5スレ>>950

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拝啓、萌えもんトレーナーの皆様。 早春の候いかがお過ごしでしょうか。 いつの間にやら月日は流れ、気がつけば世間では卒業式シーズンを迎えております。 晴れの門出を祝う方、祝われる方、双方に様々な感慨もあることと思いますが、皆様のご健勝と益々のご活躍をお祈りしております。 ……はい?私? 私の近況でございますか? いえいえそんな、特に申し上げるようなことはございません。 強いて申し上げるなら―― 「さぶい。  さぶいさぶいマジさぶいなにこれふざけてるほんとエンジュふざけてるさぶいさぶいさぶい」 「……マスター。いい加減放してくれませんか。  あと起きてください。もう十時です」 しばれてました。 エンジュ、まじ寒い。 <早春布団問答 ~おいこら三月になっても雪が降るとかどういうことですかコンチクショウ~>          (ルビ:おっぱいってすばらしいですよね) 状況を説明しよう。 現在、僕と僕の愛するやきとりさん(愛称。ピジョット♀)はジョウト地方の古都エンジュシティに住んでいる。 出身はタンバだったのだが、とある事情によってこちらに引越してきたのだ。 このエンジュ、観光で訪れるには非常に風情のあるいい街なのだが、住んでみるとやはり色々と問題点が見えてくる。 試みにそれを以下に列挙してみよう。 ひとつ、古くからの碁盤の目状の街路を活かした街並みのせいで道が狭い。 ひとつ、そのくせ住人の各種車両の運転が荒い。 ひとつ、日常生活において、公共交通機関が絶妙にかゆい所に手が届かない。 ひとつ、夏場クソ暑い。 ひとつ、冬、超寒い。 ――ここで余談。 タンバは割と温暖な気候なので、冬も寒いとはいえそこまで冷え込まない。 なので僕、寒いの、超苦手。 というわけで。 「いや無理無理無理マジ無理絶対無理寒い寒すぎるほんと寒い何これふざけてるエンジュふざけてるよやきとりさん!」 僕がこうしてやきとりさんを抱きしめて暖を採るのは当然の権利なのだ。 なのだ。 「何寝ぼけたこといってるんですか!もう三月ですよ!ちょっと冷え込んだからって毎朝毎朝炬燵に引きこもらないでください!  ていうか、マスターと違って私はもう羽繕いまで済ませたんですよ!?これじゃまた最初からやり直しじゃないですか!  ほんといい加減にしてってうわあちょっとどこに手ぇやってるんですか!ちょ!やめ!こら!胸を揉むな!」 やきとりさんが何か喚いているがそれは僕の権利に対する不当な侵害なので聞き流します。 「聞き流すな!そもそも不当に侵害されてるのは私の権利です!  ……ちょっ待って待ってほんと待ってください手つき!手つきだめ!これ本気の揉み方じゃないですか!  駄目ですよ!  ここ!全年齢!」 「大丈夫。ToLOVEる程度までなら許される」 「それあうと――――――――っ!!」 その絶叫と同時、やきとりさんが思いっきり身体をばたつかせて、僕の腕をふりほどく。 そして格闘萌えもんもかくやと言う俊敏さで布団から離脱するやきとりさん。 残念、至福の羽毛&おっぱいもふもふタイムはここで終了してしまった。 ちなみに僕がやきとりさんの胸を揉むときの描写がカットされているのは大人の事情です。 閑話休題。 「むー、もうちょっとだったのに」 「何がですか……いやナニなんでしょうけどそれやったらもうアウトですからね……?」 布団の中に埋もれながら不満の声を漏らす僕と、上気した顔で胸を隠すようにしながら恨めしげに僕を睨むやきとりさん。 りんごみたいに赤く染まったほっぺがかわいらしい。 そしてむぎゅっと寄せられて谷間がくっきり出てるおっぱいがいやらしい。 「どこ見てんですか!」 「え、顔と乳」 「素で答えないでください!セクハラです!」 「やきとりさんのけしからん身体は歩くセクハラじゃないですか!」 「理不尽すぎる反論が!?」 「見るなと言うのならそのけしからん身体を僕が満足するまで堪能させるがいい!」 「毎晩堪能させてるでしょうが!……って何言わすんですかもう!」 「え、いやそんなマジレス返してもらおうと思って言ったわけじゃないんですけど」 「引くな!」 ばっふばっふと僕が被ってる布団を叩いて抗議するやきとりさん。 おお、おっぱいが上下にたぷん……いやだぷるんだぷるん揺れてえろいえろい。 「擬音やめてください!そんなとんでもなく重そうな擬音はやめてください!」 「片手どころか両手でも持てあましそうなサイズの乳しといて何を言う!」 「こら――――――――っ!」 顔を真っ赤にして布団を引っぺがそうとするやきとりさんと、布団を奪われまいとする僕。 途中から双方共にだんだん楽しくなってきたその駆け引きは、二人の息が上がるまで続いた。 *** 具体的にどのくらいの時間がたったかは分からないが、窓の外の日は明らかに高くなるまでの時間。 起こす側も、起こされる側も、当初の目的を忘れてひたすら無心に布団の引っ張り合いを心行くまで楽しんでしまった。 ……子供か。 「はぁ、はぁ、はぁ……」 「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」 あまりにもアホらしい現実から目をそむけたくとも、上がりに上がった息が自分達の愚行を如実に証明している。 このなんともいえない徒労感、ぷらいすれす。 「やきとりさん……」 「な、なんですか……」 「い、いま、なんじ……?」 「……………………2時ですね」 「うわぁ…………」 どうやら三時間(一時間は抱きついておっぱい揉んでた)ほど引っ張り合いしてたらしい。 時間を把握すると徒労感倍増。しにたい。 「あーもー……髪、ぼさぼさになっちゃったじゃないですか。  しかも汗まみれになっちゃったし……きもちわる」 そういうと、やきとりさんは勢いよく服を脱ぎ棄てた。 ピジョット種の種族服(というのか)はワンピースみたいな恰好になっているので、脱ぐときはすぽーんだ。 が。 「……………………」 「……なんですか」 「ブラをつけていてその揺れっぷり……だと……」 「変なとこ見ないでくださいって言ってるでしょう!?」 そう言って慌てて胸を隠すやきとりさん。 いや、目の前で男らしくすっぽんぽんになっといてその言い草は酷くね? 「ぐっ……!  し、仕方ないじゃないですか……私の服保温性高いから、すぐ汗かいちゃうんですよ……」 「つまり今のやきとりさんの身体は蒸れた汗の匂いでむんむんだと」 「その表現やめてくれません!?私が臭いみたいじゃないですか!」 「ほほう?では今のやきとりさんは臭くないと?」 「ぐっ……く、臭くないですよ!ええ臭くないですとも!  これでも私だって立派な女の子なんですから!」 「ああ立派な女の子ってのは胸見ればわかります」 「だからうるっさい!」 ぼふん、と布団をひっぱたくやきとりさん。 うわあ、ブラジャー吹っ飛びそうなんだけど大丈夫? 「ほっといてください!余計なお世話です!」 「ふむ……でも今谷間から汗が飛び散ってたけどそれでも臭くないの?」 「しつこいですね!臭くないですってば!  むしろいい匂いですよ!ふろおらるな香りです!」 「ほう。ふろおらる」 「うっ……」 「ふろおらるなんですか」 「……そ、そうですよ!ふろおらるですとも!」 「言いましたね?」 「い、言いましたよ」 「…………」 「…………」 睨みあう。 僕ジト目。 やきとりさん冷や汗。 「……にまぁ」 「ひっ!?」 意味もなく笑ってみたら本気でおびえられた。 酷いと思う。 それはさておき。 「じゃあ、確認させてください」 「……は?」 「匂いを。確認させてください」 「…………はぁ!?」 ドンビキされた。酷い。 僕はただ論理の帰結上当然の要求をしただけなのに。 「いや!いやいやいや!  おかしい!おかしいですから!  なんですか確認って!何をどうするんですか!  ていうか!私に何をするつもりですか!」 顔を真っ赤にしてまくしたてるやきとりさん。 相当テンパっているのが目に見えて明らか。 まぁ自分がうっかり失言したせいだから仕方ないか。 「いやいや簡単なことですよ。  ただちょっとばかりやきとりさんの体臭をかがせていただければいいんです」 「んなっ…………!?」 やきとりさんの顔が驚愕に歪む。 だが僕は追撃の手を緩めない。 「できるよね?臭くないんならできるよねやきとりさん?  だって自分で言ったんだもんね?臭くないって。ふろおらるな香りだって。  じゃあ確認しないと。本当にふっろーぉらるな香りなのか確認しないと。  自分で主張してるだけじゃあ、正当な主張として認められませんよ?」 ねぇそうだよね?ね?ね?と、これでもかと駄目押しする。 もし僕がこれやられたら問答無用でぶっ飛ばすだろうなーという勢いで駄目押しする。 もちろん、駄目押しする相手や勢いを見誤るとこっちがえらい目にあうんだけどそこはそれ。 「あ、あう、あうう……で、でも……だって……あう……」 やきとりさん、真っ赤になってテンパり中。 うふふやきとりさん駄目押しされるとパニくっちゃうんだよね知ってるよ勿論知ってる。 だから駄目押ししたんだもの。最低?下劣?誉め言葉です。 でも、まだ足りない。 だから。 「ね、やきとりさん。  ――確認、させて?」 最後の、もうひと押し。 これで。 「えぅ…………………………………………は、はぃ」 陥落、っと。 *** 早春の昼下がり。 一見すると僕の部屋には誰もいないように見える。 が、よくよく眼を凝らせば、こたつからのびた布団が不自然に膨らんでいるのがわかるだろう。 そして、それがもぞもぞと蠢いていることも。 「では、我が家の布団の中より中継をお送りします」 「……? な、なんですか?」 「ううんこっちの話」 布団の中、馬乗りになる形の僕の下でふるふると震えるやきとりさんに笑みを向ける。 なし崩しにやきとりさんの体臭確認を認めさせた僕は、更に駄目押ししてやきとりさんを自分の被っていた布団の中に引きずり込むことに成功した。 『誰か来た時に見られたら、僕だけじゃなくてやきとりさんも変態扱いされちゃうと思うなー』 と言ったらあっさりOKした。ちょろい。 更に『確認と言うのなら一番匂いがこもるところで確認をしないと意味がない』と我ながらわかるようなわからないような理屈をでっちあげ、やきとりさんの胸の谷間の匂いを嗅ぐのを認めさせることに成功。 更に更に『抵抗されて匂いがわからなくなったら困る』と言うことでやきとりさんの腕を押さえこむことにまで成功している。 内心もう絶対やきとりさんをひとりで外に出すまいと誓った。 ほっといたら絶対どっかで騙されるこの子。 閑話休題。 「んふふ。いーい眺めだねぇ♪」 可愛い可愛い女の子に馬乗りになる征服感と、目の前でふるふると不安げに揺れるやきとりさんの瞳と乳を見てご満悦の僕。 対するやきとりさんは、先ほどまでの威勢はどこへやら。 すっかり弱気になってしまって、酷く庇護欲と嗜虐欲をそそる表情で僕を見つめている。 「うぅ……なんですか。  やるならやるではやくしてくださいよ……」 ぷい、と口をとがらせて顔をそむけるのもまた可愛い。 できればこのままずっと見ていたいけど、それはまた次回。 「じゃ、お言葉に甘えて。  ――やきとりさんのおっぱいの谷間に溜まった汗の匂い、じっくりかがせてもらうからね?」 「…………~~~~~~っ!  み、耳元で変なこと言わないで!黙ってやってください!」 「はいはい」 顔を真っ赤にするやきとりさんの反応を楽しんでから、おもむろにやきとりさんの谷間に顔を近づける。 ゆっくりと、じっくりと。 ぴく、ぴくと震える豊乳の動きもたっぷりと堪能し、いざ。 「――――えいっ」 「ひぅっ…………!」 窮屈な布の中に押し込められた、柔らかくてあったかい乳肉に、思いっきり顔をうずめる。 そのまま顔をぐりぐりと乳房に押しつけて、どこまでも沈み込みそうな柔乳の感触を堪能する。 「――――やっ、やめ、やめやめっ、ひゃうっ、ひゃあああっ」 慌てたやきとりさんが身じろぎして抵抗するものの、大した障害にはならない。 むしろ、体のひねり具合でよりおっぱいが顔に押しつけられて至福。 ああもう神様一生このまま生きていけるようにしてください。 と、言いたいところだけど今回は我慢。 一旦顔をおっぱいから離して、もう一度谷間に顔をうずめる。 そして。 「すぅ――――………っ」 「ひっ……!」 思いっきり、鼻孔の中に、谷間から発せられる匂いを吸い込む。 二度。三度。何度も。何度でも。 やきとりさんは、されるがまま。 きゅうううっと身体をこわばらせて、僕が息を吸う度にびくびくっと身体を震わせるだけ。 ……ああもう。 この子、一生この布団の中に閉じ込められないかな。 ずっと可愛がってあげるのに。 ずっと愛でてあげるのに。 ずっと愛してあげるのに。 「ふぁ……あ……ひんっ……はふ……ふぅっ……!」 やきとりさんの谷間から立ち上る、痺れるような、蕩けるような、そんな甘い匂いを胸一杯に吸い込みながら。 そんなことを、考えた。 *** 「――結論。とってもとっても、ふろおらるでした」 「…………………………そうですか」 引き続き布団の中。 相変わらず馬乗りになった僕が、にっこりとそう宣言するのを、憮然とした顔でやきとりさんが聞いていた。 「あれー、どうしたの?  あんまり嬉しそうじゃないけど」 「嬉しいわけないでしょう……人の胸をあんだけ好き勝手しておいて。  ……ほら、もう満足したんだったら、どいてくださいよ。  多分もう夕方でしょうけど、少しは家事済ませておかないと――」 そういって、僕を押しのけて布団から出ようとするやきとりさん。 その身体を。 「――――――――え?」 思い切り押さえつける。 動けないように。 逃げられないように。 しっかりと、確実に。 「…………」 「…………ま、マスター?」 「なぁに?やきとりさん」 ひきつった表情で僕を見上げるやきとりさんに、にっこりと満面の笑みを返す。 したらばやきとりさんの顔が青ざめた。酷い。 「――えっと。あの。  は、放してくれませんか。  私、ほら、お仕事が。ね?マスター」 何故か片言なやきとりさんの訴えを、にこにこと聞く。 聞き流す。 というか、聞いていない。 やきとりさんが何を言おうが、僕の中でこの後の予定は確定済みなのだ。 そして多分、やきとりさんも、気付いている。 「ま、ますたー」 「んー?」 震える声で、やきとりさんが僕を呼ぶ。 これは、自分が信じたくない出来事が起きているのを受け入れられない人が、救いを求めるときに出す声だ。 「あの……なにを、する、つもり、ですか……?」 やきとりさんが目に涙を浮かべて、今にも泣き出しそうな声で、縋るように僕に問う。 それに対し。 「勿論――――お・た・の・し・み♪」 「いやああああああああああああああああやっぱりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?  いいい嫌ですよやだやだやめてだめだめだむぐぅんっ!?」 「んむーっ♪」 「むぅぐっ!むぐぐぅ!んむぅぅぅぅぅぅぅぅ!」 必死でもがき暴れるやきとりさんを押さえこんで、その唇を僕の唇でふさぐ。 僕はこれからやきとりさん“で”楽しみ。 やきとりさんはこれから僕“に”楽しまれる。 これ、決定ね☆ 「ぷあっ……い、いやああああああああああああああああああああああああ!!」 「あはは、いやよいやよもすきのうちー♪」 「やあああやめてやめてブラ取らないで下着脱がさないでやぁだめだめ揉まないでつまんじゃらめぇやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 以下。自主規制。 ちなみに、僕等が布団から出たのは翌日の夜でした。 やきとりさんには思いっきり翼でぶっ叩かれた。

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