5スレ>>327

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「…っ…ぐすっ…」 一人、私は泣いていた。 見知らぬ土地への旅。 家族と一緒だった私は、立ち寄った森の誘いを振り切れなかった。 ―おいで、おいで― その声無き言葉に誘われるように、私は森の奥へと歩を進めた。 そして気がつけばそこは知らない場所。 一緒だった両親は何処にも居なかった。 声なき言葉はもう聞こえない。 懸命に父と母の名を呼ぶ私。 けれど、その声に答えは無く、聞こえるのは静寂のみ。 いつの間にか日は暮れ、月が世界を照らし出す。 両親は見つからず、一人ぼっちで森の奥の開けた場所で泣きじゃくっていた。 「どうしたの?」 声をかけられたのは突然。 顔を上げると、私の前には一人の少女がいた。 月夜に照らされた世界の中で、手に持った分厚い本と赤くて長い髪が印象的だった。 「…ぐすっ…おかーさんと…おとーさんとはぐれちゃったの…」 「そう…だから泣いているんだね」 「…」 少女は私の隣に座った。 一人ぼっちじゃなくなった…それだけで少しだけ元気が出てくる。 「どうしてこんな奥まで? ここは大人でも滅多に来ない場所だよ」 私は此処までの経緯を話した。 「そう、森の声の誘いに乗ってこんな奥まで…女の子にしては少し活発すぎるんじゃないかな?」 「…っ…じゃあきみはどうなの?」 「私はいいんだよ…キミとは違うんだから」 「…なにそれ?」 それからは他愛の無い話ばかりだった。 もっぱら少女の話す夢物語のような話が中心だったが。 「ぜったいいないよー ちきゅうぐらいにおおきいクジラなんてー」 「居るんだってばー ソイツはいつも退屈してて遊んでばかりいるんだよ」 「へ~」 「でも体が大きすぎるから、遊び道具も大きくて、いつも他の皆が迷惑しているんだ」 「それぐらいのおおきさだと…おもちゃはにんげんよりもおおきいよね…それじゃあたいへんだ」 それから少しの時間が過ぎた。 「もう夜も更けてきたね…」 「うん…」 「キミはもう元気になったみたいだけど…私もそろそろ帰らないといけないんだ」 「そんな…」 少女との別れ。 それは同時に再びの孤独を意味していた。 だが― 「私がここから居なくなったらキミはまたひとりぼっちだ。だから―」 そう言うと、突然少女から光が溢れた。 「私がキミの両親の所まで送ってあげるよ」 光はどんどん私を包み込む 思えば、こんな森の奥に少女が居ることがおかしかった。 あぁ―少女は人間じゃない…ヒトの姿に進化した生き物―萌えもんだったんだ… 「これで…おわかれなの?」 「さぁね? 今度はいつ会えるかな?」 光が眩しくて目をあけているのが辛くなってきた。 そして私が見たのは少女の背に生えた翼と― 「でも…また会えるといいな。 だから―じゃあね、また会おう」 白から急速に色が変わっていく景色。 それは―虹色― その後、私は森の近くで眠っているところを両親に発見された。 こっぴどく怒られたには怒られたがが、それよりも無事であることを喜んでくれた。 迷子になっている時に出会った少女のことは話したが、夢だと思われ信じてもらえなかった。 だがあの時の記憶…それは薄れることは無く… ―数年後― 「行っけえ!」 私の指示に従い、私の相棒のポッチャマが相手の萌えもんを攻撃する。 その一撃を食らった敵は、そのまま倒れ…起き上がらない。 「ズガイドス、戦闘不能! よって挑戦者の勝利です!」 「やったぁ!」 あれから数年、私は新しい萌えもん図鑑の作成の手伝いをしている。 その合間に各地のジムを回り、バッジを手に入れている(まぁ、現在1個目なんだけど…) この世界にはいろんな萌えもんがいる。 それを探して旅を続ければ…またあの少女に出会えるかもしれない。 ―じゃあね、また会おう― その言葉を胸に秘め、私は旅を続けよう。 DPパッチもうすぐ配布(かもしれない)キタ―――(゚∀゚)―――!! そのままのノリで作成 DPなのにシンオウと関係の薄い娘の出番ばっかり…でもいいの、嫁だから(ぇ

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