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「4スレ>>115」(2008/01/15 (火) 21:45:35) の最新版変更点
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※注意、今回はダイヤモンド・パールのネタが非常に多く混ざっています。
知らない人にもわかるように書いているつもりですがネタバレなどが嫌な方はご遠慮ください。
ピーンポーン♪
陽気な昼下がり、コタツに入って皆でカルタをやっていた俺は不意に訪れた訪問に反応する。
「ん?なんだ。」
面倒くさそうにコタツから立ち上がり、札を読む役をフリーザーに任せドアを開ける。
「ちわー、毎度どうもキャモメ便です。」
ドアを開くといたのは一匹のキャモメだ。
荷物をくちばしに加えて飛ぶのをイメージして作られたと言うロゴをプリントされた服を着ている。
全国の荷物をどこへでも届けると言うのが売りのキャモメ便のキャモメだった。
俺は荷物を受け取り、判子を押した。
「確かにお渡しいたしました。またのご利用お待ちしております。」
そう言うとキャモメはさっさと飛び立ってしまった。
俺はドアを閉めると宅急便の送り主の名を見て
「ゲッ、親父…。」
と思わず呟いてしまった。
すると
「え?なになに?ダーリンのお義父さんから?」
などとカルタをやっていた萌えモンたちがいっせいに俺に詰め寄ってきた。
「ねぇねぇ?ダーリンのお義父さんってどんな人?」
興味津々といった様子でフリーザーがたずねてくる。
後ろに控えたほかの面子も教えろとばかりにこちらを見ている。
フリーザーの発音に違和感を覚えるが聞かれたので答えることにした。
「親父?シンオウ地方のペンションでオーナーやってるよ。
見た目は結構若いけど実際結構な年齢なはずだな。」
と簡単に親父の説明をする。
説明をしながら宅急便の箱を開ける。
「んで親父は何を送ってきたんだ?」
中から出てきたのはいくつかのヘルメットと小さな袋、それにカナヅチやゴーグルのようなものが入っていた。
「なんだコイツは…?
ふむ、なになに『たんけんセット』だと。」
一緒に同封されていた手紙に目を通し、ざっと使い方などを見ておく。
「それでダーリンそれは何するもの?」
「あぁ、これを使えば化石や鉱石なんかを掘ることが出来るんだ。
もっともそう言う場所で使わなきゃ意味はないけどな。」
すると幼年組(ぴかちゅう・ろこん・みにりゅう)は
「「「やりたい~!!!」」」
と目を輝かせた。
「じゃあ、皆でやりに行くか。」
こうして皆でオツキミ山へ化石を掘りに行くこととなった…。
「こう言うところではカナヅチを使わないで細かくこうやって削るんだ。
あと、こう言うところでは罠があるから気をつけるように。」
俺はそれぞれの萌えモンに『たんけんセット』の使い方をレクチャーする。
もちろん地下通路に時々ある罠の注意も忘れない。
とは言っても俺も説明書の通りに喋っただけだが…。
一通りレクチャーが終わると各自が各々の場所で発掘を開始した。
さて一応マスターなわけだから全員の様子を見に行くとしますか…。
幼年組+1(ぴかちゅう・ろこん・みにりゅう+ラプラス)
「む~、なかなかうまく出来ないです…。」
「ぁー土砂に埋まっちゃったよー。」
「やっと取れた~、ってこれは石じゃないですかー。」
なにやら前途多難なようだ。
助けてやるべきかと思ったら
「ほら、そこはこうやるのよ。
ぴかちゅうはかなづちを使いすぎね。
ろこんはもうちょっと大胆にやったほうがいいわ。
みにりゅうは鉱石のサンプルと比較しながら掘ってみなさい。」
優しくラプラスがアドバイスをしていた。
しかもかなり的確に…。
俺はこの場をラプラスに任せ、他のグループの場所へ移動した。
伝説の三鳥(フリーザー、ファイヤー・サンダー)
「ぁーちょっと、ここは私が掘るの!
化石を見つけてダーリンにプレゼントするんだから。」
「何を言う、この場所は我が最初に陣取ったのだ。
だからこの場所で掘る権限は我にある。」
「(小声で)二人とも邪魔。」
なにやらこちらは先ほどと違って揉め事の最中のようだ。
どこでだれが掘るかで揉めているらしい…。
「おーい、お前ら。
そこ以外にもポイントはいくつもあるんだ。
あんま喧嘩すんなー。」
すると
「あら、ダーリン。
私達は喧嘩なんかしないわよねー♪」
「うむ、我らは仲がいいと萌えモンの中では評判なのだぞ。」
「仲良し。」
なんか肩まで組んで仲のよさをアピールしてきた。
「まぁいいけどな。
怪我だけはすんなよ。」
俺はそういい残して次のグループを見に行くことにした。
ジョウト伝説組(ホウオウ・ルギア・三犬)
「あぁ、ホウオウ様、そちらは罠があるかもしれませんので気をつけてくだ」
カチッ
「やぁ~、なにぃ、この泡ー。
うー、服がびしょぬれだよぅ~。」
スイクンが注意しようとした時にはすでにホウオウがバブルトラップに引っかかってたり
「やー、すごーい。
この床すべるーーー♪」
移動トラップを楽しそうに踏むルギアを
「ルギア様、待つでござるよー。」
「ルギア様、待つアルよー。」
エンテイとライコウが必死に追いかけてた。
もはや化石堀どころじゃないなと思いつつ、次のグループの様子を見に行くことにした。
ホウエン伝説組(グラードン・カイオーガ・レックウザ)
「グラードンこんなところで何やってるんだ?」
なにやら床を踏みつけるようにして歩いていたグラードンに俺は声をかけた。
「ん、ああ、こうやって罠を破壊してるんだぜっと」
そう言うグラードンが踏みつけた先には二つに折れたトラップがあった。
「さっき、ルギアがやってきてよー。
トラップのせいでレックウザ姉にそのまま突っ込みやがったからな。
二度目が怒らないようにこーやってるんだよ。
それに俺はあーゆー細かい作業苦手だしよ、こうやってトラップ壊しているほうが性に合うんだよ。」
そういいながらグラードンは次々とトラップを破壊していく。
♀なのに男らしくて逞しいと思ったのは内緒だ。
対してカイオーガとレックウザは真剣に発掘作業をしている
「見てください、お姉さま。
ほら、コレ『水の石』ですよ。」
ぉ、『水の石』なんてめずらしい。
カイオーガは才能があるのか?
なんて思っていると
「偉いわ、カイオーガ。
その調子でもっと見つけて頂戴。」
そう言ってカイオーガの頭を撫でるレックウザ。
その脇には彼女自身が掘リ出したであろう物が山のように積まれていた。
青玉・赤玉・緑玉・雷の石・貝の化石…etc
カイオーガと二人で掘ったとはいえここまでとは…。
どんな風に掘るのか興味があった俺は、しばらくレックウザとカイオーガの採掘を眺めていた…。
「大量だな。」
そう言って地下通路から俺達は出てきた。
袋には今日の戦利品である化石やアイテムがたくさん詰まっていた。
「ねーダーリン、これどうするの?」
フリーザーが今日発掘したものの使い道を聞いてくる。
「あぁ、グレンタウンで化石は萌えモンに復活できるらしいからそれをしようと思う。」
「じゃあ、次の目的地はグレンね。そのときはまた私の背中に乗せてあげる。」
そんな会話をしながら、俺達はまだ見ぬ、化石萌えモンにわくわくしながら帰路に着いた。