3スレ>>887

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博士(以下博)「何処から話したらいいでしょうか」 オーキド博士(以下オ)「まずは、君は何者なんじゃ?」 博「そうですね、まずはある人物の話になります。」 オ「ある人物じゃと?」 博「はい、その人物はある研究をしていました、その研究がポケモン進化の研究者だったんです。」 博「その人物が私の祖父なんです。」 オ「じゃがそれだと、祖父と君の研究内容は違うようじゃが?」 オ「それに、進化の研究なら記録すら残っているはずじゃ、なのにそんな研究があった記録すらない。」 博「そうですね、研究内容は違うように見えて同じなんです。」 オ「同じじゃと、それは何故じゃ?」 博「順序を追って話しましょう、そして何故研究の記録が残ってない理由も……。」 博「祖父は進化の研究で進化の理由について調べてました、何故ポケモンが進化するのか、   進化の例が三つありますね、一つは成長による進化、二つは石による進化、三つは交換による進化」   祖父はその中で交換の進化に疑問を持っていました、交換の進化に関しては謎があるっと。」 オ「謎じゃと?」 博「ええ、交換の進化は自然で進化することは出来ないだそうです。」 助手男(以下助1)「それはありえない、現に野生で存在している」 助手女(以下助2)「ですよねー」 博「そうですね、私も最初はそう思ってました、記録を見るまでは。」 オ「何の記録じゃ?」 博「ポケモンの歴史にかんする記録です。」 オ「なんと、それは本当か」 博「私自身も、それが本当なのかは知りませんけど、その記録に載っていました、その内容が   交換で進化したポケモンが、交換する際に通信機を使い始めた後から確認され始めたことです。」 助2「うそぉ、だってそれって最近のことじゃない。」 助1「常に、世界のどこかで新種のポケモンが存在します。」 オ「そうじゃの、我々の知らない場所で常に新種が生まれているかもしれない」 博「とにかく、祖父は歴史を調べそれを元に研究して、そして他界しました。」 オ「ふむ、その人とは会ってみたかったのう、その後研究はどうなったんじゃ?」 博「ええ、他界した祖父の後を継いだのが私の父です。父は祖父の研究を世間に出したんです。」 博「個人の研究では限界を感じたのでしょう、協力者も現れたおかげで研究は順調に進みました。」 オ「世間に出ているはずなのに、記録が無いのは一体どうしてなんじゃ?」 博「それは、研究中に父は協力者たちにある発言をしたんです。」 博「その発言が原因ですべてが終わったんです。」 オ「どんな発言なんじゃ?」 博「ポケモンを人の姿にすること。」 オ「そんなバカな話があるか、そんなことできるはずが無い。」 博「そうでしょうね、当時の人達もそう思ってた、だから父はその詳しい内容を伝えたのです。」 博「その内容が、人為的に人にさせることなんです。」 オ「なんじゃと、それは命の冒涜じゃ。」 博「そうですね、だから父は協力者から狂言者と言われることになった。」 博「そのため、狂言者が持ち出した研究は狂言の証としてすべての記録を残さない事にしたんです。」 オ「だから記録が無いんじゃな、だが本当そんなことが可能だったのだろうか?」 博「オーキド博士……彼女を見てどう思いますか?」 ロコン(以下ロ)「?」 オ「うむ………だけど、もしそれが本当なら一体どんな形で………」 博「それは、進化の可能性です。」 オ「進化の可能性じゃと」 博「はい、前に言いましたね進化の例が三つあると、父は二つの進化方法の研究をしてたんです。」 博「それが石の進化と交換の進化、研究はあるていど解析出来てたんです。」 オ「それは、本当なのか?」 博「はい、まず石の進化なのですが、石には不思議な力があって、その力がポケモンに何かしらの   影響で進化するんです。」 博「次に交換の進化、これもまた交換する際の通信機での影響で進化すること、ただ通信での影響なのか   進化前の姿より少し面影が残っていても別の姿になるんです。」 博「父は、その二つの進化から何かしらの影響を与えれば人に進化すると考えたんでしょう、それを実現   させるために協力者の協力を得るためにそれを発言したと私は考えてます。」 オ「なるほどのう、それで君もまたその父の後を継いだのじゃな。」 博「私は………本当はその研究を継ぐつもりは無かった。」 オ「継ぐつもりが無かった?」 博「そうです、父が狂言者扱いさせられた以降、父は認めさせるために擬人化の研究に走りました。」 博「父は研究に夢中になり、研究がうまくいかないのを私や母にあたってました。」 博「それに耐えられなくなり母は私と父を置いて家を出て行きました。」 博「それのせいですね、父を憎み家庭が壊れる原因のその研究を憎みました。」 オ「憎んでいたはずなのに、何故?」 博「あるきっかけがあったんです。」 オ「きっかけ?」 博「はい、小さい頃に父から貰った卵があったんです。」 オ「卵じゃと、それは何の卵なんじゃ?」 博「ロコンです。」 博「当時の私は喜びましたよ母が家を出て行った後、一人ぼっちだった私に父がくれたんだと、   だけどそれは違っていた、父は研究で卵の状態から人にする実験をしたんです。」 博「分かったのは、卵が孵った時の父の言葉でした。」 オ「なんと言ったんじゃ?」 博「また、失敗かっとね、私はそれをきっかけに憎んでいた父から離れる事を決めました。」 博「そして、私はトレーナーになりましたロコンを相棒にして。」 博「父を離れて数年、ある時ロコンの様子がおかしくてセンターにも見てもらいましたが、手遅れだと…」 博「私にとってロコンはたった一人の家族でした、手遅れと言われた時、私はまた家族を失うと…」 博「どうしようもなかった私は、一つの可能性を、もともと人にするための実験で生まれたなら   人にすれば生きながらえるかもしれないっと、父の元に戻りました。」 博「戻ってみれば父は既に他界していました、祖父の研究と父の研究の資料を残してね」 博「戻った私は、ロコンを人にする為に手を尽くしましたよ、でも何も出来なかった。」 博「そんな時ですよ、彼らがやってきたんです。」 博「その者達は、父の研究に興味があり協力したいと、こんな研究に協力したい物好きが居るとは   思いもしなかったけど、私はロコンを助けられるならと、なりふり構わず契約しました。」 オ「そのロコンと言うのが彼女なのか?」 博「どうなのでしょう?」 オ「?…どうゆうことなんじゃ?」 博「確かに協力を得て擬人化の研究をして、私はやっとロコンを人することが出来ました。」 博「ですけど、人になったロコンは目を覚まさなかったんです。」 博「生きているのに、目を覚まさない、どうしてなのか分からないそこに一つの考えが出ました   人になった例が無い以上、目が覚めないのは何かの原因があると思い、同じ種族を擬人化しました。」 博「擬人化は成功、私はそれを萌えもんと付けて、眠っているロコンの場所に一緒にさせました   仲間が居れば目が覚めると思ってね。」 博「それまで私は、ロコンの目が覚めるのを待ちながら、彼らの協力もと萌えもんの研究をしていた時   一つの話が出てきました。」 オ「一つの話とは?」 博「萌えもんはポケモンの時の技は出せるのかっと」 博「私も研究者の血を引いてたみたいで、興味を持ってバトルをさせることになったんです。」 博「その時気づいていればよかったんだ、すべての萌えもんのロコンが起きていたことにね。」 オ「じゃが何故、君は気付かなかったんじゃ、すぐに気がつきそうなもんじゃが?」 博「そうですね、最初のバトルだったせいでも有りますけどその後のことです。」 博「その時のロコンはまったく技を出せませんでした、その時言われたんです。」 博「これは失敗ですね、それだとあの部屋にいるロコンは全部技が出せないことになる   もしそうなら、我々の協力はできなくなりますっとね、私は焦りました、それで気付けなかった」 博「そのうちにこの子一人になっていました、この子があの時のロコンなのかも分からないんです。」 オ「なるほどのう、じゃが技が出せなかったロコンはどうしたんじゃ?」 博「技が出せなかったロコンは、彼らから失敗作と呼ばれ、どこかに連れて行ったんです。」 博「そして、連れて行かれたロコン達は戻ってはきませんでした。」 オ「一体何処に連れて行かれたんじゃ?」 博「そうですね、失敗作と言われたロコン達は売られていたんです。」 助2「うそぉ」 博「本当です、どうやら彼らはとても貴重なポケモンってことで売ったり、どこかの金持ちに奴隷として   売ってたみたいなんです。彼らは私に教えずにね。」 助1「それなら、警察が動くはずだ。」 オ「無理じゃろうな」 助1「オーキド博士?」 オ「もし、警察が動いても、見た目は人じゃいくらでも逃げることが出来る。」 オ「君はそれを知っていた彼らに協力を得て研究していたんじゃ?」 博「最初は知りませんでしたよ、まだ実験してない者も居るから混ざると大変ですから別の部屋に移したとね   私はそれを信じていましたよ、この子からあの話を聞くまでは………」 オ「何の話なんじゃ?」 博「オーキド博士も聞いてると思いますよ、ポケモン強奪の手口の話を。」 助1「珍しいポケモンを使った強奪の話か」 博「そうです、私は実験室に居たためその内容はほとんどこの子に聞いただけです。」 博「そして、強奪されたポケモンの一部は私の擬人化の研究にまわされたんです。」 オ「何故じゃ、君の目的はすでに終わっておるのにそんなことをする必要があるのじゃ。」 博「私もバカでしたよ、父と同じように狂気にとらわれてたのかもしれません、この子が技を出した後   私の中であるものが浮かんできた、それが萌えもんの可能性だったんです。」 博「その中で、進化することが出来るのかの実験でこの子は出来なかったけど他の種族なら出来るのでは   と思い、彼らにその提案をしたんですよ。」 オ「そして君はそのポケモンたちを萌えもんにして、彼女の話を聞いて逃がしたと?」 博「そうです、話を聞いていくうちに疑問を抱いて、彼らに問いただしたら聞きましたよ   すべてを、そして言われましたよすでに私も共犯者だと。」 博「目が覚めましたよ、私がした研究も彼らにとっては、ただたんに自分たちの利益になることをだと知り、   罪をこれ以上作らないよう、私は萌えもんにしたこの子達を逃がすことにしたんです。」 オ「何故君も逃げなかったんじゃ、君が残っては、また同じことが」 博「私が逃げるわけには行かなかったんです。やらなければならないことがあるんです。」 オ「やらなければならないこと?」 博「祖父と父の残した研究と私がした研究の内容すべてをこの世から完全になくすことです。」 博「研究資料があればきっと、誰かがそれを使って萌えもんを作ると……そうなれば私の家族の罪は   増え続けると思ってね。」 オ「それなら、逃がす前にそれをすべきではなかったのか?」 博「もし彼らに気付かれたらそれこそ、この子が人質になります一度脅されましたからね」 オ「そうか………」 博「これで、すべてです。私をどうするかは知りませんけど罰を受けるなら快く受けます」 オ「君がしたことは分かった、だが君に罰を与えるの私ではない」 オ「彼女が君の罪なら、その罪と共に居ることが君の罰じゃ」 ロ「はかせ?」 博「ロコン」 すべてを話してくれた博士は、私を抱きしめてきた。 少し時間が流れて博士が私と離れた。 博「オーキド博士、一つお願いがあります。」 オ「何じゃ?」 博「もう少し、この子を預かってもらえませんか?」 ロ「え」 博士何を言っているの?もう終わったんじゃないの? オ「どうゆうつもりじゃ」 博「まだ終わってないんです。」 オ「終わってない?」 博「はい、確かに私が居た研究所の資料はすべて燃やしました、けどそこに居た団員や研究者には、   逃げられてしまいました。彼らがまだ持っている可能性があるんです。」 博「私は彼らを追ってここまで来て貴方たちに会いました、それに約束をしています。」 オ「約束とは?」 博「すべてが終わったら迎えに行くっとね、それまで預かってもらえませんか?」 オ「ちゃんと迎えに来るんじゃな?」 博「はい、貴方たちに預けていれば安心して、私は自分のすべき事を出来ます。」 ロ「どうして?」 博「ロコン?」 ロ「やっと会えたのに………またはかせは私を一人にするの?」 博「ロコン、まだ約束は終わってないんだ、だからもう少しだけ待ってくれ。」 博「それに、今君は一人じゃない彼らが居る」 ロ「はかせがいなきゃやだ」 助2「はいは~い、ロコンちゃんお姉さんにいい考えがあります。」 助1「突然何なんですか貴方は。」 助2「彼のすべき事を見届けるために私たちの誰かを一人同行させましょう、そうすれば    彼が何処に居て何をしていて何時迎えにこれるか、知ることが出来ます。」 助2「それに定期的に連絡して彼と話すことが出来ます、それなら待つことは出来ませんか?」 助1「いい提案ですけど、誰が同行するんですか?」 オ「わしは無理じゃな、研究もあるしのう」 助2「提案者の私が同行すればいいんですけどそれだと、ロコンちゃんの世話は誰がするの?    貴方にそれが出来るのかな?」 助1「うわ、消去法で僕なんですか、ひどい人達だ。」 オ「決まりじゃな」 助2「ロコンちゃん、待ってられる?」 博士と離れたくない、でも博士との約束……どうしたらいいの? 博「ロコン、待っていてくれるなら迎えに来たとき君のお願いを聞こう、それまで   彼らと待っていながら、お願いを考えておいてくれ。」 ロ「はかせ………わかった待ってるから絶対に約束守って」 博「ああ、守るよ絶対にね」 そう言って博士は私の頭を撫でてくれた、久しぶりの感触 こうして私は、また彼らと共に居た場所に戻っていく、 博士と再び別れる時に、私の中で何か不安なような物を残して 博士と再び別れて私はオーキド博士との生活に戻った。 生活中時々、博士の連絡とかあったけど、未だに私の中にある不安は消えなかった。 そんな日が続いた、ある雨の日 助2「ロコンちゃ~ん、博士たちから連絡を受けて、すべてが終わったから迎えに行くって、    今ハナダシティからお月見山を抜けるんだって、よかったね~」 助2「?…喜ばないの?」 喜びたい、だけど……不安が消えない 私は窓の外を見る雨が降っている、雨はいやなことしか起きないから 数時間がして、電話が鳴った。 オ「もしもし、オーキドじゃ」 オ「どうしたんじゃ、そんなに焦って………何じゃと見失ったじゃと、今何処に居るんじゃ?」 オ「うむ、わかったそっちに向かう」 助2「どうしたんですか?」 オ「彼が、お月見山のセンター前で居なくなったそうじゃ。」 助2「それってどうして……」 オ「それは分からん、だからロコンにはこのことは話すんじゃ……」 助2「ロコンちゃん何時からそこに……」 ロ「居なくなったって……はかせが?」 オ「大丈夫じゃロコン、すぐに見つかる……ってロコン何処に行くんじゃロコン」 私はもう聞いていられなかった、だって私の中にある不安が大きくなっている そしてその不安は何なのかやっと分かった……博士と別れて一人のときに感じていた物 喪失感……今私の中でそれが一番大きくなっていて、私は走っていた。 私はそれを求めるように叫びながら走る ロ「はかせ、はかせ、はかせ、はかせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

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