5スレ>>200(1)

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萌えっ娘もんすたぁ 第四話「突撃!ニビシティ」 不思議と身体が軽い。 今まで突っかかっていた身体の痺れがなくなっている。 体制を起こすと辺りはすっかり真っ暗・・・ いや、真っ暗なのは元からか・・・ トキワの森に入ってからどれくらい経ったのだろうか 時間はもう夜になっている。 外も今頃同じくらい真っ暗だろうな 「今夜は野宿かな・・・」 ヒトカゲに怒られちまうな・・・ ってヒトカゲは!? 慌ててきょろきょろ見渡すと俺の目に一つの炎があった。 それは、いかにも消えかかりそうな炎の俺の萌えもん ヒトカゲの姿だった。 「ヒトカゲ!」 お前、何でそんなに苦しそうなんだよ!? そう思いながらヒトカゲの身体を起こす。 「・・・・・遅いわよ・・・馬鹿・・・」 苦しそうにも相変わらずな口調で応えてくれた。 どうやら、まだ息がある。 よく見ると身体は傷だらけだ。 さらに毒に感染されているみたいだし・・・ 急いでバッグから傷薬と毒消しを取り出し ヒトカゲに使った。 すると顔色がよくなり、消えかかっていたしっぽの炎も 少しずつ、火力が戻っていった。 よかった・・・ 「ゆっくり休んでくれ・・・」 「・・・・・・・・」 黙りながらコクっと頷く。 どうやら、大丈夫なようだな。 「マスター大変でしたね」 「何でぼくたちを出してくれなかったのさ?」 晩御飯。 みんなには萌えもんフードと呼ばれる基本食。 俺はお菓子をそれぞれ食べている。 ヒトカゲの火を使用してもう一度焚き火を起こしている。 「あ~ごめんよみんな。 出す暇がなかったっていうか こんな暗い森じゃなかったら手助けを頼んだっていうか・・」 「でも、マスター身体大丈夫なんですか?」 「聞いた話だと・・・・どくに・・・」 そう、俺の身体はあの時毒感染されていたハズだ。 でも起き上がった時にはその毒はすっかり消えていた。 そして、傷だらけで毒感染していたヒトカゲ・・・ 「きっと、ヒトカゲが頑張ってくれたんだと思う」 そう、いつもはキツイ事は言うけど 俺のために身体を張って助けてくれた。 ありがとうヒトカゲ・・・ 本当に・・・ 「マスタぁ。おかわり~」 そこにムードぶち壊しのピカチュウが自分の皿を持ってやってくる。 あれだけいっぱい食べているというのに 何故かコイツだけはやたら食べる。 「だ~め。もう今日の分は食べたでしょ?」 「ぶぅ~」 頬を膨らませて怒るピカチュウ。 まあ、それはそれでカワイイのだが・・・ 「明日の朝ごはんがなくなるよ?」 「今食べたいの~!」 「我慢してくれよ」 「や~だ~!」 首を振ってイヤイヤと駄々をこねる。 まったくこの娘は・・・ 「俺の飯分けてやるから、みんなのはとっちゃダメだぞ」 「わ~い♪」 俺の食べていたお菓子を少し ピカチュウの皿に分けていく。 それを嬉しそうにまた食べていく。 俺も甘いと思いながらも、ピカチュウの 嬉しそうな笑顔を見て、ついつい許してしまうのであった。 そして次の朝、最速で出発をし 右手の法則と言うものにより脱出。 長い間暗い所にいたので、日の光がとても眩しかった。 ニビシティに到着する。 既に服は泥だらけ。娘達も長旅で疲れ果てている。 萌えもんセンターに娘達を預け、その間にシャワーを借りる。 センターは宿泊施設になっており、部屋には限りがあるが トレーナーと言う証があれば借りる事ができる。 さて・・・娘達が回復するまで、自分の回復をしようかな。 数十分後、ロビーに行くと 元気に走り回るピカチュウや どこからか仕入れてきたおいしい水を飲んでいる ゼニガメ達の姿が。 「あ、マスター!」 俺の顔を見て一目散に駆け寄ってくるゼニガメ いつも言ってる事だけど、何ともまあカワイイ娘なんだろうか 「これからどうするんですか?」 「そうだな、とりあえずニビシティのジムリーダーを倒しに行こう」 俺の情報だと、ここにいるジムリーダーは岩・地面っ娘を使うと聞いている。 一応、俺らのパーティのレベルはそこそこ上がってきてはいるが 問題は、初ジム戦ということでみんながガチガチにならないかの不安 ピカチュウは相性的に問題があるので なるべくは下げておきたい。 しかし、酷い天気だ・・・ 外は荒れ狂うような砂嵐が吹いている。 こればかりは娘達をボールに戻し、俺はジムへと足を運んだ。 ジムはゴツゴツとした岩で多い尽くされたような作り。 何か、ぶつかったりとかしたら痛そうだ。 奥に進むと一人の男が胡坐をかいて座っていた。 どうやら、彼がそうらしいな・・・ 「挑戦者か?」 「まあ、そういうことになるな」 よかろうと言う声でジム内が明るくなる。 フィールドはゴツゴツとした岩と砂。 これはちょっと移動が面倒だな・・・ 「俺はニビジムのタケシだ。お前名前は?」 「マサラタウンのサトシ」 「ふむ・・・お前がサトシか」 「知っているのか?」 「ああ、数日前にマサラタウンから来たトレーナーに教えられた」 マサラタウンから来たトレーナー・・・ 多分シゲルの事を言っているんだろうな。 シゲルのやつ、変な事教えて・・・ 「で、ルールは?」 「ルールはシンプルにシングル戦。こちらの手持ちは4体」 「こっちは?」 「同じ4体だ」 とりあえず把握。 ようは全部倒せば問題ないということだろう。 あのトキワの森でメンバーは強化済み。 相当な事がない限りは大丈夫だと思うけど・・・ 「では行くぞ・・・一人目はコイツだ!」 光の中から現れたのは俺が見たことのない娘であった。 図鑑によるとサイホーンと言う娘らしい 「なら・・・フシギダネ、頼むぞ!」 ボールの光の中からフシギダネが現れた。 さて、第一回戦開始だ。 「フシギダネ、大丈夫か?」 「あ・・・・・・はい」 何とも元気のない返事が返ってきた。 相手のプレッシャーに負けているみたいだ。 でも相手の武装はかなり重そうなので 動きならばこっちの方が圧倒的早く動けるのは間違いないハズだ。 「頼むぞフシギダネ・・・やどりぎのたね!」 「はい!」 球根から放たれる小さな種。 つい最近覚えた新しい必殺技だ。 相手の身体にくっつき、そこから蔓が伸びて相手に絡みつく。 「な・・・なんだこれは!?」 敵のサイホーンが戸惑い始める。 臆病なフシギダネに余裕を見せていたが やどりぎのたねを植え付けられたらそりゃ混乱するだろうな・・・ 「あっ・・やめ・・・・」 種が成長しやどりぎが体力を吸収していく。 っていうか・・・何でそんないろっぽい声を出すんだこの人・・・・ 「サイホーンしっかりしろ!どろかけ!」 「こ・・・この!」 地面を蹴り飛ばしフシギダネにどろかけをする。 泥水がフシギダネの身体を襲う。 「フシギダネ!?」 「うっ・・・・・・うっ・・・」 フシギダネの身体が泥だらけになってしまう。 何かフシギダネ・・・泣きそうなんだけど・・・ 「うっ・・・うぇぇぇぇぇぇん!!!!」 泥攻撃が直撃したせいなのか 服が泥だらけになってしまったのが原因なのか フシギダネが大声で泣き出してしまった。 「ちょ・・・ちょっと・・・」 「うえぇぇぇぇぇぇん!!!!!」 泣きながらサイホーンに向かってはっぱカッターを飛ばしていく。 やどりぎで動きにくい分もありサイホーンに直撃していく。 タイプが通じているので、効果は抜群なのだが・・・ 「や・・・やめてぇ・・・」 「うぇぇぇぇぇ!!!」 なんちゅうか・・・言葉じゃ説明できない光景だ・・・ とりあえず泥だらけのフシギダネが押しているのは間違いない・・・ 「くっ・・・戻れサイホーン!」 タケシも耐えられず手持ちを戻してしまう。 サイホーンが戻った瞬間、フシギダネも戻ってくる。 「ますたぁ・・・・」 「よく頑張ったフシギダネ。ゆっくり休んでくれ。ほらタオルだ」 俺のタオルを渡し、フシギダネを場外で休ませる。 さて・・・手持ちは後3人。次は何が出てくる・・・? 「次はコイツだ!」 光から出てきたのはまたもや新種。 何というか・・・もの凄い眼光なんだけど・・・ 「・・・・・・・・・・」 図鑑によるとコイツはカブトという古代種の一人らしい。 最近の化学は凄いな・・・ こんな娘も復活させることができるのか 「よし・・・頼むぞヒトカゲ!」 ヒトカゲのボールを投げる。 「コイツが私の相手?」 「ああ、頼む」 「まあいいわ。新しく覚えた必殺技を試す時がきたわね・・・」 そう、ヒトカゲはこの時のために新しく必殺技を覚えたのだ。 「ヒトカゲ!メタルクロー!」 「でりゃぁぁぁぁ!!!」 そう、岩をも切り裂く必殺技。メタルクロー。 訓練を積んで会得した、対ニビジムの必殺技だ。 案の定カブトは岩タイプなので効果は抜群 ただ、表情を見せないので本当にダメージがあるのかどうかが微妙なところだ・・・ 「・・・・・・・・・」 メタルクローは直撃したが、先程と全然かわらない光景・・・ はて・・・どうしたものか・・・? 「カブト、なみのり」 「・・・・・・・・・」 カブトの背後から襲ってくる波・・・ 一体どこから現れたのか、本当小一時間問いとめたい技の一つだ・・・って 「ヒトカゲ!」 「ま・・・まずい・・・・!!」 自分の尻尾を守りながら防御体制に入る。 波がフィールドを包んだ・・・ 「うげぇ・・・びしょぬれだ・・・」 もちろんトレーナーにも被害はある。 荷物の中身が・・・OTL ってヒトカゲは!? 「ヒトカゲ!?」 「だ・・・・・・大丈夫よ・・・・」 どうやら火は消えていないらしいが、いかにも弱々しくなっている・・・ ダメだ。これ以上は戦えない・・・ 「戻れヒトカゲ!」 ボールの光でヒトカゲをボールに戻す。 最近ヒトカゲに無理させてばっかりだな・・・ 「頼むぞピカチュウ!」 本来なら出す予定はなかったが 相手はカブト。地面でなく岩相手ならば電撃が通じるのが現状だ。 「な・・・何かこわいよぉ・・・・」 「大丈夫だ、ヒトカゲが弱らせてくれたから多分後一撃で倒せると思う」 「な・・・何で多分なの?」 「いや・・・表情が読めないから・・・」 大丈夫かなぁと言葉を漏らしながらフィールド内に入っていくピカチュウ。 「ほぅ・・・俺のジムに電気タイプを連れて行くとは・・・」 「まあ、ファンサービスなんでな・・・ピカチュウ!でんきショック!」 ピカチュウの身体から電撃が走る。 フィールドはさっきのなみのりで水で濡れている。 通じやすいのは間違いないハズなのだが・・・ 「!??」 いい感じに直撃し、少し様子が変わった。 あの表情を崩さなかったカブトが崩れたのだ。 「ちぃ・・やる!」 カブトを引っ込めた。どうやら二人目を倒したらしい 「次はコイツだ!」 続いて現れたのは大きな翼を持つ娘。 図鑑によるとプテラ。コイツも古代種の一人らしいが・・・ 「ふ~ん。おちびちゃんが相手なんだ」 「おちびちゃんじゃないもん!ピカチュウだもん!」 「今ならまだいいわ。早く帰りなさい」 「やだやだ~!」 体格からして明らかにこっちが不利・・・ っていうかシゲルのヤツはどうやってタケシを倒したのだろうか・・・? 「なら、遠慮ないわよ・・・」 その大きな翼でピカチュウを叩く。 直撃したピカチュウは場外まで吹き飛ばされてしまった。 「があっ・・・・・・」 「ぴ・・・ピカチュウ!?」 直にピカチュウの元に駆け寄る。 派手のわりにはそれほどダメージはなさそうだが・・・ これ以上は無理だと思う・・・ ピカチュウの優しく抱きしめる。 「大丈夫かピカチュウ・・・?」 「ごめん・・・アイツ強すぎるよ・・・」 「だろうな・・・ごめんよ」 「へへ・・・マスター何かおにいちゃんみたいだ」 俺の中で何かが止まった 「・・・まあ、その話は後でな」 「うん、お兄ちゃん・・・」 やれやれ・・・この勝負勝てるのだろうか・・・? 俺はゼニガメのボールを投げた。 「ゼニガメ。ここからは一人で戦うことになる」 「え・・?」 振り向いたゼニガメは不安の表情を見せた。 そりゃそうだろうな・・・ 「すまないが、ゼニガメのパーティ以外は全滅した 残りはゼニガメだけで頑張ってもらうことになる」 「そ・・・そうですか・・・」 「悪いが、頼むぞ・・・」 「はい!」 どんな時でも元気な声で返事をしてくれるゼニガメ。 頼むぞ・・・ 「ゼニガメ!水鉄砲!」 「えーい!」 口から水鉄砲を放つ。 プテラの顔が少しだけ苦い顔になった。 どうやら効果は抜群のようだ。 「この・・・・・・くっ・・・!」 突然プテラの動きが止まる。 「ど・・・どうした!」 「すみません・・・・さっきのおちびちゃんの電気で・・・」 ピカチュウの電気・・・? 確か翼で叩かれて一撃で・・・・・・・ 「特殊効果のせいでんきか」 ピカチュウの特殊効果である切り札の一つ。 ピカチュウに触れた時に相手をマヒさせることができる能力だ。 それがプテラに直撃したんだろう。 「よし!ゼニガメ、怯んでいる今がチャンスだ!」 「はい!」 連続で水鉄砲を連射。 動けないプテラはその水鉄砲の連射を直撃していた。 「くそ、戻れ!」 プテラを回収する。 どうやら、後一人らしい。 「何というか・・・運がいいなお前」 「よく言われる」 「なら、これで終わるかな?」 最後に出てきたのはポニーテールの岩の娘。 名前はイワークというらしい。 「私が出てきたって事は・・・」 「そう、コイツ強いぞ(いろんな意味で)」 タイプから見ればこっちは有利だが でも現状勝てるか不安だ・・ 「先手必勝!ゼニガメ水鉄砲!」 「はい!えい!!!」 ここはガン攻めでやるしかない。 相手の顔面めがけて水鉄砲を放つ。 やっぱり相性はよいので苦しそうだが・・・ 「イワーク!がんせきふうじ!」 がんせきふうじ・・・? するとゼニガメの頭上から数個岩が降ってくる。 「よ・・・避けろ!」 「あわわわわわ!??!??」 大きい音と共に岩が落下。 煙幕でフィールドが見えない・・・ 「ゼニガメ!大丈夫か!?」 「は・・はい・・・でも・・・」 煙幕が晴れると現状が把握した。 ゼニガメを包むように4つの岩が落ちている。 まさにがんせきふうじの名前にふさわしい攻撃だ って関心してる場合じゃない! 「抜けられそうか!?」 「頑張ってみます!」 んしょんしょとカワイイ声を出して 何とか岩をよじのぼるが・・・ 「イワークじしん」 「ふんっ!」 しかし容赦ない攻撃が続く。 地面に亀裂走りゼニガメを襲う。 「きゃぁぁぁぁ!!!」 「ゼニガメ!」 ゼニガメを包んでいた岩が崩れ、 その下敷きになってしまった。 く・・くそ・・・・勝てない・・・ 「ま・・・・ますた・・・つぎのめいれいを・・・」 「無理だゼニガメ!もうこれ以上はお前が・・・」 「だいじょうぶで・・・・うっ・・・・!」 下敷きの岩事粉砕するイワークの攻撃。アイアンテールだ。 岩と共にゼニガメが吹き飛ばされる。 「ぜ・・・ゼニガメ!!!!」 全速力でゼニガメの元に向かう。 既に体力はないハズなのに、まだ立ち上がろうとするゼニガメの姿が見えた 「大丈夫かゼニガメ!?」 「は・・・はい・・・なんとか・・・」 「もういい・・・・・お前はよく頑張ってくれた・・・」 「ますたー・・?」 俺は必死にゼニガメを抱きしてめていた。 俺のためにここまでやってくれるのが本当に嬉しかったからだ。 今まで俺はずっと一人ぼっちだった。 自分から仲間の輪に入っていないのが最大の原因だが・・・ 気がつけば涙を流していた・・・ 「なかないでますたー・・・・」 結果、俺の敗北 俺は弱ったゼニガメを抱きしめながらしばらく泣いていた・・・ 続く・・・

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