5スレ>>425

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ある雨の日の、トレーナーとリザードの話 「もう梅雨の時期か……雨が凄いな、リザード……」 「そうですね……もうかれこれ三日間降っていますし……」 「みんな、この雨の日に外に出るとか……何考えてるんだろうな?」 「シャワーズさんは水タイプですから雨は問題ないといってどこかに出掛けて行っちゃいましたし……」 「ユンゲラーは精神修行と言って別室で座禅を組んでいるみたいだし……」 「ピカチュウは憂さ晴らしに雷を落としてくるって外に行ってしまいました」 「そっか……」 ピカチュウが何やら過激なことをしているようだが、それは軽く流した。 「リザードは……まぁしょうがないよ。俺も雨は苦手だし……」 「はぁ……もう雨なんて嫌いです」 その後は特に二人は話すことなく、ただ部屋でぼーっとしていた。 暫しの沈黙の後、不意にリザードが口を開いた。 「何か、改めて二人きりになると……不思議ですね」 「だな、俺もそう感じてた」 「いつも、みんな一緒に行動してますからね」 「俺はいいと思うよ? リザード二人っきりっていうのも」 「え……?」 トレーナーの唐突な発言に、リザードはトレーナーの方を見た。 「いや、なんて言うかさ……リザードといると凄く落ち着くし、何より安心できるんだよ。本当に」 「そうですか? 私はただ、いつも傍にいるだけですよ……?」 「いつも傍にいるって今言ったけどさ、それって簡単なようでとても難しい事だぞ?」 「んん……何か実感がわかないです」 「まぁ、言いたいことは……その、つまりだな……」 そういってちょっと時間をおいた後、トレーナーは改まってリザードの方を向き、そして言葉を続けた。 「いつも傍にいてくれてありがとう。そして、これからもよろしく……って事だ」 そう言うとトレーナーは少し顔を赤らめて目をそらした。 「唐突にそう言うことを言われると、凄く……恥ずかしいです……」 言われたリザードも顔を赤くしてトレーナーに言った。 「だって、こういう時しか言う機会ないし、それに常日頃の感謝の気持ちを込めてだな……」 「それにしたって恥ずかしいです。でも……ありがとうございます。私こそよろしくお願いします」 そう言ってお互いに見合って、笑いあった二人であった。 「端から聞くと、プロポーズの言葉にしか聞こえないのだが……どうよ? 二人とも」 ドア越しで二人の会話を聞いていたユンゲラーはシャワーズとピカチュウに聞く。 「いいんじゃないの? もうすぐ六月……世間では june bride って流行る時期だし……」 「わたしにはわからないけど、あのふたりはこうでなくっちゃ」 その答えを聞き、ユンゲラーはフッと笑った。 「そうだな……ま、水を差すのも悪いし、修行の続きをするか」 「私はもう一回外に行ってくる。この雨が止んだら暫くいいお天気になりそうだし、存分に味わっておかないと」 「次はでんこうせっかのれんしゅうしようかな。もうちょっと速くできそう!」 そう言うと三人は部屋の前を後にした。 完 後書き お昼休みの30分でお話を考えろ! そして作れ! 友人からの無茶な指令が届いたのは3,4限の最中。 5分でお話を考え、25分で作ってみました。何か文章が色々おかしいけどそれが200のひとクオリティ てか、30分って意外と短いのですね…

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