5スレ>>490


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※どうも、零です。
レイ本編第3話ですよ、やっとですよ。
読んでる方がいらっしゃるのかどうかは非常に不安を感じつつ、まずはお待たせいたしました、と。
オリジナル要素、DP要素が多いですが、ご了承ください。
お暇があれば是非どうぞ。





「エリカさんの情報だと、そろそろセキチクにつくぐらいのはずなんだけどな…」
「焦っても仕方ないですよ、ゆっくり探しましょう」
「それもそうだな、さて…どこにいることやら…」





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       Ray Side Story... -ⅲ-

          藍橙親子丼 ~卵絡まるその瞬間~


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「わはーーーー!!」
「ちょっと!待って!ワタッコー!」

緑の草原を優しく撫でる風。
澄み広がる無限の青空。

「あー、いつも大変だねぇ、ハクは」
「ご主人たまが言う台詞じゃないでしよ、なにほのぼのしてるんでしか」

青年達は、サファリパークに来ていた。
少女を待つまでの、ほんの少しの時間だが。

「ま、たまにはいいじゃん、たまには」
「…どの口が言うんでしか、いつものことじゃないでしか」

ワタッコは初めての光景にはしゃぎ、ハクリューは落ち着かせようといつものように追いかける。
そんな様子を、青年は微笑ましく見る。
見つつ、先程からおかしな動きをしているムウマージに聞いてみる。

「で、むぅちゃんはなにしてるんだ?」

的確に鋭い突っ込みを入れつつも、手を振ってみたり、天にかざしてみたり、真面目な顔で、ポーズを取っているのだ。
その度に、腕の鈴を可愛く鳴らして。

「え?あ、いや、“10まんボルト”の理屈を考えたら、応用次第で違ったスタイルの攻撃もできると思うんでし、この電子の流れを上手く使って――」

ぶつぶつと語り始めたが、もちろん青年は最後まで聞いてるはずもない。
独り言のようで、本当に自分に言い聞かせるための独り言であるのはわかっているのだ。
彼女は元々努力家であり、暇さえあれば考えるのは研究のこと。
学者としての才能も持ち合わせているのか、その努力はいつも実を結んでいる。
その結果が、先日のR団アジトでの、“かげうち”を応用した歩法であったり、主人に棲み付く寝床であったり。
この“10まんボルト”も、形を変えて戦闘で発揮される時がくるのはそう遠くないだろう。

(またか…)

青年は、ため息混じりにそんなことを思いつつも、そんな真面目な彼女も好きなのだ。
その不思議な動きをしばらく堪能していたが、それに気付いた彼女は一蹴する。

「…なに見てるんでしか」
「いや、えらいなぁってね」
「あたちは忙しいんでし、…もう…」

ふい、と顔を背けながらも、青年には少し朱に染まった頬が見えていた。
こんな可愛らしさが、青年の心に火を付けるのである。
さらに悪戯をしようと次なる作戦を――と思うが、そこに邪魔が入るのはいつものこと。

「ご、ご主人様ぁーーーーー!!」

前方の茂みから聞こえる、青年を呼ぶ叫び声。
いつものこと、なのだが、今回は何か違った。

「…ハクリュー?」
「だよな…?」

珍しい、双方初めて聞いたと思うほどに珍しいハクリューの叫び声だったのだ。
余程の自体なのかと、二人、声の聞こえた方向へ走る。

「どうした!?ハク――…?」

走ったその先、茂みを越えた岩場、そこで二人の目に飛び込んできた光景には、

「……」

『あるもの』を食い入るように見続けるハクリューと、

「?」

怪訝な様子で『あるもの』とハクリューを交互に見比べるワタッコ――

と、

「あ、あにゃ~…」

その、『あるもの』。
小さな体には不釣合、しかしそれがまた可愛い大きな尻尾に大きな帽子。
女の子らしいピンクに包まれた子猫のもえもんであった。
その小さな体は、少し汚れて、少しボロボロで、今にも倒れそうなほどである。
怯えているのか、助けを求めているのか、切なげな瞳が、青年のほうへ向けられる。

「…あー…ハク…?」

青年は、ハクリューに説明してもらおうと呼んで見るものの、反応は返ってこない。
彼女はずっとそのもえもんに釘付けになっているのだ。

「反応がない…ただの屍のようd」
「むぅちゃん、やっちゃって」

ムウマージのいつものネタは軽く無視して、いつもワタッコを落ち着かせるためにする指示を、頼む。
少し不機嫌な態度を見せた彼女だったが、素直に杖を振った。
彼女の右手に収まるそれの先端の星から“スピードスター”ひとつ、ハクリューの側頭部へと放たれる。

「あいたっ」

ぺしん、と音を鳴らし消えた星型のエネルギー弾が、ようやくハクリューの我を返させた。
彼女は弾の当たった頬を擦りながら、青年達のほうを見る。
見て、何故か訝しげな表情。

「あ…えと…どうしました…?」
「は?」

さらに、叫びを上げたのであるにも関わらず、さも何もなかったかのような態度を取る。
青年は余計に状況が掴めなくなる。

「いや…さっき俺のこと呼んだろ?しかも叫んで」
「え…?私叫んでました…?」

実はハクリューに我に返る前までの記憶はなくて、それほどまでにそのもえもんに夢中であったのだ。
青年には段々と予感がしてきた。
長い旅を経ていつしか把握していた、手持ちもえもん達の厄介な性格。
それが呼ぶトラブルの予感である。

「で?この子は?」
「あ、いや、わかりません…けど…」
「けど?」
「か、可愛くて…」

青年はやっぱりか、と溜息を漏らす。
呆れ顔をしつつも、心の奥では大事ではなかったと、ホッと胸を撫で下ろして。

「す…すみません…」
「もう…何事かと思っただろ…」

少し落ち込むハクリュー。

「まぁ、でも、ハクリューらしいでしけどね」
「…まぁな」

すかさずのフォローに少し頬を染めるハクリュー。
悲しんだり喜んだり忙しいやつだなとか思いつつ、そんなやり取りの中で、青年はふと思い出す。

「そんなことよりだ、この子どうするんだ?」

このままでいるわけにもいかない。
うっかり、一番大事なことを忘れていたのだ。
ハクリューの厄介な性格が引き起こしたトラブルの根本である。
答えに期待などしてなかった青年の質問に、やはりムウマージは興味なさげにまた自分の実験に入り、もはやワタッコは青年の頭の上で空を見上げ、もとより話は聞いていないよう。
唯一の常識人のハクリューでさえ、ただキラキラした目を青年に向けるだけであった。
青年はあえてその目は無視して、しゃがみこんで子猫もえもんへと話しかける。

「君は…?」
「にゃ、にゃぁ?」
「えっと…名前とか」
「うにゃ…えっと…え、えねこ…」

ハクリューは後ろで少しはしゃいでいる。

「お父さんお母さんは?」
「にゃ~…?」
「どこからきたの?」
「あにゃ~…?」

名前以外の情報は得られない。
捨て子なのだろう。
青年の肩には、熱いハクリューの手。

「さて…」

ハクリューの顔はもう青年のすぐ隣。
とうとう、先程からの熱い視線に青年は耐え切れなくなった。

「行く?」
「…にゃ?」
「一緒に、ね?」
「にゃ…で、でも…」

青年は微笑み、大丈夫、と言い置いて立ち上がる。

「任せたぞ、ハクリュー?」

ぱぁっと輝くハクリューの顔。
彼女はエネコと名乗った子猫もえもんへと、叫ぶ。

「おいでっ!!」

その心の底からの嬉しさが滲む声に、ようやくエネコも、笑顔。
そして、ハクリューへと抱きつく。

「にゃぁっ!」





セキチクの道を歩く、二つの大きな影。
青年とムウマージとワタッコはいつものように。
ムウマージは興味なさげに漂い、ワタッコは既に夢の中。
そして前方には、楽しそうなハクリューとエネコがいる。

「なんかへんなカップルができちゃったな」
「嫉妬でしか?」
「ぐぅ…むぅちゃんに言われるとは…」

歩くハクリューと肩に乗るエネコ。
その姿は、そう、まるで親子のようであった。





~~あとがき~~

「え~っと…あっと…どうも、ハ、ハクリューです」

…なにやってんすかはくりぅさん。

「え?あ、えっと、あの、ひなさんとオオタチさんのあとがきが…ちょっと…」

ちょっと?

「…えっと、あの…――――て…」



「う、羨ましくて…」

…可愛いやつめ。

「へ!?///」

なんだよもう、言ってくれればいつでもベットd(ドゴーン!)ってうわっ!?

「ききき、急に変なこと言っちゃダメですっ!///」

いや!ちょ!はかいこうせんとか私人間ですから!死にますから!

「知りませんっ!そのまま燃えちゃえばよかったんですっ!」

避けられるように撃ってくれたくせに。

「そ、そんなこと…!いや…まぁ…そうですけど…」

それに、俺はいつだって、お前に萌えてるz(ドッゴーン!!)ってうぉーー!?

「まったく…ひ、人前でそんな堂々と…!///」

あぶねぇ!あぶねぇよ!今俺反応できなかったら死んでたぞ!?

「愛のムチですっ!」

…なんだかんだ言ってお前も愛とか言っちゃうんだな。

「――ッ!!///」

さぁ撃たれる前に逃げるぜっ!

「あ!ちょっと!あとがきどうするんですかっ!?」

お前がやるんだろ?

「…無理なのわかってるくせに…後任せましたよっ!」

わかったわかった可愛いなぁまったく。

「…――――ら…」

ん?なーに?

「あ…いや…別に…あの…終わったら…一緒n」

さぁあとがきいってみようっ!

「ご、ご主人様ぁ~…」

はーい、というわけで第3話でした。
今回、エネコを登場させて、この後のはくりぅと子猫ちゃんに自分でwktkしてますw
キャラ設定とかはあとでどかんと、要望があれば随時作りますが;;
タイトル、ピンときた方はそう、その通りですよ、大好きなんですよ私は(ぁ
内容はー…やっぱりテンポが速くなっちゃうかね…。
しかも今回は1、2話に比べて短いからね…余計かな…まぁその分あとがきで埋めてみたけど長すぎだろjk…w
個人的にはあとがきの方が本ぺn(ry
だって嫁だs(はかいこうせん
さて次回、衝撃(?)の新事実ですよ!…とか宣伝でもしておく(断☆罪
ほむ、こんなもんでしょうか。
最後に、こんなものに付き合って頂き、誠に有難う御座いました。m(__)m
第三話、出来上がったらまた見て頂けると嬉しい限りです。では。

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