5スレ>>690

「ますたー!」
「ますたー!」
「ますたー!」
「……どうした、レアコイル」
「あそんでー!」
「あそんでー!」
「あそんでー!」
「……」

 俺の相棒、レアコイル。
 俺がトレーナー始めた頃からのつきあいで……その頃はコイルだった……まぁ、要は一番の古株だ。
 コイルの一般的なイメージからすれば、幼くて無口で大人しい、そんな感じだろう。
 で、俺のコイルは……まぁ、そんなイメージから比べたらかなり大人びた子だった。
 俺が忘れ物しそうになったりしてもあいつは場所を知ってたり、寝坊しそうになった俺をたたき起こしたり……数えたらキリがない。
 それが。

「進化したとたんにコレだもんなぁ……何故か」
「?」
「?」
「?」

 揃って?マークを浮かべるチビトリオ。
 何でだかは知らんが、俺のコイルは進化した途端、性格・容姿共にかなり幼い三人に分裂した。
 当然……なのかどうか、知能も精神年齢も三等分されたらしく、今は俺がコイツの世話をしているところであった。
 ちなみに、元が同じなせいか思考回路は三人ともほぼ同じでかなりシンクロした動きを見せてくれたりする。

「ますたー」
「いまなにをー」
「かんがえてたのー?」
「いや、特に何も」
「だったらー」
「わたしたちとー」
「あそんでー!」

 それぞれが繋がっている言葉を吐きながら、俺の足元をくるくると纏わりついてくる。
 ……ってか、今道歩いてるとこだから危ないぞ。
 お前ら小さいから下手すると踏みかねな……

 ギュム

「うに゛ゃ!」
「あー!」
「あー!」
「げっ」

 思った先から踏んでしまった……って何だ、何で空気がこんなにパリパリするんだ!?
 と、思い足元を見てみると。

「……え、えと、レア子さん?」
「ますたー」
「ひどーい」
「うわああああああん!」

 パリパリパリパリ……

「き、君らの傍ではじけてる電気は何かな?」
「わたしをー」
「なかしたー」
「うわああああああん!」

 パリパリパリパリ……

「こ、これは確かに俺のミスだけど、足元ぐるぐるしてたお前らも」
「これはー」
「おしおきだねー」
「うわああああああん!」

 バリバリバリバリ……

「ちょ、おまっ、流石に充電して攻撃とかやめt」
「にげちゃだめだよー」
「というかにがさないよー」
「ますたーのばかああああああああああああっ!」

 ズババババババババババババババババババババ!!!!!!!!

「みぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!?」

 ああ……こいつら。
 なんで小さくなってんのに。
 電撃の威力は……それぞれで据え置きなんだよ……
 そんなことを考えながら、俺は三人が同時に放った10万ボルトを喰らった。



 ・・・・・・・・・・・・・・・

 おれは めのまえが まっくらに なった !


  (完)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


・後書き

 ども、こんばんわ。曹長です。
 え、本編はどうしたって?
 目の前にバトンがあったからとりあえず放置った!(マテ

 ついに ねんがんの SSリレーに さんかしたぞ !

 とりあえずテンションおかしいのでこれにて失礼します(ぇ

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最終更新:2009年03月27日 00:07
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