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「1スレ>>718」(2007/12/10 (月) 17:08:47) の最新版変更点
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「何ですとー!」
ある日散歩していると落とし穴に落ちました。
って、なんでやねん!何でまた落とし穴なんて。と、一番下に落ちたら横穴が…なんか動いてる?
「…やあ、マスター。」
「て、さんどぱんか。ということは、これはお前が? 」
「その通り」
「何でまたこんなこと」
「私はしゃべるの上手じゃないけど、近くに行けば頭なでてくれたのが嬉しかった。
でも、最近それもなかったから、マスターを独り占めようと思って…」
ああ、ここずっとトレーナーと戦うばかりで萌えもんたちとコミュニケーション取れてなかったな。
休んだと思ったら気分晴らしに一人で散歩に行っちゃったしな。
「じゃあ、ごめんとお詫びもこめて」
俺はさんどぱんを抱きしめた。
「マ、マスター? 」
「嫌か? 」
「こ、こうされるのは嫌じゃないけど、お詫びでされるのは嫌…」
「じゃあ、愛を込めて」
「…恥ずかしいけど、それならいい」
そういうとさんどぱんも腕を回し抱きしめ返してきた。
しばらくすると、もういいと言うので体を離した。
「しかし、地上に戻れるのか? 」
「それは大丈夫。ちゃんと出れるところ作っておいたから」
「ならいいけど。んじゃ戻るか」
「うん」
さんどぱんの後をついて行き、光が見え始めた頃さんどぱんが立ち止まって、振り返りこう言った。
「私だけでは不公平なので、皆にもしてあげてください」
「え?でも、それだとお前の苦労が」
「いい。他の子たちにもこの幸せな気持ち味わってほしい」
「…いい子だな、さんどぱんは」
と言って頭を撫でるとさっき以上に恥ずかしがって先に出口に向かった。
俺は少し笑い、後を追いかけた。