5スレ>>827-1

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主=主人公 コ=コウ(メガニウム) サ=サラ(エーフィ) ア=アイ(グレイシア) レ=レイ(シャワーズ) 主「クリスマスムードは終わったか」 久々に研究室から出てマサラを眺める。 つい最近まではクリスマスだったのに、意外と呆気ないものだ。 というのも俺が風邪で寝込んでたせいなのかも知れないが。 主「まぁ聖夜が終わったらすぐに新年だしな」 コ「ロマンがないわねぇ」 主「コウか……何してんだ、家の前で」 今は大体深夜の12:00 結構夜遅い時間だ。しかも例年には珍しく雪が降っている。 結構寒いんだがなぁ。 コ「人が待ってたって言うのに……それはないでしょ?」 主「そりゃそうか。 ……寒かったろ、ありがとうな」 頭をなでてやると気持ちよさそうに目を閉じて少しの間撫でられてた。 コ「っ!とと、こんな事してる場合じゃなくて、みんな待ってるわ」 主「みんな?」 コウが扉を開けるとクラッカーが――鳴るわけでもなく。 静かにキィッという音を立てて開くだけだった。 サ「あら、やっと帰ってきた」 ア「遅いですよご主人」 レ「私まで寝るところだったわ……」 サラ、アイ、レイ という順に俺に勝手な言葉をかけてくる。 というかレイ、そんなに眠いなら寝ればよかったじゃないか。 主「何してんだ?新年の準備か?」 ア「それもいいんですけどね、ご主人」 レ「もっと、しなきゃいけないことがあるからね」 しなきゃいけないこと? あれか、片づけか。クリスマスパーティやって片づけしてたの見てないからな。 しかしそんな思惑とは裏腹に彼女達はお互い顔を見て笑いあってこう言った。 コ「マスター」 「「「「メリークリスマス」」」」 メリー……クリスマス……? 俺は少しの間今言われた意味が分からなかった。 主「……いやいや。クリスマス終わっただろ」 サ「いいじゃないそんなの。あくまで目安にしてるだけで」 主「あのな、イ○ス・キ○ストが生まれた日だぞ。その日をクリスマスと……」 そこまで言うとレイが人差し指で俺の口を閉じた。 レ「昔の人なんか関係ない。"貴方と"祝いたいから祝うの……駄目?」 そう言って俺の至近距離で微笑んでいた。 そういう風に言うのも、そういう仕草をするのもとても珍しかった。 そのせいなのか―― ――俺の心臓は異様に鼓動が早くなっていた。 仕草を見た後、俺はしばらく動く事も出来ずただレイの顔を見つめていた。 ただレイも何故かそのまま硬直して……頬が紅く染まり始めた。 コ「ちょっ!?何頬染めたりしてるの!?」 ア「……///」 コ「アイもつられて紅くならないの!!」 騒ぐコウを横目にサラは色んな意味で問題発言をしてくれた。 サ「あらあら……大丈夫よ、私は誰から食べようと気にしないわ」 「「「!!!!????」」」 主「死にさらせぇぇぇぇ!!」 その問題発言と同時に俺は近くにあったボールペンを引っつかみ ↑の掛け声と共にサラに向かってぶん投げた。 ボールペンは勢いよく飛んでいき、見事にサラの額にぶつかった。 サ「痛っぁぁ!?」 主「テメェは何言ってやがらぁ!あぁ!?」 ア「ご、ご主人!口調が!口調が悪化してます!!」 アイが落ち着かせようと必死に俺に抱きついて動きを封じてた。 しかしサラは懲りてなかった。 そしてこう続けた。 サ「あらアイちゃん、そんなにこの人に抱いてもらいたいなんて思って……」 暴走するサラの言葉を聴いてアイは顔を真っ赤にして俺から凄い勢いで離れた。 因みに何で言葉が途切れているのか。 それは俺がガシッと言わんばかりに俺はサラの頭を掴んだからだ。 サ「あ、あら?これは……」 主「言い残す事はあるか?サラ」 俺は笑顔だった。 理由は分からん。ただ笑いたかった。 それを見たのか分からないが他の奴は手を繋いで隅に避難していた。 サ「……めそ……」 主「必☆殺!!」 俺はそのまま力を込め、サラが泣いて謝るまで止めなかった。 ア「……サラさん」 コ「私は……別に(ゴニョゴニョ)///」 レ「迂闊……慣れない事はしちゃだめね……///」 何か呟いていたような気がしたが、俺はこのときサラのお仕置きで忙しく全く聞こえていなかった。 主「結局、何がしたかったんだ?」 ア「忙しかったりしてクリスマスって感じじゃなかったーって人の為らしいですよ」 コ「筆者がそうだったらしいから」 主「(嘘だな)」

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