5スレ>>60

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今日は日曜日、学校も休みだし部活もない。 そして今日の僕は予定が無いので意識がないはずだけどたっぷり寝てしまおうと思う。 11時くらいまではのんびり寝ちゃおう・・・家事はそれからでいいや・・・。 あたしからの電話だぞ、3コール以内にさっさと出ろ!♪ 「うわっ!!サンダー!?・・・なんだ携帯か・・・Zzz・・・。」 ちなみにこれは着信音・・・誰からかかってくるかで変えてあるんだ。 サンダーはよく僕に電話するから変えてある、でも家以外じゃマナーははずせないなあ・・・。 ふぁ・・・眠いよ・・・ごめんよサンダー・・・むにゃ・・・。 このあたしからの電話を無視するとは、家事してようが勉強してようがトイレでも出ろって言ってんのにな。 しかも3分待ってもメールさえ来ない。いつもならあわててごめんなさいのメールか電話が帰ってくる。 また日曜日だからってグッスリ寝てるんだな、あたしは今日暇だしまた叩き起こして遊ぶか! こうしてるとあたしって結構、いやかなり外道だ。おとなしい奴も寝起きでは本当に怒ったりすっからね。 さて、ひとっとびでランターンの家にまで着いたし、こいつん家のカギは持ってるから・・・。 カチャッ。 遠い場所にいる親からの仕送りを受けての生活をしているランターン。 昔は父と母がいたんだけど今は二人とも遠い場所で働いてる。 あたしの家も同じようなもんか。 広い家で、綺麗好きで家事ができるランターンによって使わない部屋とかもしっかり掃除されてる。 前まではどっか殺風景で、生活っていうか、萌えもんっ気がちっとも無かったんだよね。 だからあたしが観葉植物を置くように言ったけど、あんまり変化はない。 でもランターンも律儀な男だよ、あたしがかってあげた観葉植物を大切にしてるんだ。 名前も付けてた気がするな、チャーリーだったかな? まぁ、さっさとランターンの部屋にいって起こしちまおっと。 ガチャッ。 「Zzz・・・Zzz・・・風に~・・・さらわれ~・・・とけた~~・・・Zzz」 寝言ならず寝歌を歌ってるよこいつ、そんでもってニヤけながら幸せそうに寝てる。 夜寝るときは眩しいからランタンにはお手製の布カバー(遮光生地)をかぶせてある。 ちょっとかわいいかもしれないな、フフフ・・・。 「おい、さっさと起きな!」 バァン バヂヂヂヂッ 「ひぇあ!?」 「ほらほら、起きないとどんどん強くなるよ!」 「うわわ!起きました起きました、ごめんなさぁ~い!」 「よし、さっさと顔洗ってきな。」 「うぅ~・・・眠いよ~・・・まだ7時だよ・・・。」 「つべこべいってないでさっさと行く!」 パタパタ・・・。 うう・・・そういえばほぼ毎回休みの日はサンダーって来るんだよなぁ・・・。 まぁ僕も一番一緒に遊んでて楽しいのはサンダーだからいいけどね。 でもこの起こし方毎回心臓に悪いなぁ・・・ランタンがチカチカしちゃってるよ。 僕以外がくらったらそのまま起きなくなっちゃうよ。 ボサボサのねぐせにだらしない顔、寝起きを襲撃するとこんなもんだ。 ランタンカバーを取って洗面所に歩いて行った。 そしてあたしはカーテンと雨戸をあけてやる。 さわやかな朝だ、時間も7時だからものすごく静か。 窓を開けて軽く深呼吸・・・いい気分だ。 「おはようサンダー。じゃあ朝ごはん作るから下行こっか。」 「おはよう、いつも悪いな。」 そういえば僕とサンダーはほぼ毎日会ってるだよね。 こう言っちゃあなんだけど、なんかもう家族みたいな感じ?毎朝一緒に御飯食べてるしね。 ただ・・・心配なのが。サンダーってお昼とか晩御飯はコンビニ食なんだよね ちゃんと栄養のあるごはん食べてほしいなぁ、女の子なんだからね。 今度から晩御飯もうちに誘おうかな?サンダーの家も一人暮らしだからちょうどいいと思うけど・・・。 まあ、早いとこごはん作っちゃお。 「すぐ作るからテレビでも見てまっててよ。」 「ああ、えーっとリモコンリモコン・・・あった。」 ピッ プツン 「ジャー○ネットジャー○ネットー、夢のジャ○ネット○○○~  本日ご紹介するのは、こちら。愛くるしい愛犬ロボ、て○!  これはただのロボットではありません、付属のコントローラを使えば様々な行動をします!  たとえばここの真ん中の付いて来るボタンを押すと・・・。」 「新聞はー?」 「あ、まだとってないや、玄関のポストにたぶん入ってるよー。」 「ちょっと取ってくるよ。」 すんごく自然にこいつの家に溶け込んでるなあたし。 新聞と・・・ん?こいつあての手紙か・・・。 テーブルに置いとこう、広告のハガキとあと封筒が1個。 「お前宛に手紙だぞー、ここおいとくからな。」 「あ、うん。ありがとう。」 「歌も歌うんです、これはかなりハイテクですね!  なんとこちらの品が通常9800円のところ、リモコン。  予備の電池等を含めまして、お値段なんと7800円!7800円です!  お問い合わせ、ご注文は0120-***-***までどうぞ!」 「あー、テレビ何も面白そうなのないな。」 「あ、じゃ1チャンネルにしてー、そろそろ天気予報とニュースだから。」 「はいよ、1チャンな。」 ピッ 「では今日の天気です。今日は雲ひとつないきれいな青空となるでしょう、傘の心配はいりませんね。  降水確率も0気温もあたたかくて過ごしやすい1日となるでしょう。」 「よかった、晴れるんだ今日。」 「そうみたいだなー、どっか出かけるか?」 「んー、どうしようか。とりあえず朝ごはんできたよ。冷めないうちに食べちゃお。」 「お、そうか。じゃあ食べようか。」 あたしはハシだのコップとウーロン茶だのをあたしは出して、ランターンは料理を並べていく。 そんでお互い席について、二人同時に。 「いただきます。」 「いただきます。」 サンダーのために今日はおそらくコンビニ食で不足しがちな栄養素をどうにかしようと思って作ってみた。 ひじきとかその辺だね、とっても体にいいんだよね、あとは塩分を控えて油物もなし! 今日の朝ご飯も和食だ、ひじきとかが出てていかにも健康志向なこいつがつくりそうなおいしい朝御飯。 あたしは朝こいつに作ってもらうもらう朝御飯と料理部に乱入してもらう料理をよく食ってるけど本当に腕がいい。 高級なレストランとか行ったことも何度かはあるけどあたしはやっぱこいつの料理が一番好きだな。 コンビニの弁当とかサンドイッチもこんくらい美味きゃいいんだけどね。 「今日の午前6時ごろ、行方不明になっていた♂の子萌えもんの連続拉致事件の犯人が捕まりました。  犯人はスリーパー 女性(29)犯行が発覚したのはプレハブ小屋から子供の泣き声がしたためであり、犯人は。  “私はかわいい男の子がとても好きだ、だから一緒に連れて行った、次からは許可を取ることにする”  等と、まったく反省の様子が見られず、重い処罰が下されるものとみられています。」 「男の子を誘拐ねえ、お前つかまらなくてよかったな?」 「だって僕こんなにデカいんだよ?そんな腐つくしい顔立ちとかでもないし。」 「それもそうか、お前ほど情けない奴が身長まで低かったらこいつにさらわれてたんじゃないか?割と近所だしな。」 「や、やめてよ・・・ちょっと怖いよそんなの。」 「アハハハハ、そん時はあたしが助けてやるよ。」 ニュースの話題で少し盛り上がって、ご飯を食べ終わってのんびりするサンダーと僕。 こうやってのんびりしてるのもすごくいいな・・・ぽかぽかしててまた眠くなってきた・・・。 ご馳走様っと言って食器はあたしが洗って片付ける、料理はできないけど皿洗いくらいはできるよ。 皿を全部拭いて棚に戻してソファーに座るあたし、他人の家で相当くつろいでるなー、いつものことだけど。 「暇だなー、どっか出かけるか?」 「うーん、暇だねー。お買いものでも行ってみる?」 「何買いにいくんだ?服なら買ったし今何も困ってないよな。」 「うーん、それじゃあ・・・ゲーセンでも行く?」 「女の子をそんなとこ誘うなよ、しかもあたしゲーセンじゃ全部のゲームでおまえに勝てないからやだよ。」 「じゃあ、町でもぶらついてみる?」 「日曜日だし混んでるだろー、いいよ。」 「じゃあのんびりしてよっかー。」 「それがいいかもなー、とりあえずお前の部屋行きたいな。」 「うん、じゃあ2階にいこっか。」 そういってサンダーと僕は2階の僕の部屋へ。 ベッドとPCと机が置いてあるだけの殺風景な部屋だ。 下のリビングはサンダーがかってくれた観葉植物のチャールズがいるからいいけど・・・。 何か飾ろうかな?この間アニメのポスター貼ってたらサンダーが怒ってやぶっちゃうし・・・。 せめて壁紙の色でも変えようかな?水色とか薄黄色とか。 飾り気がまったくないこいつの部屋に入る、リビングはまだしもこいつの部屋も少しまともにしないとな。 誰かがいないと完璧に生活感がない。マシなのはPCが常時ついてるかスリープになってるかのどっちかだってこと。 それでもこいつに飾らせるとヘンなポスター貼ったりするからあたしがなんとかしないとな。 「それにしても・・・相変わらずお前の部屋って殺風景だよな。」 「特に飾る必要ないからね、僕の場合は。」 「ちょっと不安だぞ?ここに誰かいなきゃまさにぬけがらさ。」 「うーん、僕がいなきゃそりゃあそうだけど・・・なんか飾ろうかな?」 「つっても・・・なんもないんだよな考えとか。机の中になんか入ってないのか?どれどれ・・・。」 サンダーは勝手に僕の机をあさり始めた、もう・・・見られてやなものはないけど・・・。 でもまあ、僕のためを思ってるしいっか。でも僕の机になんて教科書とか以外何もない気が・・・。 なんかないかな?そう思って机の中をあさってると面白いもんが出てきた。これは使える。 「おい、これお前のデジカメか?」 「あ、うん。持ってはいるんだけどあんまり使わないんだ。プリンターも持ってるのにね。  被写体がいなくてねー、萌えもんも景色もなんか自分で撮るとね。」 「なるほどな、あたしはデジカメみるとピジョット先生を思いだすよ・・・。  あたしの嫌な写真何枚撮ってるんだあの先生は・・・ったく・・・。  これ、使って少し部屋かざろうか。」 「何を取るの?僕ん家には特に何もないけど・・・。」 「セルフシャッターは・・・と。よし、ついてるついてる。  これであたしとおまえの写真撮って飾っとこう。」 「え・・・う、うん・・・。」 「アハハハハ!何顔赤くしてんだよ!」 「サ、サンダーだって少し顔が赤いよ?」 「なッ・・・笑って顔が赤くなっただけだ!さっさとこっちこい。  えーっとここに置いて戻って・・・よし。」 ピッ ピッ ピッ カシャッ 「どれどれ・・・?よくとれてるじゃんか!」 「そうかな?あ、結構よく取れてるね。」 あたしがランターンの肩に手をまわしてる写真だ。 ランターンはちょっとしおらしいカッコをしてる。 なんともあたしらしいし、こいつらしい。っていうかあたしららしい写真だった。 その写真を写真プリントして、とりあえず写真立てがないから机に置いておく。 少しはマシになったかな? サンダーは僕の肩に手をまわして写真を撮った。 身長的に少しつらいけどサンダーはちょっと浮いてた、いいなあ飛べるって。 写真立てがないからとりあえず机の上に置いておいたけど、なんかこれじゃあやだな。 「ねえサンダー?」 「ん?どうした?」 「このままじゃなんか寂しいから、写真立て買いに行こうよ。」 「ああ、そうだな。じゃあ飛んでいくかー。」 そういってサンダーと僕は外に出る、靴を履いてサンダーの合図で背中に乗せてもらって・・・。 商店街へと飛んでいく、シャッター音が聞こえた気がしてちょっとまた怖くなってきた。 ランターンを背中に乗せて町へと飛ぶ、何気にあたしが男を背中に乗せるのはこいつだけだ。 そしてこいつも乗りなれてる、合図出して背中に乗せたらすぐに垂直上昇して、滑空に入る。 ・・・なんかイヤな影とシャッター音が聞こえた気がした・・・おそらくはと思うけどな・・・。 「1枚と言わずに、何枚かとってみたらいいかもな!」 「うん、それもいいかもね。サンダーの部屋にも飾ってくれるかな?」 「ああ、じゃあ写真立て1個じゃ足りないな、フフフ。」 「じゃあ思い切って5個くらい買っちゃおうか!」 「アハハ、偶数にしよう、6個だ。よし、飛ばすぞ!」 こうしてあたし達の日曜日の午前はあっという間に終わった。 今日は写真撮って飾って、あとは何しようかな?ま、買ってから考えるか! [End]

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