3スレ>>815(1)

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※どうも初めまして、零といいます。 この物語は主人公の萌えもんマスターまでの道のりを描く(つもりの)ものです。過度な期待はしな(ry ちなみに、原作のストーリーや設定、ルールなどに従ったりガン無視したりしますが、そのあたりは気にしないでください。フィクションですもん。 それから、初投稿ですので、誤字脱字があったり、表現の使い方間違ったり、文章がおかしかったりしても、ぜひぜひ暖かい目で見守ってくださいm(__)m お暇があればぜひどうぞ。 登場人物 ・ハル この物語の主人公、春に生まれたからハル。単純っすね。この物語は基本、ハルの一人称形式で進んでいったり進んでいかなかったり、まぁ進んでいく(はず)。 ・ナツキ 原作でいうところのライバル。もちろん夏に生まれたからナツキです。なんでナツじゃねーの?とかいわないでください。ナツキです。 ・アキ ハルの妹。秋に生まれたから(ry ・オーキド ナツキのジーさん。まぁそれだけ。 性格はそのうち変わっていくなんて異常事態もあり得るのであえて省略。 ハル冒険記 第1話『旅立ちの日と出会い、萌えもんマスターの道へいざゆかん!・・・って旅立つ予定でしたよ当初はorz』前編 by零 暖かい日の光を感じた。  ハル)「・・・んっ・・・んん~・・・」 朝か、と思いつつ体を起こしてみたが、とてつもない眠気に襲われて、また横になる。  ハル)(昨日、全然寝れなかったからかな・・・今日が旅立ちの日だと思うとワクワクして・・・)  ハル)「!!」 思いっきり体を起こす。起こして、頭を天井にぶつけた。  ハル)「っつつ・・・そうだ、今日から旅に出るんだ!!」 自分でも気づいてなかったが、かなりの大声だったらしい、二段ベット階下の、妹のアキから眠そうな声で、  アキ)「兄ちゃんうるさい・・・」 と怒られた。  ハル)「う、ゴメンゴメン」 謝りつつ、物音を立てないようにベットから降りた。  オーキド)「おお!まっておったぞ、ハル!」  ナツキ)「おっせーよ!何時間待たせる気だよ!!」 急いで研究所に向かうと、博士が出迎えてくれた。 ナツキはだいぶ朝早くからいたようで、だいぶ退屈そうにしている。  ハル)「すいません博士、昨日なかなか眠れなくて・・・」 すかさずナツキが口を挟む。  ナツキ)「ハン!お前もまだまだガキだな!」  ハル)「う、うるさいな!そういうお前だって待ちきれずに朝早くからいるんだろ!?ガキみたいじゃんか!!」  ナツキ)「なんだとぉ!?」 ナツキと会うとなにかと絡んでくるのは日常茶飯事だ。 その場は博士がなだめ、本題に入る。  オーキド)「今日から二人は旅に出るわけじゃが・・・さて、まずはパートナーから決めんとな!ハル、その三つのボールから一つ選べ!」  ハル)「はい!」 ボールを見ながら、博士に、どんな萌えもんなのか聞こうとした、とその時、あることに気づく。  ハル)「・・・あれ?ナツキは?」  ナツキ)「俺はもうとっくに捕まえてあるぜ、ジーさんの萌えもん借りてな」  ハル)「!?」 驚いた。博士の孫なのだから普通に考えればそれくらいのことはあって当然なのだが、予想外だった。  ハル)「いつの間に・・・」  ナツキ)「みせてやろうか?でてこい!ケーシィ!」 ナツキの投げたボールからケーシィが現れた。  ケーシィ)「主、なんか用か?」  ハル)「おお!!すごいな!!」 なにがすごいのかはよくわからなかったが、何故かそんな感想がでた。  ナツキ)「どうだ!おまえじゃまだまだ捕まえるなんてできっこないだろ!」  ハル)「な・・・まだこれからだろ!?」  ケーシィ)「用がないなら呼ばないでくれ、主」  オーキド)(やれやれ、またか・・・)「ほら、そんなことよりハル、はやく決めるんじゃ」  ハル)「あ、は、はいっ!」 慌ててボールの方を見る、と、その視界の中にあるものを見つけた。  ハル)「博士・・・あの子は・・・?」  オーキド)「ああ・・・あの子はな、おとといあたりにそこの海で倒れていたのを保護したんじゃが・・・なかなか誰にも懐かなくてな・・・どうしたもんかのう・・・」 研究所の隅っこ、テーブルの下にミニリュウがうずくまっていた。 ミニリュウは僕をじっと見つめている。  ハル)(・・・?なんだろう、この感じ・・・) なにか暖かい光に包まれ、しかしなにか冷たい光で覆われているような、不思議な感覚がした。  オーキド)「まぁでもそんな焦らなくてもいいじゃろう、ゆっくり馴れていけばい―」  ハル)「博士っ!!」  オーキド、ナツキ)「「!?」」 博士の言葉を遮ったことも気づかなかった。  オーキド)「・・・どうしたんじゃ?」  ナツキ)「・・・?」  ハル)「僕、この子にします」  オーキド)「!!・・・この子は誰にも懐かんぞ?なぜじゃ?」  ハル)「いや、よくわかんないんですけど・・・なにか、なにか不思議な感じがして・・・」 もうほかの萌えもんのことなど頭になかった、ただこの子にしようと決めていた。  ナツキ)「なにいってんだ?こいつ」  ケーシィ)「私に聞かれても困るぞ」  オーキド)「うむ・・・しかし・・・う~む・・・」 博士がぶつぶつなにかを言っている。 しゃがみこんで、ミニリュウを呼んでみた。  ハル)「おいで、怖くないよ」 一瞬、ビクッっと反応したが、しばらくすると、パタパタと近づいてきた。  オーキド)「!!」 ミニリュウは僕の隣まできて(といってもまだだいぶ離れている)、僕を見つめてきた。  オーキド)「すごいぞハル!!誰にも近づこうとせんかったのに!!そうじゃな!やっぱり自分で選んだのが一番じゃな!ミニリュウを頼むぞ!!」  ハル)「はい」 僕はしゃがんだまま、ミニリュウを見つめ続けていた。 ミニリュウも同じ様に僕を見つめていた。  オーキド)「よし!ふたりともパートナーができたわけじゃ!これから先の旅、苦しい事や辛い事もあるじゃろう、しかし、それを乗り越え―」  ナツキ)「ハル!!お互いパートナーができたんだから早速バトルだぜ!!」 二人の言葉はもう聞こえていなかった。 ただただ見つめていた。  ナツキ)「おい!聞いてるのかハ―、ってなんだよジーさん!?」  オーキド)「今のミニリュウじゃ無理じゃ、空気を読め、空気を。というかお前くらいワシの話を聞いてくれ」  ナツキ)「ジーさんだってKYだぜ?だれもジジィの話なんて興味ねーよ!俺はもう行くぜ!!あばよ、ジーさん!ハル!」  オーキド)「あ、おい!まてぇ!まつんじゃぁ!!・・・いってしまったか、まったくせっかちなんじゃから」(ていうかKYってなんじゃ?) 扉の閉まる音で我に返った。  ハル)「あれ?ナツキはもういっちゃったんですか?」  オーキド)「おお、ハル、おまえはこれからどうするんじゃ?」  ハル)「そうですね、もうすこしミニリュウとこの町にいようと思います。この状態じゃバトルとかもさせるわけには・・・」  オーキド)「そうか、そのほうがよいじゃろ。がんばるのじゃぞ、なにか困ったらいつでも呼んでくれ」  ハル)「はい!ありがとうございます!!」 後編へ続きます!!

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