4スレ>>64

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ガツガツガツ…… 「お前なぁ、もうちょっと落ち着いて食べれないのか?」 「ふぇ? なんふぁいっふぁ?」 「口の中にモノ入れながら喋るなっ!」 もぐもぐもぐ……ごっくん 「ぷぱぁ、別にエエやないかぁ~。」 「あのなぁ、女の子だろ? もっと品をよくしないと……」 「え~~めんどいから嫌や。」 食べ物で散乱した机の向かい側で腹をポンポンと叩くのは髪の毛が赤と青に染まった萌えもん、アリゲイツだ。 つい最近ワニノコから進化したのだが…… 「……にしても、ようけ食ったなぁ。」 進化してから大食いになったのだ。 育ち盛りだからだろうか? それとも別の理由があるのだろうか? 「食ったのはいいけど、食っちゃ寝食っちゃ寝してると太るぞ?」 「ん? そこらへんは運動するから大丈夫やで。」 「へぇ、例えばどんな?」 「顎を上下に動かす。」 「…はぁ、後で骨っ子あげるからそれでも噛んどけ。」 「そんなん噛み応えあらへんねん。」 「じゃあ、何を噛むんだ。」 「メタルコートガム。 息りふれーっしゅ!」 「……で、他には?」 「波に乗ってブイブイ言わす。」 「暴走族じゃあるまいし……」 「どけどけ~! どけどけ~! ひき殺されてぇのかバカ野郎コノヤロウてめぇ~!」 「ひき殺されてぇのかバカ野郎……って轢き殺すのかよ。」 「海では波に飲まれることを轢かれるっていうんやで?」 「初耳だな。 ところで、アリゲイツは海水は大丈夫なのか?」 「……え~っとやなぁ、急流に乗ってブイブイ……」 「それは最早川流れだろ……で、他には?」 「せやな、夜のマラソン。ご主人といっしょに……」 「アウトアウト!! というかまだお前子供だろっ!!」 「子供やないで! ほらっ!」 「あーもう! 服をたくし上げようとするな!! で、他にはないのか?」 「後はバトルやな。」 「まぁ、一番効率がいいのはバトルだよな。」 「朝も昼もバトルして勝ち続け、夜のバトルにも勝って成長して、」 「……突っ込まんぞ、もう。」 「んで、さらに進化してご主人を斬って、殴って、嬲って、刺して、晒して、垂らすんや。」 「……ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー……」 アリゲイツに進化したことで色々変わった気がするのは俺だけだろうか…… ワニノコの時はもっと可愛かったのに…… ……いや、イタズラで俺のズボン降ろしまくってたな…… 「なぁ、食べたりんのやけどぉ~」 「我慢してくれ、食費も半端じゃないんだ。」 「ご主人のドケチ~!」 「…何とでも言え、ほら、顔にご飯粒が…ほれ。」 カプッ 「だーっ!! 俺の手まで噛むな!!! 痛い痛い!!」 「んぐんぐ……ごひゅじんのへ、おひしひ♪」 「離せっ!! おい、舐めんな!!!」 「……ぷはぁ、しゃあないなぁ……」 「全く……」 「でもこれって僕の愛やで~」 「いい加減にしろ。 って突っ込みを入れた手を噛むなぁっ!!!」
前回(?)までのあらすじ 三犬ゲト。 これでいーと思う。 三犬達をゲットして、最近借りたマンション(タマムシシティ)に帰って一息ついていたら…。 「そう言えばホウオウ様。」 ふと何かを思い出したかのようにスイクンがホウオウに声をかける。 ホウオウは天然α波がたっぷりこもったような声で「なぁに~。」と聞き返す。 「年始になったらルギア様を起こしに行くのではなかったのですか?」 …・・・・・・ ぽん。 「ぁ~。すっかり忘れてたぁ~。」 あまりの天然に思わずこけてしまいそうになるのを耐えつつ尋ねる。 「そのルギアって言うのは?」 「ルギア様はホウオウ様の妹でござるよ。」 エンテイが俺の質問に答えてくれる。ん?妹? 「ルギアちゃんはねぇ。すごいおねぼーさんなんだよ~。」 想像してみる。 ホウオウが天然っ娘なのできっとルギアもそうなのだろう。 んでよく寝てると きっとホウオウ抱き枕とかあるんじゃないかな? 「ルギア様に関してはそれでほとんどあってるアルよ。」 俺の心の中を読んだかのようにライコウが答える。 「と言うかダーリン。声に出てたわよ。」 いかん。つい思っていたことが口に出ていたらしい。 「じゃあ~。皆でルギアちゃん起しに行こうよ~。」 とホウオウが言って次の行き先が決定した……。 そんなやり取りがあったのはつい数時間前。 俺達はルギアが眠っている、ベッド(?)らしきものの前に来ていた…。 ここに来るまで色んな罠とかあったんだが、まぁ内部のことを事細かに知っている三犬がいたから問題なかったぜ。 と言うか一番わかっているべきホウオウが 「どーやってルギアちゃんのところまで行くんでしたっけー?」 って言うのはどうかと思った…。 んで 「ほら~。ルギアちゃん起きる~。」 「むにゅ、あと五分~。」 すげーありがちな寝言まで言ってますよ。 「うーん。起きませんよー。」 あっさり諦めて戻ってくるホウオウ。 仕方がない。 「ちょっと乱暴だけど…。」 そう言ってルギアの枕元まで近づいて ポケットからある物を取り出し。 ルギアの耳元で 俺は笛を大きな音で吹いた。 ピィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!! 瞬間 「うきゃぁぁぁぁ。」 悲鳴を上げてお姫様が起床なされた。 「ぁ、ルギアちゃんおはよー。」 能天気に挨拶をするホウオウ。 と言うか良く無事だな。 他のメンツはまだ今の音で固まってるって言うのに…。 「ぁ~ホウオウお姉ちゃん~♪」 なにやら子が親に甘えるようにホウオウに抱きつくルギア。 「えへへ~。ぁ、お姉ちゃんあけましておめでとうー♪」 ホウオウの胸の谷間に顔を埋めていたルギアだが、思い出したかのように新年の挨拶を行う。 もちろん皆も 「うん♪あけましておめでとうルギアちゃん。今年もよろしくね。」 「あけましておめでとうございますルギア様。本年もよろしくお願いいたします。」 「あけましておめでとうでござるよ。」 「あけおめアルよ~。」 なんていうもんだから。 「はじめましてだけどあけましておめでとう。」 なんて言っちゃったじゃないか。 そうしたらこの娘は 「ぁ、はじめましてぇ~、あけましておめでとうですぅ~。」 なんて挨拶してくれました。 もうどこまでもホウオウの妹君ですね。 「それでぇ~。お姉ちゃんこのお兄さんだぁれ?」 「この人は私のマスターさんですよ。」 するとなにやらルギアは目を輝かせて 「え!お姉ちゃんを捕まえたんですか!?  すごいですぅ~。」 やはりホウオウはすごいんだな。 普段はドジな巫女さんにしか見えないのだが…。 なんて思っていると 「じゃあ、ルギアも一緒に行きますー。」 なんて元気よく言ってくれた。 すると 「はい、ルギアちゃん。この中に入ってね。」 そう言ってルギアに萌えモンボールを手渡すホウオウ。 瞬間、中に吸い込まれるルギア。 やったーるぎあをつかまえたぞー。 …orz また俺ボール投げてないし

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