5スレ>>748-2

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あ~あ~マイクのテスト中~ え~こちらリリュ、現在ハナダシティに来ている。 オツキミ山を突破し萌えもんセンターで部屋を取ってから、 サンはシャワーを浴びに、 わたぼうは(本当は一人で行動させちゃ駄目なんだが)観光のようなものに、 フラムは一応ついてきてもらって、 姉さんは部屋で突っ伏している。ウィルも一緒だ。 俺は道中のトレーナーから巻き上g・・ゲフンゲフン、勝ち取った賞金だけではいろいろと不安だから今ハナダのショップでアルバイトをさせてもらっている。 ・・・客が少ないなんて思うなよ。これでも結構「これ下さーい!」 あいよーっと。 「ありがとうございました。」 商談用(この場合こう言うのか分からないが)の笑みを浮かべてお決まりの文句を口にする。 (中々のものですねリリュさん)(いろいろとあったからな俺の人生) 愛想笑いならばお手の物だ。 ウィィーーン おっと、来客だな。 (萌えもん、ですか?) (・・・みたいだな。お使いかなんかだろ) たまにそういうことがあったりする。 そう考え次の人の清算にかかり、何気なくさっきの子に視線を巡らせたとき。 ((!!!!)) 万引きをリアルタイムで目撃した。 そのままその萌えもんは店外へと逃げていく。 ――逃がして、たまるかっ!! カウンターを飛び越え追いかける。 狭い店内とはいえどこも構造は一緒だ、陳列棚に衝撃をあたえないようなコース取りで俺も店外へ向かう。 視界の隅で万引き犯を確認、ゴールデンブリッジ方面へと依然逃走中。 市街地を駆けてゆく萌えもんとショップ店員。 傍からみたら相当シュールだろうな。 橋にさしかかる。 万引き犯、現在橋を三分の一程渡りきった模様。 道中のトレーナーは無視し目標のみを意識に捕らえる。 右に曲がるターゲット。 ここは相当入り組んでいるな。幾ら小柄な体格でも厳しいだろう。 ようやく追いつく、といったところで、 ( 人の気配!!) すかさず横に跳ぶ。 息を潜めて様子を見ているとどうやらその子のマスターらしい男が現れて、 「おい、どうだった?」 脅迫するような声。 「・・・・・・」 「黙ってちゃ何も分かんねぇんだよ、オラァ!!」 「あうっ・・・」 ・・・トレーナーの風上にも置けない奴。 自分の萌えもんに暴力を振るうなどもってのほかだ。 「・・・これを・・・」 盗ってきたものと思われるものを嫌々といった表情で差し出している。 「そうだそうだ、最初から素直に渡していればいいんだ。」 (あの男が主犯ということでよろしいですか?) (だな。とりあえず通報してきてくれ) 当然ぼーるの開閉時には音がする。 「誰だっ!!!」 そりゃばれるだろうな。 「ただの通りすがりの一般人だ。それがどうかしたか?」 「嘘をつくな!!!なら何でそんなところに隠れていた!?」 「少しそこですっ転んでてな。それよりこの状況の収拾はどうする気だ?」 「黙れ!見られたからには生かしておけねぇ・・・」 「なんだその明らかに自分はチンピラですってカミングアウトしてるような台詞は。今時そんなこという奴は天然記念物レベルだぞ?  それに今から俺をどうこうしたってもう遅い。俺の手持ちが今の一部始終を警察に通報しにいった。  録音もしてあるから言い逃れはできないな。」 「てめぇ・・・!こうなったらこいつもまとめて・・・」 「いい加減に自首したらどうだ?まだ軽くて済むかもしれないし変に逃げても悪化するだけだ。  無駄だと分かってて足掻くくらいだったらさっさと自分で罰を受けてこいよ。  自分だけでやってればいいのに他人を巻き込みやがって・・・!」 その啖呵に逆上して突っ込んできたチンピラトレーナー(仮。 馬鹿みたいだ。そんな直線的な攻撃、どうぞ殴ってくださいと言っているようなものだ。 突進してきた方向の正反対に力が向かうことを意識し鳩尾に掌低をぶち込む。 一撃で昏倒しやがった、ざまあみろ。 そのチンピラ(ryを引きずって近くにあった池に放り込む。しばらく反省しやがれ。 「終わりましたか?」 「ああ、ご苦労だったなフラム。  そうそう、そこのちっこいの。お前はどうする?このまま野生に帰るか?」 「・・・そうする。」 「それが賢明だな。達者でな~」 「そういえばこの近くにマサキさんのお宅があるらしいですね。」 「このままよっていくか?暇だし」 「ちょ!?店番はどうするんですか!?」 「捕まえるの手間取りましたって言えば済むだろ?いざとなったら"アレ"があるし」 「なにやら不穏な響きがしますが・・・まぁ平気なら大丈夫・・・ですか?」 「大丈夫と思えば大丈夫だし、大丈夫じゃないと思えば大丈夫じゃない。そんじゃ行くぞ」 ******************************************************************************** ・・・で、マサキの家に来たわけだが。 「こんちわ!ぼく、萌えもん!」 「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」 「なんや!?二人して何か可哀想なものを見る目は!?」 「だって・・・・ねぇ?」 「実際可哀想だしイタいし・・・なぁ?」 「そこでワイに振るな!てかズタボロにいわれとるやんけ!!  まぁそれは置いといて頼みたいことがあるんや」 「断 る」 考える余地も無い。俺の脳内での総選挙、僅か0.5秒で満場一致のスピード可決であった。 「なんでや!もう少し考えてくれたってええねん!?」 だから断るっつってんだろ。 「よっ!色男!にくいねー!大統領!これでオッケーやな?  そんじゃワイはそこの転送マシンに入るさかい、パソコンからプログラムを起動してや」 バタム。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 リリュは てんそうマシンの ドアを ロックした! 「・・・・・・」 これで、一仕事終えました、と。 「リリュさん・・・」 「言うな、何も」 それは、一人の男の伝説であった。 知らず、リリュとフラムは、機械に向けて敬礼をしていた・・・ 言葉などは無い、男同士の語らいがあった・・・ あ、机の上にチケットが置いてある。 「これは任務の成功報酬としてもっていけということだな?」 「どこまで鬼畜なんですかあなたは・・・」 「失礼な。俺はこれでも職業は一般人だ」 やることやったし帰ろ。 *********************************************************************************** 訳のわからない出来事というのは重なるものなんだな。 「あ、出てきた」 なぜマサキ宅の前にジムリーダーがいるのか。 「まず聞きたいことがあるんだけど」 「その前に質問させてくれ。何でここにジムリーダーが居るんだ?」 そう、それだ。 職務ほっぽり出すってことは余程のことなんだろう。 「ハナダシティのショップで万引きが発生してね、その犯人がこっちに逃げてきているとの報告があって追いかけてきたのよ。  で、君は店員みたいだけど、関係者?」 「俺は追いかけてきた側だ。そこの池に浮かんでるのが犯人、俺がしばいた」 事実無根だが信用されるか?何の脚色もないんだけどな・・・ 「これあなたがやったの!?そんな細身で!?」 「細身だからなんだと言いたい・・・」 ん?思ったより信用されたな。すぐに人の言うことを信じるのも問題だが。 「でも意外と普通の性格してるのね・・・もっと腹立つトレーナーってタケシに聞いてたけど」 「わざと切れさせるようにしたんだよ、あの時は。  時と場合で性格変えるぐらい出来ないと生きていけないんでね」 「うん・・・大変なんだ・・・  それはそうとして、あなたトレーナーね?  だったらここでジム戦やっていく?」 こいつは何を言っている? 「手間省けるからいいが・・・  こっちは今一人しか居ないぞ?」 「だったらこっちも一人で戦えばいいじゃない。  勝てたらきちんとバッジも渡すし」 「む・・・」 圧倒的にこっちが不利なんだが。 「仕方ないな・・・  任せた、フラム」 「えぇー・・・僕ですか?  相性最悪なのに・・・」 「ねぇあなた、もしかしてジムリーダーなめてる?」 「だから一人しか居ないって言ってるだろうが」 「仕方ないわね・・・こちらも一人で行くわ。ランターン!!」 「はいはーい♪」 ランターン・・・またつらい相性の萌えもんが出てきたな・・・ 「フラム、"どろばくだん"」 泥を一掴み、かなりの速度で投げつける。 「いっ・・・!!」 牽制のつもりだったんだが意外と当たったな・・・ 「投げろ投げろ!」 ぼこんぼこんと音を立て破裂する"どろばくだん"。 「幾らなんでもなめすぎね・・・  ジムリーダー甘く見ないでよ!!ランターン、"なみのり"!!」 「ら、らじゃ~・・・」 "どろばくだん"によって目が見えにくくなっているはずだ。 だが、"なみのり"のような範囲内を纏めてなぎ払うような技には効果は薄い。 そうこうしているうちに最大まで高くなった波が押し寄せてくる!! 「ちっ!!フラム!!"あなを・・・・」 大波に呑まれてフラムの姿を見失う。 指示が届いていればいいんだが・・・ 少し経ち、水煙も収まってきた頃。 「そ、そんな・・・」 さすがフラム、俺の指示など無くても平気だった。 地面には、ぽっかりと開いた穴。 そして、ランターンの足元にも、同じほどの穴。 「今だ、飛び出せ!!」 声と同時に、フラムのアッパーカットが決まる。 その勢いを利用し、再び地面に潜る。 視界から消え、再度死角から一撃を加え。 その繰り返しだ。 「ちょっとちょっと!?  それは酷すぎない!?」 「こっちだって必死なんだ」 さっさと終わらせないと店長がなんていうか・・・ 「きゅうぅ・・・」 「もういいフラム。上がって来い」 「・・・少し疲れました・・・」 ご苦労さん。 「ほら。言ったことは守れよ?」 手を差し出してやると、 「わかったわ、自分で決めたことだし仕方ない」 自分でルール決めといて仕方ないとかどういう神経してんだこいつ。 内心思いつつバッジを受け取ろうとしたとき、 ジュッ !!!! 「やば、そろそろ帰らないと店長への言い訳が通用しなくなる!!フラム代わりに貰っといてくれ!!」 急げ、急げ、急げ、急げ! 絶対にこれだけはばれてはならない!! 「あ、ちょっと!?」 その声すら置き去りに、ひたすら走る。 「あなたのマスター、いきなりどうしたの?」 「僕にもわかりません!どうしたんでしょうか?」 「とりあえず追いかけたほうがよくない?」 「ですね。とりあえずバッジ有難うございます。」 ********************************************************************************** その後、萌えもんセンターについてからリリュさんを問い詰めてみた。 「なんであの時すぐに帰ったんですか?」 「言ったとおりだろ。言い訳が通用しなくなるからだ」 ここまでは予想通り、ただここからどうするかだ。 「別にあそこでバッジ貰うくらいの時間はありますよね?」 「ジムリーダーが来たってことはその事件に関してはこれ以上関与しなくていいってことじゃないか?」 質問に質問で返してきた。 これがリリュさんの理論ということは。 「確かに帰還のサインと取れますが、同じ遅刻と考えれば数秒では変わりません。違いますか?」 これが僕の理論。 「遅刻の中でも印象というのが変わってくる。」 ――おかしい。 リリュさんが正論を言うなんて間違ってる。 だいたいさっきの僕の言い分もリリュさんが言ったほうがしっくり来るはず。 なのに否定した・・・ 「お前今すごく失礼なこと考えただろ」 「なんのことですか?」 なんかだんだんリリュさんに似てきたかもしれない。 「だいたいおr「リリュくーーーーーーーーーーん!!お腹すいたぁーーーーーーーーー!!!!」 なんというタイミングの悪さ。少しは空気読んでくださいよ・・・・・・ リリュさんはこれ幸いと言わんばかりに向こうに行ってしまった。 ――――絶対何か隠してる。 いつか必ず聞き出そう、そう心に決めて僕も食卓についた。     あとがき はい、カスミ戦はいいかげんです。 だってやどねむ戦法で勝った記憶しかない(汗 それでは、これにて。 ハァッ、ハァッ・・・・・・ 「熱っ・・・」 はやく・・・冷やさないと・・・ 洗面所までつくと流水に右腕を突き出す。 ジュヮァァァァァァァァァァァァァァァ 派手な音を立てて湯気が立つ。 今の音で誰か起きてこなきゃいいんだがな・・・・・・ 「あぐっ!!!」 ジュァッ まだだ、まだ、待っててくれ。 ――――姉さん。

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