2スレ>>370


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『にょにょにょ、ちょっといいかにょ?』

頭に噛み付いている……というか、乗って……いや、連結合体している貝が下のヤドランに話しかける。

「……なにぃ?」

相変わらずののっぺり口調で答えるヤドラン。

『ぼくちん念願の二足歩行あーまーを手に入れたんだにょ。だから、今まで出来なかった陸地を歩き回ってみたいんにょ。』

そう、このヤドラン、先ほど進化したばっかりなのである。

ヤドンの尻尾に釣られクマーしたシェルダーが

『あなたと合体したいにょ。』

との発言にヤドンが合意して進化したのだ。

それにしても、何故この貝は尻尾に噛み付かず頭の上にいるのだろうか?

何故このヤドランは合体しただけなのに体長が1.0mから1.7mになったのだろうか?

そんな生命の不思議は置いといて、どうやらこの貝、陸地探検がしたいようだ。

「……うん、わかったぁ。」

貝の言う事を聞いて歩き始めるヤドラン。

のっそのっそ……

のっそのっそ……

のっそのっそ……

『やぁい!ぼくちんのもびるすーつすごいだろぉ~! それ、ふぁんねるっ!!』

頭の上で調子乗ってつららばりを飛ばす貝。

のっそのっそ……

のっそのっそ……

のっそのっそ……

『もしもしかめよ~かめさんよ~♪
 せかいのうちで~おまえほど~♪
 あゆみのおそい~ものはない~♪
 ど~してそんなににょろいのかぁ~♪』

呑気に歌を歌う貝。

「……のろいのかぁ~」

歌にあわせるヤドラン。

のっそのっそ……

のっそのっそ……

のっそのっそ……

『……ねぇ、なんでおそらは海と同じ青なんだにょ?』

遠くでカモがネギをしょって飛んでいるのを目にする貝。

「……なんでだろ~ねぇ?」

のっぺりと答えるヤドラン。

『……あぁも~ぅ!!』

突然貝が吼えた。

『何で遅いにょ! 何で早く歩けないにょ!』

「え~……今まで早く歩いたことなんてないしぃ~」

『こうなったら連結解除してあのねぎかもと合体しちゃうにょ! ぷりんと3点合体したら歌って飛んでねぎも振れる万能もびるすーつになるんだにょ! にょほほほ、その名もぱるしぇミk』

「わ、わかったぁ~」

連結解除を恐れたのか、ヤドランは走り出した。  ……が

「……あ。」

『にょ?』

普段から動きの鈍いヤドランが走れるわけがない。案の定、一歩目で足が縺れ、そのまま……

『へぶちっ!!』

顔面が砂浜に激突した。

『…………』

「あう~……ごめん……」

『あ、謝らなくてもいいにょ……仕方ないにょ……』

「……離れないよねぇ?」

『…うん、離れる訳がないにょ、一度連結したら二度と離れないにょ。』

「そうかぁ、よかったぁ~」

『さぁ、早くますたーの所へ戻るにょ。』

「うん~」

貝に言われヤドランは再び歩き出した。

のっそのっそ……

のっそのっそ……

のっそのっそ……

その間、貝は段々離れていく海を見つつ呟いた。

『総督、もし違うもびるすーつに乗ってたら、速く移動できたかにょ……?』








多分他のヤドンに乗り換えても速さは変わらないぞ?シェルダー。
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