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「3スレ>>888」(2008/01/02 (水) 17:29:53) の最新版変更点
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「ふぅ、これで君のロコンは戦闘不能だ。俺の勝ちだぜ!」
「ロコンっ!大丈夫かい!?」
「うぅっ・・・なんとかだいじょうぶです・・・・・」
「悪いけど賞金はもらっていくよ?決まりだからな。」
「うん、わかってるよ。たいしたお金持ってないからあまりあげられないけど・・・・・はい、これ」
「確かに受け取ったぜ(って280円は少ねえよな・・・)」
「じゃあ僕はもう行くよ。ロコンをはやくセンターに連れて行かなくちゃいけないから・・・」
「おう。でもひとつ言っていいか?」
「何かな?」
「お前のロコン、弱くはないとは思うが萌えもんひとりしか連れてないっていうのはこの先危険だぞ?」
「・・・・・僕の旅の目的はリーグチャンピオンになることでもバッジを集めることでもないんだ。そもそも戦いたくなんてないしね。」
「そうなのか。まあ旅の目的がなんだかは知らないが金を取られるのはほどほどにな。」
「ご忠告ありがとう。じゃあこれで。」
「おう。」
わたしのマスターはわたし一人しか連れていない。
だから他のトレーナーと戦って負ける事だって少なくない。
さっきだってわたしのせいでまた負けてしまった・・・
わたしの力が足りないからいつもマスターを勝たせることが出来ない・・・
出来ることなら生まれ変わって強くなりたい。
強くなって勝負に勝ってマスターを喜ばせたい。
だからわたしは強くなりたい!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
「・・・・コン?・・・・・ロコン?」
「・・・ここは?」
「萌えもんセンターの部屋の中だよ。」
「今は何時ですか?」
「うん。夜の7時くらいだね。」
勝負に負けたのは朝だったからわたしは結構眠っていたらしい。
「で、ロコン?君はそんなに強くなりたいのかい?」
「・・・・・・・・ええっ?何でですか!?」
「・・・寝言で言ってるの聞いちゃったんだ。ごめんね?」
「い、いえ・・・・べ、別にいいですけど・・・」
わたしは眠っていただけでなく寝言も言っていたらしい。
しかもそれをマスターに聞かれただなんてとても恥ずかしい。
でもマスターはとても真剣で・・・
「・・・・強くなりたい?」
「・・・・強くなりたいですよ。いつもわたしのせいでマスターは負けているんですから・・・・」
「ごめんねロコン。そんなに深く考えていたなんて・・・」
「そんなこと・・・・」
「わかったよ、ロコン。じゃあ街に出よう?連れて行きたいところがあるんだ。」
「えっ・・・あっ、はい。」
強くなりたいと言ったわたしをどこかに連れて行こうとするマスター。
ここタマムシシティは夜になってさらに賑わいを増している。
そんな中マスターはおもむろにタマムシシティの顔とも言えるタマムシデパートに入っていく。
----------あれ?マスターお金ないんじゃ・・・-----------
自分が強くなるということよりもそっちのほうが気になっているうちにマスターは目的を果たしたらしく
「さあ、行こう?」
などといってさっさとデパートを後にしてしまいました。
そして場所は広場に移って・・・・
「マスター?いったい何を買ったんですか?・・・お金あったんですか?」
「お金になりそうなものは片っ端から売ったよ。はい、これ。」
「これは・・・・石?なんだかあったかいです・・・」
「それは炎の石といってね、ロコンを強くすることができる石なんだ。」
「・・・・・この石を使えば進化が出来るんですね?」
「そうだよ。この石を使えば君はキュウコンに進化できる。強くなることが出来るんだ。」
「・・・今すぐ進化したいです。強くなってマスターの役に立ちたい・・・!」
「・・・でも急がないでロコン。よく考えてほしいんだ。」
「何をですか?」
「進化すると君は君じゃなくなるかもしれない。他の萌えもんは成長の過程で進化が起こるけど、ロコンの場合は石を媒介にして進化しなければならない。」
「どういうことですか?」
「他の萌えもんより進化における要素が不安定なんだ。だから逆に進化によって君を苦しめてしまうかもしれない。だから・・・考えてほしいんだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「その石を使わせてください・・・!」
「ロコン・・・」
「危険があったっていい・・・進化させてください。」
「・・・わかった。それでいいんだね?」
「はい・・・!」
「・・・じゃあこの石を持って念じるんだ。強くなるようにと。」
「わかりました。」
そうしてわたしは炎の石を手に取った。
そしてマスターの言ったとおりに念じた。強くなるようにと。
わたしが願えば願うほど炎の石は光り輝き、石からあふれ出した光はわたしを暖かくそしてやさしく包み込んでいった。
マスターが心配していたことなど何もなく、まばゆい光の中、わたしはゆるやかだけど確かに感じる力に身をゆだねた。
おそらくそんなに時間は経っていないのだろうが私にはとても長く感じた。
私の周りを取り巻いていた暖かなオーラも徐々に収束して私の身体に収まっている。
なんだか進化する前より気分的に落ち着いた気がする。
後は目を開けるだけ。マスターは一体どんな顔で私を迎えてくれるだろうか?
完全に落ち着いて目を開けてみる。
マスターは・・・・・・・・涙を流している?どうして?
「マスター?私ちゃんと進化できましたよ?なのに・・・何で泣いているんですか・・・?」
私が進化したのにマスターは泣いていた。なんで?と思ったがそんな心配は杞憂に終わった。
「・・・・・君が苦しむことなく、ちゃんと進化することが出来てうれしかったから・・・・・」
と、マスターは泣きながらも私に笑顔をくれた。
少し経って落ち着いた後、マスターが言った。
「進化してよかった?」
「はい。よかったです。見た目も変わって生まれ変わった感じですね。(身体も大きくなってマスターに少し近づけた気もしますし・・・)」
「生まれ変わった・・・・・じゃあ今日は新しく生まれ変わった君の誕生日だね。」
「えっ・・・・」
「そんな君に誕生日のプレゼントをあげようと思うんだ。さすがにもうお金がないから物ってわけにはいかないけどね。」
「・・・?」
「君に名前をつけたいと思うんだ。どうかな?」
「・・・・・私に名前なんてなんだかもったいないです・・今まで通りロコン、あっ、キュウコンでいいですよマスター」
「いやなの?だったら言ってくれれば・・・」
「あっ・・・いやってわけじゃなくて・・・その・・・」
「じゃあこれからは”クオン”って呼んでいいかな?」
「・・・”クオン”ですか?」
「うん、”クオン”。・・気に入ってもらえたかな・・・?」
「気に入りましたよ。マスターが考えてくれた名前ですから・・・・。”クオン”・・・いい響きですね。でも”クオン”って何か意味があってつけてくれたんですか?」
「そうだよ。」
「ではどんな意味が込められてるんですか?」
「”久遠”っていう言葉にはね”永遠”って意味があるんだよ。」
「・・・・・・・」
「クオン、こんな僕だけど僕は君と一緒にこれからもずっと旅をしていきたいんだ・・・」
「マスター・・・・!」
「だめかな・・・・・?」
今度は私が泣く番だった
「・・・だめだなんて、そんなことあるはずない!こんなにいい名前つけてくれて、いつも優しいマスターから離れるなんて考えられない・・・・!」
そういって私はマスターに抱きついた。
そんな私をマスターは「ありがとう・・・・」と言って抱きしめてくれた。
「私、マスターに、ずっと、ずうっと、ついていきますから・・・・・」
そう・・・・・・・・永遠に・・・・・・・・
-------------反省的なもの------------
どうも俺ことレオです。あつかましいですがあとがきを書かせてください。
まず前回、初書き込みでコテをつけ調子に乗ってえらそうなことをレスしたくせにたいしたことのない作品を投下したことをお詫びさせてください。(かといって今回もダメダメだとおもいますが・・・orz)
あの空気の中(といっても1~2日後でしたけど)投下するのは少し勇気が要りましたが、思い返してみると俺のような奴が投下というのは空気が読めてない感があったと思います。すみませんでした。
今回はN○Kの行く○来る○を見ていて「久遠」というワードがふと浮かんできていそいで書いたものです。
ちなみに書いているときのBGMはFF10-2の音楽でした。
グダグダ感でまくりですが大目に見てくださいm(_ _)m
誤字脱字があればそれも大目にm(ry
つうかなにかいてんだろwwどうやら頭がだいぶやられているようですwwww
最後の最後までお目汚し失礼いたしました。