5スレ>>500


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 この前はホウの奴にいいようにしてやられた…
 だが、今日のオレは抜かりないぜ!
 今日こそ…あいつに仕返ししてやる!



 『ゲンの仕返し大作戦』



 今日はきっちりと作戦を立てといた。
 名づけて「催眠夢喰い作戦」!
 オレの常勝コンボ、催眠術をかけてからの夢喰いでひいひい言わせてやるぜ…!
 …っと、居た居た。ソファで雑誌読んでやがる。

「おい、ホウ」
「……ん?」

 声をかけたらこっちに振り向いた。
 チャンス!

「かかったな、眠れやぁっ!」

 予め準備していた催眠術をかけてやった。
 これで勝つる…!

「………何?」
「…外した!?」

 やべっ、もう一度…っ!

「眠れっての!」
「…………馬鹿?」
「何だとてめぇ!!!」
「…ボクは他人に眠らされない」
「…あ?」
「特性『不眠』………知らない?」
「………(滝汗」

 しまった…コイツに催眠術効かないのかよ;

「…残念、今回もキミの負け」
「…うがあああああああああああっ!!!!!」

 次の瞬間、オレは頭を神通力でシェイクされて意識を失った。




 目が覚めると、もう朝になっていた。
 しかしアレだ…アイツに催眠術効かないのは誤算だったぜ。
 だけど、アイツだってずっと起きてるワケじゃねぇ…
 都合のいいことに、今は朝。
 ホウのヤツは今頃、夜更かし上がりでぐっすりの筈だ。

「ってなわけで部屋に侵入したワケだが」
「すー…すー…」

 見事に眠ってやがる。
 …しっかし、コイツがこうやって無防備な姿晒してんのは初めて見るな。
 こう、大人しくしてる分には結構美人で良いと思うんだが…って、何考えてんだオレは。

「……ぅー…」
「…っ!?!?!?」

 …って、驚かせんなよ!
 つか、ただの寝返りと寝言にビクビクしてるのもしゃあねぇ。
 さっさと始めるか…
 と、その時。

「………ん…?」
「あ……」

 ホウの目が開いた。
 んで目が合った。
 固まるオレ。
 じっとオレを見るホウ。
 そして。

「…んぅ」
「おぅんぐ!?」

 唇に柔らけー感覚。
 それがキスだって判るのに、オレは数瞬の時間が必要だった。

「んちゅぅー……」
「ん、んんんん!?!?」

 こんな時なのに、頭は妙に冷静だった。
 目が何時もに増して半開きだから、多分コイツ寝ぼけてやがる。
 だけどよ…コイツどういう夢見てやがる!?
 何コレ、体がミシミシ言ってんだが!?
 さばおりかけながらディープキスってどういう状況だよおいいいいいいいっ!?!?!?

「……んぅー」

 今度は何だよ…ってオイ、何エアスラッシュなんか展開してんだ!?
 どこに当てる気だ…って

 シュ、スパッ
 とさっ…

 …あ…ありのままに今起こった事を話すぜ!
『オレは今さばおりかけられながらキスされてたと思ってたら
 エアスラッシュで首と体が泣き別れしていた』
 な…何を言ってるのかわからねーと思うが
 おれも何がどういうことかわからなかった
 頭がどうにかなりそうだ…
 ヘルの悪の波動だとかメリィの雷だとか
 そんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ
 もっと恐ろしいものを味わったぜ…

「……ってうわあああああああああああああああああ!?!?!?!?!?」
「すぅ…」

 今、オレは生首状態でホウの胸に抱えられていた。
 ホウのヤツはオレの頭を抱えたまま、悲鳴を上げる俺に構わず満足げに寝息を立ててやがる。
 何故か痛くも痒くも無いが、首から下の感覚が無いのは悪い夢でも見てるみてぇで気持ち悪い。
 正直、顔面に感じる柔らかい感覚を落ち着いて味わう余裕も無い。
 そして、オレの意識は悲鳴と共にフェードアウトしていった………





「あ…んがが…あがぁ…」
「ねえねえホウちゃん、なんでゲン君こんな床の上でうなされてるの?」
「……お仕置きと…ご褒美?」
「???」
「……御釈迦様の掌」
「意味わかんないよ…」
「………気にしない」
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