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さぁ、今日も始まりました「突撃!となりの大家族」
レポーターは私、ブンブン丸ことヤミカラスがお送りしたいと思います!
さて、今日はサファリゾーンに大きな家を構える『ニド家』へやってきました。
一体、どんな大家族が待ち受けているのでしょうか?
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サファリゾーンの奥、トレーナー達が入ることのできない萌えもん生息保護地にその家はありました。
大きな岩場にぽっかりと空く大きな洞穴、ここが『ニド家』の家です。
早速中に入ってみましょう!
「こんにちは~、今回取材させていただくレポーターのヤミカラスです~。」
「やぁ、いらっしゃい。」
「お待ちしておりましたよ。さぁ、中へどうぞ。」
玄関先で快く迎えてくれたのはここの家のご主人、ニドキングさんと奥さんのニドクインさん。
実はお2人、生まれも育ちもここ、さらに幼馴染というサファリゾーンでも有名なおしどり夫婦なのです。
さて、早速お子様達が何人いるか数えてみましょう。
「子供達? ここにはほとんどいませんよ。」
え? どういうことでしょう?
実はお2人、なるべく子供達を野生で生きていけるようにしようと小さい時から巣立ちをさせるようにしてるのです。
「なので、今ここにいる子は卵から生まれたばかりの赤ちゃんと、家に帰ってきてる子しかいないのですよ。」
成る程。だから今私の目に映ってる子は奥様の抱えてる雄のニドランちゃんと、お2人の後ろでこっち覗いてる数人のニドランちゃんしかいないのですね。
「となると、子供達ってどれくらいいらっしゃるのでしょうか?」
「そうだねぇ……」
「か、数え切れないほどかしら?」
か、数え切れないほど!?
「サファリゾーンにいるニド種のほとんどが私達の子供ですからね。」
「他の家族の子達もいるようですけど、ここにいるニド種は皆私達の子供だと思って可愛がってあげてます。」
なんということでしょう! 聞きました皆さん? サファリゾーンにいるほぼ全ての子が子供ということみたいです!
これは凄い大家族! 天晴れ御主人! 天晴れ玉の輿奥様!
でも、子供達をすぐ巣立ちさせてしまうのって寂しくないのでしょうか?
「いいえ、巣立った後でもこうしてよく家に帰ってきては遊んでるのです。」
「例え巣立ったとしても、私達は家族ですからね。」
成る程、離れて過ごしていても家族は家族なのですね! 何と素晴らしい!!
「ところで……トレーナーに捕まってしまった子供達も多いでしょう?」
「そうですね。昨日ここに来て遊んでた子が明日には捕まってたというのも何度もあります。」
「やはり、寂しいのではないでしょうか?」
「確かに寂しいですが、それは私達の運命なので仕方ありませんよ。捕まったら捕まったで、第2の家族が待ってると思います。」
「子供達が、その第2の家族で幸せに過ごせるのなら、私達も嬉しいのです。」
これをご視聴しているトレーナーの皆さん、聞きましたでしょうか? もしサファリゾーンで捕まえたニド種の子達がいたら、家族のように接してあげてください!
尚現在、ここにいる家族はお2人とまだ赤ちゃんのニドランちゃんが2人、それと卵が3つあるそうです。
「最後に、何時まで子供をお作りになられるのでしょうか?」
「そうですね。年老いるまでは、ですかね?」
「家族は多ければ多いほど楽しいものですから。」
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いかがでしたでしょうか、今回の大家族は?
いやぁ、レポートした私としてはあれほどビックリしたことはありませんでした。
いいですねぇ、私もああいう風に大家族作ってみたいです!
それではまた、次の放送でお会いしましょう! さようなら~