>>870

    双子島内部


???「ちくしょう!!やっぱ無理かっ!!」
???「わらわのおるこの島で、好き勝手できると思うたかっ!!」
???「ここの萌えもんは、ハンター仲間の中でも高く売るって評判だってのに!」
      タタタッ

 そう言うと男は目の前に現れた青い着物の女に背を向けその場から逃げ出した

男ハンター「くそっ、次は大量仲間を引き連れて出直しだ!」
???「そのゆうなことをわらわが許すと思うかっ!!『凍える風』!!」
      ヒュ~

 着物の女が持っていた扇子から白い風が生まれ男に向かって行った

男ハンター「くそっ、行けっ!マタドガス!コータス!ゴース!『煙幕』だ!!!」
???「甘いわ!!ジュゴン『冷凍ビーム』でヤツの足を凍らせろ!!」

 ジュゴンが男の近くの海から現れた

ジュゴン「了解っス!!」
      キューン、ピーー!!

 ジュゴンの冷凍ビームで男の足が凍った

男ハンター「ちくしょ!!」
???「観念せいっ!!」
男ハンター「だが、俺を捕まえても近くにいる仲間が助けに・・・」
???「やかましい!わらわの『吹雪』で氷付けになるがよい!!」
      ひゅぉぉぉー

 男は氷付けになった

???「ふぅ、このような輩が増えてわらわも疲れる・・・」
ジュゴン「お疲れさまっス。こいつはいつも通りセキチクのジュンサーに引き渡すっス。」
???「よろしく頼む。こやつの仲間を探し出さねばな・・・」


    30分前双子島セキチク寄り海岸


???「相棒達も中に入って行ったし俺もそろそろ入るか・・・」
???「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
      ザザザザザザザザザザザザザザ・・・・

 海岸にいた男は自分の目を疑った。人が海面を走ってこっちに来ている・・・

???「・・・ひ、人?・・・いや新種の萌えもんか!?ハンターの血が騒ぐぜ!!」
???「危ねぇぞ!!そこをどいてくれ!!」
男ハンター「お前を捕まえてやる!!行け!プクリン!ゴルバット!ウツドン!」
???「ちっ、なんか勘違いしてんなっ!!すまんが押し通る!!」
男ハンター「返り討ちに・・・」
???「遅い!!竜拳流手加減『瞬爆撃』!!!」
      シュン

男ハンター「へ?いつの間に後に・・・ぐはぁ!!」

 竜拳流『瞬爆撃』(しゅんばくげき):俊足の速さで水月~腹部を攻撃する技。常人はなにが起こったか分からず倒れてゆく。


???「・・・で、こいつ何者だったんだ?」
???「所持品を調べたが、いいやつじゃあねぇですぜ竜鬼の旦那。」
竜鬼「そうなのかサイム?」
サイム「ええ、俺ら萌えもんの敵萌えもんハンターだ。」
竜鬼「何で分かるんだ?」
サイム「こいつが持っていたこのリスト。これは萌えもんの売買リストだ。」
竜鬼「そんなものまでこの世の中にはあるのか・・・許せん!!!」
   (ハンターを見かけたら、容赦なく潰そう)
サイム「で、こいつはどうするんすか旦那。」
竜鬼「ここの岩にでもくくり付けとけ!!」
サイム「分かった。」

サイム「これでよしっと。旦那~出来ましたぜ!」
竜鬼「お疲れさん。ボールに戻ってくれ。」

 俺はサイムをボールに戻し双子島の入り口まで来た

竜鬼「よし、皆ボールに入ってるな。行くぜ!」
皆「「「「「お~!!!」」」」」

    20分後

竜鬼「おかしい。島に入ってから野生の萌えもんに合わない。」

 俺達が入ってしばらく経つが萌えもんに一人も合わない・・・おかしい・・・

イズナ「おい、竜鬼・・・」

 イズナがボールの中から話しかけてきた。他のメンバーはボールの中でいつでも戦闘出来るよう準備をしていた。

竜鬼「わかってる。多分さっき倒したハンターの他にもこの島へ入ったハンターがいたんだろう。」
イズナ「早く片付けねぇとやばいぜ!」
竜鬼「あぁ、ん?・・・あ、あれは・・・」
イズナ「どうした!!」

 イズナを除き全員が一気に戦闘体勢に入った。

竜鬼「あれは・・・」
武蔵「殿、どうなされた!!」
竜鬼「あの、穴気になる!!」

 竜鬼は島内部にある穴めがけて走り出した

イズナ「・・・ヤマブキジムのワープ以来の反応だな。」
ヴァリス「こうなったら、なかなか止まらないからダーリン・・・」
イズナ「まぁ、好きにさせるか・・・」

 イズナは呆れた声で答えた


    5分後

竜鬼「やっふぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
   ひゅぅぅぅぅぅ

 竜鬼は只今二つ目の穴を落下中である

イズナ「今回はほどほどにしとけよ!」
竜鬼「わぁってる。わぁってる。」
出雲「んもぅ、ほんとに分かってるの!!」
竜鬼「今回の穴で終わりだから。」
サイム「頼んますよ旦那~」
竜鬼「大丈夫だって♪・・・ん?」

   ヒュンヒュン・・・
 竜鬼が落下している穴の出口からツララが飛んできた

竜鬼「やべぇ!!イズナ出てきて『サイコキネシス』で俺を浮かして回避してくれ!!」

   ポンッ!!
イズナ「なんでツララが飛んで来んだよっ!!」
竜鬼「俺が知るかっ!!!」

   ヒュンヒュン・・・

イズナ「チッ、きりがねぇ!!」
竜鬼「しゃーねぇ、『10万ボルト』を『サイコキネシス』で俺達の足元に集中させてくれ!!」
イズナ「了ー解!!はぁぁぁぁぁぁ!!!」
    ビリビリビリ・・・

竜鬼「行くぜ!!禁断の必殺・・」
イズナ&竜鬼「「ツイン稲妻ぁぁぁぁぁぁキィィィィィィィィィィィィク!!!!」」

 二人は足に帯びた稲妻でツララを破壊しながら落下して行った(某アニメの技はイナズマでこれは稲妻)

    バリバリバリバリ・・・
竜鬼「地面が近いイズナ!!!」
イズナ「言われなくても分かってるよ!!おらぁ『サイコキネシス』!!」

 二人は地面すれすれに浮いていた

竜鬼「危なかった・・・あれ?これは・・・」

 二人が地面だと思っていたのは凍ってしまった海面だった

???「そなたかあやつが言っておった相棒とは!!」

 竜鬼とイズナが浮いている氷の地面から少し離れた小島に青い着物の女性が立っていた



     竜鬼達が落ちてくる少し前

ジュゴン「姫様、先ほど侵入してきた男こちらに向かってきている模様です。」
???「飛んで火にいる夏の虫とはこの事、わらわじきじき懲らしめてやろうぞ!!」
ジュゴン「どうなさのです?」
???「ここ一体を氷付けにし、足場が悪く滑っているところをらわらわの『ツララ針』で死なない程度に痛めつけてやるわ!」
ジュゴン「私達はなにをすれば?」
???「ここらを氷付けにするのをてつどうてくれ。後はわらわだけで十分じゃ。」
ジュゴン「分かりました。では凍らせたら海中に潜んでおります。何かありましたらお呼びください。」

 ジュゴン達は海を含めその一帯を凍らせて海中に潜んだ

???「さて、侵入者よかかって来るがよい!!」

  ひゅるる・・・

???「ん?なんじゃこの音は?」

  ひゅるるるるるるるるるるるる

???「やっほ~い!!」
???「・・・・」

  ひゅう~

???「やっふ~!!」
???「・・・この侵入者あほぅか。ッハ!!このままではあやつ氷に串刺しになってしまう!!仕方ない助けてやるか・・・」
???「ふぅ~!!!」
???「・・・わらわの『ツララ針』で壁に貼り付けて助けてやるか・・・ふぅ、『ツララ針』!!」
     ヒュンヒュン

???「って危ねぇ!!」
???「あれをかわした!!こやつただのあほうではないな・・・『ツララ針』を攻撃に変える!!はぁぁ!!」


  そして現在に至る

???「きさまなかなかやるのう。」
???「この状況でほめられても嬉しくねぇな。」
???「ここまでやるハンターがおるとは知らなんだ。だが、わらわがおるこの島で好き勝手はさせぬぞ!!」
???「ちょっと待て、俺はハンターじゃない!名を竜鬼という格闘家萌えもんトレーナーだ!!」
???「わらわの前でまだ白を切るか。よかろうこのフリーザーじきじきに相手をしてやろう!!」
竜鬼「・・・どうしようイズナ。」
イズナ「どうしようもやっこさんやる気満々だぜ。」
竜鬼「勘違いされたまま戦闘になるなんて・・・ついてない。」
フリーザー「なにをごちゃごちゃ喋っとるのじゃ!!そっちからこないならこちらからゆくぞ!『冷凍ビーム』!!」
      ピー

竜鬼「やべぇ!かわすぞ!!」
イズナ「おぅ!」
フリーザー「遅い!畳掛けの『吹雪』!!」
      ひゅ~

竜鬼「しゃぁねぇ!イズナ俺につかまれ!」
イズナ「わかった!!」

 イズナは竜鬼の後ろから抱きつくようにつかまった

竜鬼「おらぁぁぁぁぁぁ!!!」
   ダダダダダダダダダダダ・・・

 竜鬼はイズナを抱きつかせたまま前に空いていた攻撃の隙間をかいくぐった

フリーザー「なんと!あの隙間から脱出するとは、おぬし何者だ!!」
竜鬼「だからさっきも言ったろ『格闘家』って。」

 フリーザーと竜鬼が間合いを保ち動かなくなったとき

???「キャー」
???「ッチ、静かにしやがれです。」

 二人が対峙していた場所より数百メートルぐらい離れた場所に不審な奴がいた

竜鬼「なんだ!?」
フリーザー「パウワウ!!」
パウワウ「フリーザー様!助けてください!!」
???「ばれちまったです。まぁこんなに離れていれば大丈夫です。」
竜鬼「なんだ彼女は!?」
フリーザー「そなたここからただで出れると思うなよ!!」
???「これだけ離れているですから、大丈夫です。私らは三人で行動しているハンターです。」
竜鬼「・・・あんたハンターか?」
女ハンター「そうです。でも、ここを抜ければ仲間が作った脱出口があるです。」
パウワウ「助けてくださ~い!!」
フリーザー「待っておれ今助けにゆく!!」
女ハンター「無駄です。」
竜鬼「やらせん!!うぉぉぉぉぉ!!!」
    シュンシュン

 竜鬼は俊足を生かして一瞬で距離を数十メートルまで縮めた

竜鬼「出雲さん『催眠術』そして『悪夢』!!」
   シュン ポン

女ハンター「それでは、御機嫌ようです。」
出雲「いえいえ、こんにちわ。そして、さようなら・・・」
女ハンター「えっ!?」
出雲「お仕置きよぉ~ フフフフフフフフフフフフ・・・」
竜鬼「怖っ!!」



フリーザー「すまぬ、そなたをハンターと勘違いしておった。」
竜鬼「いやいや分かってもらえたからいいって。」
パウワウ「助けてくれてありがとう。」
出雲「いえいえ気にしないでいいわよ~♪」
イズナ「そうそう、気にすんなって。困ったやつは助けるのは普通だからな。」
フリーザー「わらわからも礼をいう。ありがとう。」
竜鬼「で彼女はどうするんだ?」
女ハンター「う~ん、う~ん」
フリーザー「そろそろセキチクのジョーイが来るだろう。そやつに引き渡す。」
竜鬼「じゃあ、海岸の岩にくくり付けてるやつも一緒に引き渡してくれ。」
フリーザー「そちハンターを既に倒しておったのか。」
竜鬼「ああ、あっちから仕掛けてきたから正当防衛だったけど。」
フリーザー「重ね重ね礼を言う。何か力になって欲しいときこの羽で呼ぶがよい。駆けつける。」
竜鬼「ありがとう。使わないかもしれないぜ。」
フリーザー「よいよい。それと、これはサンダーの羽じゃ。」
竜鬼「え?どうも。」
フリーザー「あやつ数日前にひょっこり現れて、そなたに渡してくれと言ってそのまま飛び去りおった。」
竜鬼「そうですか。」
フリーザー「先ほどはハンターが進入してみな警戒しっとたから、おぬしをハンターと間違うてしもうた。」
竜鬼「いえいえ、もう気にしてませんから。もう次のグレン島に行きます。」
フリーザー「そうか、気を付けてゆくがよい。」

出雲「さよなら~」
イズナ「じゃな~」
竜鬼「今度は手合わせを頼みます。」


フリーザー「行ったか。ぬしはあの子らの後を付いて行くだけか?」
???「まーねー♪」
フリーザー「あの子らと一緒にいるやつが、そなたら一族の細胞から生み出された萌えもんか?」
???「そうよ。今は見守るだけ。でも・・・」
フリーザー「そう、次あやつらが向かうジムには・・・」
???「まぁ、成り行きに任せるわ。」
フリーザー「ふむ。」

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最終更新:2010年12月15日 00:15
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