3スレ>>974

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前編のあらすじ なんかホウオウを取り返すために三犬VS三鳥という構図になった。 きっとそんな感じ…。 スイクンが剣を抜き、エンテイが腰から手裏剣を取り、ライコウが構えを見せる。 対して対する三鳥は…。 「いい、私が指揮を執るわ。」 と言うフリーザーに対し 「何を言う、おぬしでは無理じゃ、我が指揮を執る。」 とファイヤーが反論し 「指揮は無口でクールな者が執る。」 とちゃっかり発言しているサンダー。 ぎゃあぎゃあと騒いでいた…。 「では、参る!!」 試合はスイクンの先制攻撃で始まった。 大きな剣でフリーザーに突進するがフリーザーは翼を鋼のように硬くしそれを打ち返す。 ギイイッンと甲高い金属音が鳴る。 瞬間、二人の距離が開いた一瞬を狙ってエンテイが手裏剣を数本高速で投げつける。 が、その手裏剣はフリーザーに届く前に炎の壁によってすべて燃え尽きる。 「その程度の攻撃では我の炎は突破できぬぞ?」 「それはどうでござろう?まだ拙者には色んな手があるでござるよ。っツ」 瞬間、エンテイが横にそれると同時に雷が地面に落ちる。 「外した…。」 「雷は威力が高いが精度低いアル。  当てるならこう言うものを当てるアルよ。」 そう言っていつの間にかサンダーの後ろに回りこんでいたライコウは掌に雷を乗せサンダーにぶち当てた。 …はずだった。 サンダーは距離を少し置いたところにいた。 「なるほど、影分身アルか…。」 ライコウは瞬時に身を翻し、スイクンの元へ駆け寄る。それはエンテイも同じ。 「思ったよりやりますね。  ですがこれはどうですか?」 そう言うとスイクンは剣を振り回し始めた。 そして次々と現われるシャボン玉。 ライコウとエンテイはそのシャボン玉に手を触れているだけだ…。 そうして作られ終わったシャボン玉は数十。 「いけ!」 そうスイクンが剣を振るとまるで意思を持つかのようにシャボン玉が三鳥に向かって飛んでいく。 「ふん、このようなシャボン玉ごとき、我の敵ではないわ。」 そう言って炎の翼でシャボン玉を叩き割ろうとして…。 そのシャボン玉に触れた瞬間。 爆発を引き起こした。 「なっ!」 思わず俺は驚いてしまった。 あんなに小さなシャボン玉なのに『自爆』と同じぐらいの爆発だったからだ。 「あうぅ。三人とも本気ですよぅ。」 涙目になりながらホウオウがオロオロしている。 あまりに可愛くてちょっぴり抱きしめそうになったのは内緒だ。 「ホウオウはあのシャボン玉の原理がわかるのか?」 俺はきっと正体を知っているであろうホウオウに尋ねてみた。 「はぃー。あれはスイクンちゃん達の合成技なんですよぅ。」 合成技とな? そんなものが使えるのですかあの三匹は…。 ホウオウはコホンと息をしてから真面目な口調で 「まず、スイクンちゃんがバブル光線でシャボン玉を作ります。  続いてライコウちゃんがシャボン玉内に入っている水を電気により分解、水素と酸素にします。  最後にエンテイちゃんが火種をシャボンにくくり付けてやれば、何かにぶつかる事により火種がシャボン玉内部に着火。  水素爆発が起こる仕掛けなんでひゅっ。」 「んーーーーーんーーーー。」 ああぁ、また舌噛んだな。あんなに長い言葉を一気に言うから…。 にしてもそんなものを作れるなんて流石伝説と言われることだけはある…。 だが次々とシャボン玉が作られていくこの中で三鳥の勝ち目があるのだろうかと彼女達のほうを向くと…。 「ダーリンに弱いって幻滅させられるのも嫌だし、そろそろ本気で行くわよ。」 「あのようなシャボン玉如きで我を落とせぬぞ。もっと規模の大きいものをもってこい。」 「勝つ。」 戦意が失われるどころか満ち溢れておりました。 「さて行くわよ。」 そう言ってフリーザーが羽を広げる。 瞬間、辺りが急に冷え始め、雪がちらつき出した。 『吹雪』 まさしくそう呼ぶに相応しいほどの雪が吹き荒れる。 スイクンが繰り出すシャボン玉はすぐさま凍りつき地面に落ちていく。 「くっ、だがこの程度の吹雪で私を倒せると思うな。」 そう言い、剣を抜き切りかかろうとするが…。 「なっ!?」 スイクン達の足元はすでに凍結されていた。 「甘いわね。  あんた達のすばやさは封じさせてもらったわ。  『吹雪』と一緒に繰り出した『凍える風』でね。」 すぐさま、凍った足元を溶かしたエンテイがフリーザー目掛けて走り…出すことはなかった…。 「これは…。  電気の檻でござるか…。」 そうエンテイの回りには電気で出来た檻があった。 その檻を作った張本人は 「電気はばれにくい。」 そう告げると上空へ飛び立った。 よく見れば残りのフリーザーとファイヤーも上空に飛び立っている。 「光栄に思え!我ら三鳥最大の『ゴットバード(神の鳥)』を受けれることを!」 ファイヤーがそう言うと同時に三鳥は三犬に向かって急降下を始める。 三色に輝く三鳥はまるで神の鳥であった。 威力は計り知れない。 そう思った俺は…。 「やめろーーーー!!!!」 力の限り叫んでいた。 すると三鳥は急停止し 「なによー、ダーリン。  今いいとこなんだから邪魔しないで。」 「我の邪魔をするな!」 「途中で止めるのはよくない。」 と次々に文句を言ってきました。 でもここで引く訳にはいかない。 「だって、あんなの当たったら痛いどころじゃすまないだろ?」 … あれ?俺なんか間違ったこと言ったか? なんかヤレヤレとか呆れられてるし…。 「まぁそこがダーリンのいい所なんだけどねぇ…。」 そう言うフリーザーも呆れ顔だ。 見ればホウオウもうんうん頷いている。 なんかホウオウに頷かれるのは癪だな…。 するといつの間にか氷が溶けたのかスイクン達三犬がこちらへ近づいてきた。 「なによ。まだやる気?」 フリーザーはやけに好戦的に三犬を睨み付ける。 しかし 彼女らは俺の前に跪くと 「あなたの実力しかと見せていただきました。  我々をも凌ぐ伝説の三鳥を操る力。  そして何よりその優しき心、これに我が主ホウオウ様も心を打たれたのでしょう。  我ら三犬、これよりあなたの剣となりましょう。」 そして、俺の腰にあった殻のボールに触れ三匹とも中へ吸い込まれていった。 「わぁー。これでスイクンちゃん達も一緒ですねぇ~。」 天然オーラ全開のホウオウを前に ボール投げてないんだけど…orz と凹む俺であった…。 後日 フリーザーになんであそこまで三犬達と対立したのか聞いてみた。 すると 「なんか似てるじゃない。三犬と三鳥って。  被るのは嫌なのよ。」 そんなことをおっしゃってました。

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