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「3スレ>>634(2)」(2007/12/22 (土) 22:45:27) の最新版変更点
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※ご注意
主人公のレッドが変態です。
オーキド博士も変態です。
主人公とライバルの名前の表記が変です。
ゼニガメが悲惨です。
夜中に書いたので、テンションが変です。
カオスです。
続きは書くかどうかわかりません。
それでも読んでくださるという、深いお心の持ち主は↓へスクロールしてどうぞ…
これはマサラタウンに住む、
一人の少年の冒険の記録である!
少年の名は劣℃、後の萌えもんマスターと呼ばれる少年だ!
☆萌えっこもんすたぁ(HENTAI ver)☆
dai 1話「その少年・危険につき」
ジリリリン!
目覚ましが鳴った。
「させませぬぞ! とうっ」
一人の少年が、ベットからきりもみ回転しながら飛び起き、目覚ましを止める。
「ふむ、今日もいい天気ですな!」
少年の名は劣℃、マサラタウンに住むごく普通の少年である。
「このようないい天気の日は、フレンドリィショップの店員に
お塩を投げつけて差し上げるのが定石。 さあ、レッツ&ゴー!」
劣℃はそのままスキップしつつ一階へと降りてゆく。
そして台所で洗い物をしている母親を見つけると、元気よく挨拶をする。
「マママさん! おこんばんなさい!」
「マが一つ多い…それと、朝はおはようございます、ね」
「了解ですぞ!」
的確なツッコミを入れるママさん。
「…劣℃、今日はどこかに行くの…?」
よく見れば、劣℃の格好は旅支度、ママさんは少し心配そうに劣℃に聞いた。
「はい、少々フレンドリィショップの店員に、お塩を投げつけに行きます!」
「そう…夕飯までには帰ってくるのよ」
「パピヨン!(了承しました)」
母親の了解を得た劣℃は、気分も軽く家を出る。
そして、そのままマサラの草むらに入ろうとする…が、
「おーい! まてぇ、待つんじゃぁー!」
「むむっ その声は、額から閃光を発射して仲間と会話するという、オーキド・ユキナリ氏の声ではないか!」
「わしをどこぞの怪物と一緒にするでない!」
建物の影から、激昂するオーキド博士が現れ、劣℃を引き止める。
「草むらでは野生の萌えもんが飛び出す!」
「オーキド氏が飛び出してくるのですか?」
「だから、わしは怪物ではないと言っておろうが!」
さらにヒートアップするオーキド氏。
「こちらも萌えもんを持っていれば対処できるのじゃが…そうじゃ、ちょっとわしについてきなさい!」
そう言うと、オーキド氏は劣℃の手を掴んで研究所まで引きずっていく。
と、前進するオーキド氏の目の前に一人の少年が現れた。
「…じーさん、何でレッドの奴がここに居るんだよ」
「おお、お前は愚理印! わしの孫にして、劣℃の幼馴染ではないか!」
「いや、そんな説明的なセリフを言われても…ってか、俺の名前はグリーン…」
「お前も来い! 見せたいものがある!」
「おわっ じーさん! ひっぱるな! 痛い、痛いって!」
オーキド氏は問答無用で劣℃と愚理印の手を引いて、研究所の中に連れ込んだ。
二人が連れてこられたのは、大きな長机の前。
机の上には三つのボールと、赤い機械のような物が二つが並んでいる。
「むむっ これは…噂に名高い パワーエサ というやつですな!」
「違うわい! これは萌えもんボール、中に萌えもんが入っておるんじゃ!」
オーキド氏は続ける。
「昔はわしも、一端の萌えもんトレーナーとして慣らしたもの!
夢を追いかけ、全ての萌えもんを図鑑に収めようと躍起になったものじゃ…
しかし、寄る年波には勝てん! そこで、わしはお前達に
萌えもん図鑑の完成を頼みたいんじゃ!」
「ほほう、それは興味深い…」
「俺、話について行けねぇよ…」
オーキド氏の話に、目を輝かす劣℃。
隣の愚理印はげんなりとした顔でため息をついている。
「そこでじゃ、萌えもんを捕まえるにも、弱らせる必要がある、
だから、わしが用意したこの三匹の中から一匹選び、
それをパートナーとして、萌えもんたちと戦い、捕まえるのじゃ!」
「なるほどなるほど…」
オーキド氏の提案に劣℃は、しばしの間、腰をクネクネさせながら考え込んでいたが、
考えがまとまったのか、手を打って答えた。
「分かりました! やりましょう!」
「おお、やってくれるか! では、この三匹から一匹選ぶといい!」
劣℃は三つの萌えもんボールを見比べる。
「ふぅ~む……ヨガ~、ヨガ~、ファイア!」
ヨガのダンスを華麗に踊りつつ、おもむろにその中の一つに手を伸ばした。
「おお、劣℃は炎の萌えもん、ヒトカゲにするんじゃな!」
「…君には失望したよ」
そう言うと、劣℃はヒトカゲを元の場所に戻した。
そして、また別のボールに手を伸ばす。
「おお、劣℃は草の萌えもん、フシギダネにするんじゃな!」
「ふっ 旧タイプが…」
と言うと、やはり元の場所にフシギダネを戻す劣℃。
そして、最後のボールに手を伸ばす。
「おお、劣℃は水の萌えもん、ゼニガメにするんじゃな!」
「パピヨン!(そうです)」
ニックネームをつけますか?
ニアはい
いいえ
「命名! ゼニガメ、君は今日から『ヤム茶』だ!」
喜ばしげに、初めてのパートナーに命名する劣℃。
ボールの中から
(何かとってもイヤ!)
というゼニガメの叫びが聞こえたような気がしたが、気にしない。
それに続き、愚理印も
「このままここに放っておくのは可哀想だな…」
という理由で、一匹選ぶ。
選んだのはフシギダネである。
…と、ここで劣℃はゼニガメのボールを持ったまま、首をかしげる。
「…はて? このボールはどこに入れればいいのですかな?」
「…ポケットにでも入れればいいだろ」
呆れたように愚理印が答えた。
「むむ、それは名案!」
愚理印に助言をしてもらった劣℃は、嬉々として貰ったゼニガメをポケットに入れた。
……股間のポケットに。
(イヤーーーーーー!!!?)
劣℃の股間から、この世の終わりを見たような、ゼニガメの悲鳴が響き渡る。
「ちょっ おまっ!」
愚理印は慌てて劣℃のズボンを下ろした。
「あぁん(はぁと)」
頬を赤らめる劣℃。
同時に、ボールが転がり落ち、光と共にゼニガメが出現する。
その顔は蒼白で、まるで地獄から生還したような者のように生気が無かった。
「お前、何考えてんだよ!」
そう問う愚理印に対して、劣℃は白い歯をキラリと光らせ一言、
「Nice Boat…!」
「意味分かんねぇから!」
「フフリ、愚理印もまだまだですな!」
勝ち誇ったような笑みを浮かべる劣℃。
…愚理印は何故か無性に腹が立った!
「…おい、レッド…俺と勝負しろ」
「むむっ いきなり交際の申し込みとは、愚理印も大胆な!」
プッツゥ~ン
「ゆけ! フシギダネ! レッドをコテンパンにしろ!」
愚理印少年(10歳)切れる。
「おぉ、早速萌えもんバトルとは、愚理印の奴も中々分かってきたようじゃのう…うむうむ」
隣で孫の成長に感動の涙を流すオーキド氏。
「ああぁぁぁ!! うぜぇー! みんな消えちまえー!」
フシギダネに命令して、そこら中の物を破壊させる愚理印。
その様子を見た劣℃は、ライバルの凶行を止めるべく、立ち上がった!
「愚理印! 止めなさい、私が相手になりますぞ!
…さあ、ヤム茶! 貴方の力を見せてあげるのです!」
「……ぞぉ~さん……ぞぉ~さん……お~はなが……ながいのね……」
ゼニガメは放心していて動けない!
劣℃の手持ちには戦える萌えもんがいない!
劣℃は目の前が真っ暗になった!
「や、止めるんじゃ、愚理印! わしの研究がぁ~!!」
「あ~ははは! こんな研究、全部ぶっ壊してやる!」
「……そぉ~よ……かあ~さんも……ながいのよ~……」
その日、マサラは腐海に沈んだ。
…つ、つづく?