5スレ>>586


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「ハァ……」

大きくため息をついて……私、リザードンは休憩室の椅子に腰を下ろした。
ちょっと考え事をしたくて、私はご主人様に少しだけ時間を頂いて一人になったのは良かったけど……

「考えても何もうかんでこない……」

そんなことをしている内に時間は段々過ぎて行き……

「あれ……?」

自分の向かいの席に知らない人が座る。
ここにあるのは、私が使ってる丸いセンターテーブルのみ。
だから、他の人が座るのは当たり前のことだったのですが……

(フ……フリーザー?!)

伝承などでよく耳にする、伝説の三鳥……
その内の一人が今、私の目の前に居る。
そう意識するだけで私の心拍数は上がり、頭に熱い血が上がるのが分かった。

(……ど、どうしよう……)

気まずい……何かしないと……
勇気を出して声を掛けようか……
でも、相手は伝説の萌えもん…… 
 
(……ハードルが高すぎる……)

この場を立ち去る……でもそれは相手に悪い。
相手の反応を窺って対応を……でもフリーザーからは何も反応がない。

あれこれ考えてもなかなか良い案は出ず、そのまま時間だけが過ぎて行き……

そして……私は一つの結論に至った。

(……勇気を持って、話しかけてみよう)

いくら相手が伝説のもえもんでも、話しかけただけで怒る事はないでしょう
それに……伝説のもえもんのフリーザーと1対1で話す事なんて滅多にない機会……
正直なところ、興味があるというのも事実です。


相手に悟られないように、小さく深呼吸をし、頭に上っていた血が引かせる。
そして目をギュッっと瞑り、そしてついに言葉を発した。

「「あ、あのぅ……」」

(……え?)

驚いて相手の方を見ると、フリーザーもとても驚いたような顔をしてこちらを見ている。
そしてどちらが先とも無く、不意に私とフリーザーから小さな笑みがこぼれた。


「「ふふ……」」

その笑みを笑みを浮かべながら、二人は同時に理解した。
私も相手も……同じような気持ちでいたんだなぁ……と。


「えぇと、一応自己紹介をしたほうがいいんでしょうか……?」
「では、私からいきますよぅ……」

そう言うとフリーザーは立ち上がり、咳払いをしてから私の方を見て自己紹介を始めた。


「わ、私は……つい最近までふたごじまに引きこもっていたふりーざーというものですよぅ」

そう言ってフリーザーは顔を赤く染めて座り込んでしまった。
その行動に何か自分とよく似ているなぁと、私は思わず微笑む。
フリーザーもそれを見てはにかんだ笑みを浮かべた。
そして私も自己紹介を始める。

「私は……リザードンです……。その……えぇと……」

正直、何を話せばいいか全く考えて無かったので言葉がつまる。
するとフリーザーがそれを感じ取ったのか。助け船を出してくれた。

「私みたいに自爆はしなくてもいいですよぅ……。それで、リザードンさんはどうしてここに?」
「ご主人様に少しだけ、時間を頂いたんです。色々、考えたいこともあったので」
「考えことですかぅ……?」

そう、自分はちょっとご主人様との関係について悩んでいたんだ。
ずっと前の事件以来、私たちは少しずつながら関係が親密な物になっていった。
でも、それ以上の関係に進みたい……でも今の関係を壊したくない。
そう悩んでいたのだった……

じー。

「ひ……ひみつです! ひみつです! フリーザーさんはどうなのですか……?」

フリーザーがじーっと私を見ているのに気づき、私は慌てて言葉を返す。
ちょっと残念という顔をした後に、フリーザーはここに来た理由を話し始めた。


「そのぅ……今日は近くでイベントがあるのをしってますか……?」
「……?」

イベントがある事自体知らなかったので、私には何事か全く見当が付かなかった。
フリーザーはそれを見て尚も続ける。

「そのイベントが、二人一組で……」
「……その、ごめんなさい」

何となく悪いことを聞いちゃったなと思い、私はフリーザーに謝った。

「違うんですよぅ。余ったんじゃないんです、イベントはニガテなので辞退したんですよぅ」

そう言うとフリーザーの頬が緩んだ。
私は少しホッとして、フリーザーに声を掛けた。

「好きなんですね。そのお二人のことが」
「ち、ちがいますよぅ……。別にべとべたぁ大佐のことが好きだというわけでは……」
「そうなんですかー。べとべたぁ大佐さんのことが特に好きなんですね」
「ちがいますっ。笑顔が可愛くて好きなわけでも、行動が可愛らしくてすきなわけでもないのですよぅ……」
「そこまで言われると、私もべとべたぁ大佐さんに会ってみたくなりました」
「イベントが終わったらこっちに来るといってましたから……ここにいれば会えますよぅ」

そう言われて私はハッとして壁に掛かっている時計を見た。
もう約束の時間の10分前……今から向かわないと間に合わない時間であった。

「……でも私のほうが時間のようです。今からご主人様のところにいかないと心配をかけてしまいます」
「それは残念です……」

私は立ち上がりて、私に軽く礼をした。

「それでは、フリーザーさん」
「さようならですよぅ……」
「……」

フリーザーに悲しそうな顔をされて、私も悲しくなった。
部屋を出る直前に、私はふと振り返った。

「……では、いつか、きっとべとべたぁ大佐さんに会わせてもらいますね」
「……。は、はいっ。また、また会いましょう!」

 
パタン。
扉を閉めて、建物から出て、大空に飛び立ってから私は気づいた。


……相手がフリーザーという事、彼女のトレーナーの他の手持ちがベトベターという事以外、私は彼女の事を知る事が出来なかった。
つまり、再び合う事はとても……

「……ううん、ここまで相手の事を知る事が出来た……」


いつかきっと……またフリーザーさんと会える……
そんな期待を胸に、私は私にとって大事な人の所に戻っていきました。










後書きみたいな物

え~、お久しぶりです。200のひとです。
今回も無茶を言ってにーなさんとコラボしました……
何か……同じ話を違う視点から、違う人が書くとその人の特色というか、個性というか……
そういうのが見れて凄く楽しいなと思いました(そんなの私だけ? そうですか……)

次回作は今のところ未定です。でもまたコラボSSになる予定。
本編は……ちょこちょこ進めています。主に設定の変更点で上手くつなげるのに手間取ってるだけです(ぇ
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