何処かでホウオウが飛んでいるのを見ている、と言う設定
色々と設定が錯綜してます。
『伝説の萌えもんって偉いの?』
「火の中水の中草の中森の中土の中雲の中……フヒヒあの子のスカートの中!!」
「な、何をする!」
目の前でスカートめくりをされた(白い何かがチラリと見えた気がする)のは、グレン島へ向かう途中にあった双子島で捕まえたフリーザー。
図鑑によれば、伝説の萌えもんらしいのだが……偉いのか?
伝説、って言うんだし個人的に偉いんじゃないかなぁと思うんだが……。
「きらきらしててきれー。さわらせてさわらせて」
「つめたくてすずしー」
「放せ! おい、人間! こいつらをどうにかしろ!」
偉いようには思えないんだよなぁ……。
そういえば伝説と言えば旅の初めの頃に見た、あの黄金の鳥はなんだったんだろう。
たぶん萌えもん。それも伝説の萌えもんなんだろうけど、オーキドの爺さんに聞いても知らないって言ってたしなぁ。
フリーザーだったら知ってるかな?
でもなぁ……。
「おい、聞いていないのか!? こ、こら、ちょっと待てそこは駄目だ。やめろー!!」
ん? うおっ、なんか寒……。
予期せぬ事態が発生致しました。
主人公達が自然解凍するまで少々お待ち下さい。
……………………
「死ぬかと思ったぞ、おい」
フリーザーで遊んでいた萌えもん達は、吹雪の直撃を喰らって瀕死。
そんな状況で人間の自分が助かったのが不思議でならない。
「ふん。私を助けないからだ」
「まあ考え込んでた俺も悪いが、だからと言って吹雪を吹かせる事は無いだろう」
「私は悪くない」
「……まあいいや。聞きたいことがあるんだが」
「何だ?」
「伝説の萌えもんの中に黄金に輝く鳥って居ないか? 旅を初めたばかりの頃に見て、ずっと気になってたんだ。」
「黄金に輝く鳥……? ルギアか?……いやアイツは銀色だし人里まで飛んでこない。というか海から出ようとはしないはずだ」
なんだかブツブツ言っているが知っているみたいだ。
とりあえず待ってみよう。
こういうのは急かすといい結果は出ない。
「思い出した! だが確証が……」
「わかったんなら教えてくれ」
「いや、思い出せたんだが確証が得られない。私一人では答えを出すことは出来ないな」
「そうか……」
「だが、他の二人が居れば、話は別だ」
「他の二人?」
「私の知り合いだ……顔を合わせたくもない知り合いだ。まぁ私と同様に伝説の萌えもん扱いされているのだろうから、そこら辺に伝承が残っているのではないか?」
萌えもんに関する伝承?
目の前に居るフリーザーの雪山伝説とあとは……。
「ん~火の鳥伝説ぐらいしか知らないな」
「そいつともう一人居る。思い出すのも嫌だ!」
叫びと共に氷が舞う。
「そこまで嫌か」
「ああ嫌だね」
「でも黄金の鳥萌えもんが何なのかは、そいつらと話し合わないとわからないんだろ?」
「う……くうううううう!!」
すごい悔しそうだな……。
「また必要になったら呼べ!」
「ってオイ! 何処行くんだよ!」
「人間如きが私を拘束できると思うな!」
ボールに戻すためにフリーザーのモンスターボールを手に取った時には、既に彼女は何処かへ飛んでいった後だった。
「逃げやがった……あと呼ぶってどうやって呼ぶんだよ」
そう呟いた後、目の前に白い羽根が落ちてくる。
「これで呼べってことか?」
草笛ならぬ羽根笛?
「どうしろと……」
どうしようも無いので、空になってしまった使えないモンスターボールを手に街へと向かった。
コメント
やおい? 何のことです?
タイトルと本編全く関係ないじゃん?
すみません。
終わり方からして続きそう?
その通りです。
ちなみに、最後にフリーザーが飛んでいってしまうのは、作中でフリーザーを捕獲した・しないに関わらず望遠鏡を覗くとフリーザーを見ることができる事から来てます。
何でなんだろうね?
最終更新:2007年12月10日 17:17