4スレ>>276

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「ふぅ。この辺の萌えもんのデータは大体取れたかな」 萌えもん図鑑を見て、確認する。 「あら、もう終わったの?」 「うん。まだわかんないけど…一回休憩かな」 「じゃあ向こうの川で泳いでこようかしら」 「べつにかまわないよ。行っておいで、カメックス」 「なにいってんのよ。マスターも来るの!」 「ええ~。しょうがな…『いやああああああああああ!!』」 「今のって…」 「カメックス、一回ボールに戻って!ピジョット!飛んで!」 悲鳴が聞こえたのは……西側か! 「西側に急いで!」 「わかってるよ!」 「これは……」 「うっ…ひどいことするね…」 そこにいたのはザングースが2人。 どっちもひどく血がでている。 「…!マスター!この子達まだ生きてる!」 「何だって?!でもここからだと…いやまずは止血だ!ピジョット、カメックス手伝って!」 「わかってるわよ!」「これ使っていいかい?」 止血したあとその2人をボールにいれて、萌えもんセンターまで飛ぶ。 その後の治療でなんとか助かったけど、かなりぎりぎりだったらしい。 2人が倒れてるのを見かけてから2日後のこと… 「う…ここは…?」 「あ、気がついたみたいだね」 「あれ…俺…生きて…る…」 「うん。ちゃんと生きてるよ。そっちの小さい娘も」 「チビも無事だったのか…。よかった…」 「君らが無事でよかったよ。とりあえず…」 「そうだ!あいつがいねえ!おいあんた!もう1人は!?もう1人ザングースが居ただろう!?」 「ちょっと落ち着いて。僕が来たときには君ら2人しか居なかったよ」 「な…!そんなはずはねぇ!俺たちは3人だったんだ!あいつだけ居なかったなんてことあるわけ…」 ばしゃん!とザングースの顔に水がかかる。 「男のくせにだらしないわねぇ。少し頭を冷やしなさい」 「カメックス。相手は怪我人だからね?とりあえず、そのときの状況を教えてくれないかな?」 ザングースはそのときの様子を事細かに説明した。 説明してる間に落ち着きを取り戻したのか、最初は怒鳴っていたのが落ち着いてきたようだ。 「なるほど…。じゃあ君はそいつに連れてかれたと思ってるんだね?」 「そうじゃなきゃほかに何があるんだよ」 「う~ん。情けをかけてもらって助かった…とか?」 「それこそないだろ。あいつは確実に殺す目をしてたぜ」 「そうなのかい?」 「絶対そうだ」 「だったら僕たちと一緒にこないかい?」 「は?なにいってんだ?」 「さっき言いそびれたけど君ら2人とも僕が捕まえたことになってるんだよね」 「な!?そんなこと聞いてないぞ!?」 「しょうがないじゃない。マスターが言おうとしたらあんたが怒鳴ってたんだから」 「ぐ…。そういうことなら仕方ないか…」 「どうする?僕たちとくるかい?それとももと居たところに帰るかい?」 「…あたしは行きます」 「チビ!?起きてたのか?」 「あれだけうるさかったら起きますよぅ」 うんうんとうなずくカメックス。君もさわがしかったよ? 「しょうがねえ。チビを1人にするのもかわいそうだからな、ついてってやるよ。ただし…」 「うん。ちゃんともう1人のザングースをさがすよ。これからよろしくね。 「ああ、こっちこそな」 「ところでさ」 「どうしたんだい。カメックス」 「『どうする?』ってやつ。もしかして…」 「だれかさんのがうつったみたいだね。彼は元気かな…」 「元気なんじゃない?カラカラたちもさ」 「うん。そうだといいね」  ~後書き~ ザングースの兄さんたちがかわいそう過ぎて思わず書いた。 途中、今までになく読みづらいと思うんだorz 次は見やすいようにしようと思う。 じゃあ、今回はこれで~

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