5スレ>>521-1


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ある日マサラタウンに山程いる引き篭もりの中から一人の女の子が
オーキド研究所に呼び出しを喰らいました。

女の子は「地球爆発しろ」だの何だのブツブツ家の中で愚痴ってましたが
結局近所に住んでる友達に引き摺られて研究所に連行されていきました。


ちなみに女の子の名前は「ジーニ」ということにでもしておきましょう。


「いや決定事項じゃないのかよ!?
 未定!? 何で一番重要なところすっぽすのかな、この作者は!?」(ジーニの友人・仮)


「って俺まで“仮”かよ、どんだけ面倒くさがりなんだよ作者!!」






『 ハイテンションボヤージュ・第一幕

                マサラの変人女、旅立つ 』






ガチャ、バタン(ドアの音)




「やあ、無限に広がる大宇宙! 博士」

「挨拶ぐらい普通にやれよこの変人が!
 こんにちはもロクに言えんのかお前は!」

「失敬な、ボンボヤージュとごきげんようも
 ちゃんと言えるぞワトソン君」

「誰がワトソンだこの牛乳瓶底メガネ!
 ていうかボンボヤージュって良い旅をって意味じゃねーか
 分かってて使ってるのかよ!?」

「さて五月蝿いワトソン君は重箱の隅にでも置いといて」

「五月蝿くないよ俺! お前が妙なボケかますから
 しょうがなくツッコんでやってるんだろうがこのバカ! デニム!」

「誰がデニムだ失敬な。毛糸のパンツなら五枚ほど持ってるぞ私は」

「毛糸のパンツ穿いてんのアンタ!?
 このクソ暑い最中に!(作中では8月ぐらいです)」

「さて博士、一体何事ですか唐突に自宅警備員の私なんぞを召還して。
 私には平和を守るという崇高な使命があるんですがね?」

「自宅のか!? 自宅の平和を守るのが崇高な使命なのか!?」

「犬小屋の平和も守るぞ」

「守備範囲狭いなオイ!」


「あー、君を呼んだのは他でもない。
 このマサラ…いや、この世界の少年少女に対してのお約束、もとい
 暗黙のルールのことは知っておるじゃろうジーニ君?」

「勿論ですとも博士。
 この世界では10~12歳になったらすべからく自宅警備員を卒業して」

「自室警備員に進化するのが定めとか言うなよ?」

「失敬な、人の話は最後まで聞きたまえワトソン君」

「だから誰だよワトソンて」

「…オフン、自宅警備員を卒業して同人作家に進化して
 全国を旅するのが定めですよね!」

「それどんな全国無賃乗車の旅だよお前!?」

「(…無賃乗車?)
 あー、まあ似たようなもんじゃな。
 正確には生まれ育った街を出て、萌えもんトレーナーとして旅立つんじゃがな」

「わかってますとも」

「いや5%くらいは当たってたかもしれないけど
 残り95%は間違ってたよお前!?」

「という訳で、あれだ。君も12歳になったわけじゃから
 マサラタウンから旅立ってくれ。出来る限り音速のスピードで」

「ちょっと待ってください博士。
 そんな唐突に“旅立て”とか言われても、全く準備をしていないので
 音速では旅立てません。せめて流しそうめんのスピードでお願いします」

「ぬるぬるとしか進めませんってことか?」

「概ねそういうことになるな」

「(わかった俺スゲー、ていうか俺まで脳みそ汚染された…?)」

「それなら大丈夫、ここにちょうど緊急用の旅立ちセットがあるからのー。
 これを持っていけば無問題じゃ」

「普通避難用グッズとかじゃね、施設に常備しているのって…
 何だってボヤージュセットが…」

「心得ました博士!
 これで安心して旅立てる!」

「平気なのかそれで…(何かもう疲れた)」

「うむ、多い日も安心の“女の子用セット”じゃからの」

「アンタそれ微妙にセクハラ発言じゃね!?」



ゴソゴソ…(リュックを背負っている音)



「…よし、完了。
 ところで博士、私のパートナーはどこですか?」

「パートナーならそこにおるじゃないか(ワトソンを指差しつつ)」

「ご冗談を博士、ソレは私の踏み台であって
 パートナーなどではありませんよ」

「俺そんな目で見られてたの!?」

「という訳で萌えもんのパートナーを下さい博士」

「踏み台って何だよ、説明しろよこの変人女!」

「近頃トレーナーがアホほど旅立ってしまってのー。
 萌えもんは一人残らず旅立った子たちのパートナーとして
 送り出してしまったのじゃよ。
 わかり易くいうなら売り切れじゃ、売り切れ」

「売り切れて、萌えもんだって生き物だぞ
 もっと労わった言い方しようよ、アンタ仮にも博士だろ!?」

「はあ…では私はどうしたら良いのでしょう」

「その辺の草むらで素手で取ってきなさい」

「素手では無理ですいくらなんでも。
 博士、せめてタモを下さいタモを!」

「タモで捕まえられるんなら、トレーナーのみんな苦労しないよ!
 ていうか何でタモ!? 昆虫採集か何かじゃねーんだから!」

「冗談じゃ冗談。ホレ、萌えもんボール」

「ふむ…ならば後は生涯のパートナーをさっさと拉致ってくるのみだな」

「拉致るの!? 生涯のパートナーじゃないの!?」

「それでは行ってきます、博士!
 自宅警備は帰ってきたら必ずすると母に伝えておいて下さいね!」

「んな約束いらねえーーー!!
 
 てか、マジで旅立つのかよお前ちょっと待てやーーー……(フェードアウト)」




こうして変人女・自称頭の良いバカのジーニ(ギリギリ12歳)は
萌えもんトレーナーとして旅立っていったのでした。




「ふぅ……これでやっかい払いの依頼が全部終わったか。
 さて研究の続きを」

「博士ーーぇ、また自宅警備員を旅に出してほしいっていう
 依頼が来ましたー、しかも10件」

「………ふぅ、まだまだ平和には程遠いようじゃのぅ………」



そしてオーキド博士の受難はまだまだ続くようでした。

頑張れオーキド博士!
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