俺は今、超極秘の荷物を持って廊下を歩いている。
目的地は俺の部屋だ。
そこには、この超極秘の荷物を渡す相手が待っている。
ん?
超極秘の荷物を運ぶ俺は誰かって?
そうだなここでは俺のことはロケット団員Bと言っておこう。
そして、相手はそうだなロケット団員Aでいいだろう。
さぁ、もう部屋に着くぞ。
部屋に入ったらルームメイトであり今回の荷物を渡す相手のAがゲームをして暇をつぶしていた。
「よう、A戻ったぞ」
「お帰り、映画は楽しかったか?」
「おうよ、バリバリ楽しめたぜ!」
「そうか、例の物は?」
「ああ、これにはいってる、劇場版ポケ。○モンスター映画館放送限定配布モンスター、ミュウだ!」
「よし、さっそく交換といこうか」
「OK」
(団員○○モン交換中)チャンチャンチャララ~ン
「交換完了、ついでに対戦でもしないか?」
「了解だ、3対3でいいな」
「OKだぜ!」
(団員ポ○○ン対戦開始)
「ちょ、いきなりLv100のミュウツーとかありえねー」
「即効で大爆発のお前もありえないし、しかも2体連続かよ。あ~ミュウツーおちたー」
「こうしなければお前のミュウツーはおとせない。うぉ~い2体目もミュウツーってしかもLv100!?」
「ああ、お前が映画行ってる間にこのゲームを引退する団員から貰ってたんだ悪いな。」
「マジかよ、さよなら俺の主力」
(対戦終了、勝者A)
「しかし、このポケ○○って奴は俺らの萌えもんと名前が似てるよなー」
「なんでも、萌えもんをこんな形にしてゲームにしたって話で、萌えもんを持つ事が出来ない小さい子が
萌えもんを持ったような感覚が出来る為らしい。」
「なるほどね~、だからあんなに幼い子供が多く居たわけか」
「んで、そんな中で大人が1人で居て明らかに浮いてたと予測しているが感想は?」
「面白ければ大人も子供も関係ない」
「建前はいいとして、本音は?」
「○ケモ○で寂しさを埋めるのはもう嫌です。いい加減早く萌えもんを支給して欲しいです。」
「ですね~」
そう、俺たちは未だに萌えもんを持っていない。
ロケット団に入れば無料で萌えもんとトレーナー資格を無条件で取得できると言われて入ってみたものの未だに萌えもんだけは渡される事はない。
これなら、トレーナー試験でも受けてトレーナー資格を取って最初の3匹のどれかをもらった方が早かった気がする。
Aもまた俺と同じ理由で入ったらしい。
PC『ピロリ~ン、メールだよメールだよピロリ~ン』
「おっと、メールか何々……」
「急に静かになってどうしたんだなんか震えてるぞ?」
Aの質問には答えられない、俺自身戸惑っている。
てかなに?え?
これなんかの冗談?
もう一度メール内容を読み直す、その内容は……
ロケット団員に緊急連絡
このたび、ロケット団組織の資金難に従い、萌えもん支給は無しになりました。
それに伴い新人および未支給団員の支給もまた有りません。
今後の団員の活躍にロケット団組織は期待します。
以上
何度読み返しても内容が変わるわけでもない
「うわぁ、まぁなんとかなるっしょ」
横からAがメールを確認してその一言、軽い発言ですねー。
「てかAは、これでいいの?」
「なるようになる」
「ならね~よ、このままではいかん萌えもんを捕獲してくるんだぜ!」
「がんばってね~」
Aの応援と共に俺は萌えもんを捕獲するべく外に出るのだ。
さて、萌えもんを捕獲すべく草むらに俺は居る。
貯金を下ろして買った萌えもんボールは6個、これだけあれば一匹ぐらいは捕獲できるだろう。
さてと準備は完了、なんの萌えもんを狙おう。
これからの季節に炎タイプのロコンかガーディ辺りがいいな、冬は暖かくすごせるぜ!
ガサガサガサ!!!
草むらに反応、萌えもんボール準備完了、さぁ来い
野生のロコンが飛び出してきた。
ロケット団員Bは手持ちに戦える萌えもんを持っていなかった。
ロケット団員Bは目の前が真っ暗になった。
「は!!」
「よう、目が覚めたかB」
「俺は一体確か、草むらに居てそこで草むらががさがさって、なぜ俺はここに居る」
「お前は無意識の内にここに戻ってきたんだ。」
「くそ~、もう一度だ~!」
野生のガーディが飛び出してきた。
ロケット団員Bの手持ちに戦える萌えもんはいなかった。
ロケット団員Bは目の前が真っ暗になった。
「おかえり」
「た、ただいま」
「どうだった?」
「ま」
「ま?」
「まだだ、まだあきらめんぞ~~!」
「げんきだねー」
野生のニャースが飛び(略
ロケット団員Bは手持ち(略
ロケット団員Bは目の前が(略
野生のポッポ(略
ロケット団員Bは手(略
ロケット団員Bは目(略
野生の(略
ロケット(略
ロケット(略
野(略
ロ(略
ロ(略
・
・
・
・
「なんでじゃ~~~~」
「しらんがな」
PC『ピロリ~ン、メールだよメールだよピロリ~ン』
「こんな時に、何なんだよ」
「今度はなんて?」
「こ、これは!」
辛い現実に打ちのめされたロケット団員B、狙ったように届けられたメール
それを見て驚きを隠せないロケット団員B、果たして彼らの元に届いたメールの内容とは次回につづく
絶叫する団員B
「嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
叫ぶ団員A
「ゼロワァァァァァァァァァァァァァァァァァァン」
彼らに一体何が!!
次回、突き付けられた非常な現実
これが勝利の鍵だ。っ[ダンボール]
最終更新:2008年10月19日 20:59