好きな数字って、あるでしょ?
わからない?
わからないなら、たとえば宝くじでよく選ぶ番号とか、思い浮かんだ数字でいいのよ。
パッと頭に思い浮かんだ数字。
きっとそれが自分のフェイバリットナンバー。
さぁ、もう一度聞くわ。
あなたの好きな数字は、何?
私?
私の好きな数字は、昔からずっと決まってる。
いつだって、私を見守り、時には裏切り。
それでも、最後には私に微笑んでくれる!
そんな感じの数字かな。
わからない?
そう。
なら、教えてあげる。
私の好きな数字。
それは・・・
「ななーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
けたたましく耳をつんざく電子音なんて、最早私に届かない。
あるのは私の目の前にならんだ二つのナンバー。
7。
それと、7!
「きて!おねがい!もういっこ!!」
目まぐるしく回るドラム。
視界を縦断する7の残像。
お願いします。私の”今日”のお願い。
私のナンバー、微笑んで。
そんなねがいごとを、承ったかその否か。
キャンパスに筆を走らせ、ドーブルは何を描く?
「えいっ!」
今日の運命を、最後のボタンに。
この指に、託して―――!
――――押下する!
・・・。
「こぉんの馬鹿シャワーズっ!またスられてんじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「ごっ、ごめんなさぁ~い!!」
今日も、ご主人様からもらったお小遣いは、7に捧げてしまいました・・・。
最終更新:2009年11月05日 18:50