ、あれは・・・」
「ロケット団、こんなところにまで居やがるか」
「ええ~!?お姉ちゃんあの人たちと会いたくない~」
「好き好んで会いたいなんて奴はいないと思うぞ姉さん」
俺としてもあんな奴らと関わりたいなんぞ思いたくもない。
だがそんなことが許されるはずもなく、
「おいそこのガキ!こんなところで何してやがる!!」
向こうのほうから喧嘩売ってきやがった。
「ただの通りすがり兼いちゃもんつけられるいわれはない一般人だ。」
「じゃあとっとと帰りな!」
「俺の家はハナダ方面だ。そっちがどけや」
(今さらりと嘘つきましたね)(嘘も方便ってやつだ)
「年上に敬意もくそもないやつめ・・・痛めつけてやる!!」
「敬意も糞もない職業がなにほざいてやがる」
そんな雑魚キャラくさい台詞はくからいつまでも下っ端なんだよ。
こいつ相手に萌えもん使うまでもない、俺自身で十分だな。
「よしお前ら!みんなでこのガキの再教育すっぞ!」
「「「お~!」」」
ロケットだんAはなかまをよんだ!
ロケットだんBがあらわれた!ロケットだんCがあらわれた!ろけっt(ry
前言撤回。さすがに一対多数はキツいと見える。でも殴らずにいられないのが人の性。
あんまり面倒なのは勘弁なんだがなぁ・・・・・・!!
「リリュ君・・・・・・あんまり乱暴なのは・・・・・・」
準備、完了!!
その後、他の皆は体が変形するほど再教育されたと生き残りの団員は証言している。
「ふ~っ、すっきりしたぁ~」
一仕事やり遂げた。すっとした顔で皆の方を向くと、
「「「「ヒッ!!」」」」
どうしたんだい?そんなに怯えて。怖くないよ?
「リリュさん・・・いくらなんでもあれはちょっと・・・・・・」
「リリュ君・・・こんなことする子じゃなかったのに・・・」
あれ?おかしいな、全面的に俺が悪いことになってる?
俺はただ(嬉々として)連中をなぎ払っただけなのになぁ。
「大体リリュさんh「アーアーキコエナーイ」
もういいよ。さっさと抜けようよ~
と言いたいところを堪えて一気に駆け出す。
「置いてくぞーーーーーーー!!!」
「あ!まだ言いたいことがあああぁぁぁ!」
end
あとがき
はい、四話完結しました。
特に言うことありませんね、はい。
この場合労災って降りるのかな・・・そもそもロケット団に労災なんか存在するのかなぁ
それでは、これにて。