5スレ>>886-2


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ゴゴゴ・・・
というような効果音が聞こえてきそうな、そんな感じでボールから出てきた
「ふふふ、ようやく私を出す気になったようです・・・・ね?」
何やら意味深な言葉が飛び出る
そのもえもんは、なんだかとてもかっこいい格好をしていた
「・・・だ、誰でしょう・・・?」
が、次に出てきた言葉には威厳や格好よさは無く、頼りなかった
見た目と行動が不一致だとなんだか残念な気分になる
「こっちが聞きたいんだけど」
「そ、そうですわ・・・あいつはどこに?」
こちらの質問には答えず、そのもえもんは辺りを見回していた
・・・変な子だ
「ちょっとでもいいから話を聞いてもらい無いかなぁ・・・」
「・・・あ、失礼いたしました・・・」
と、今度は素直に謝ってきた
・・・変な子だなぁ
「で、私に一体何のご用でしょうか?」
さっきと一転、キリッとした顔でこちらを向く
「いや、だから、こっちが聞きたいんだって・・・」
「は?」


トキワ手前の1番道路
「なるほど・・・」
と、今までの事を話してあげた
別にそれほど多くの出来事があったわけじゃないけど
「事の次第は分かりました、ならば・・・」
次に、そのもえもんはとても鋭い目つきでこちらをにらんだ
「な、何?」
言葉が繋がらない一間を置いて、そのもえもんはため息をつく
「いいえ、何も」


とりあえず、また変なボールに戻ってもらった
「・・・ついた」
いつも来ている道で、いつも通っている道
だけれど、今日は違う道を通っている気分になる
「・・・って、もう夕方なんだ」
気付くと既に4時、日も落ち始めている
「うーん、仕方ないけど今日はもえもんセンターで休もうか」
せっかくの門出で、新しい場所に行けなかったのが悔しいなぁ・・・
とぼとぼと、もえもんセンターまで歩く


もえもんセンター 一階ロビー

主人はため息をついていた
「まぁそんなに落ち込むな」
「そうは言ってもなぁ・・・」
何が原因かは大体分かる
せっかく旅に出たのに最初の町が知ってる場所でそこで足踏みしているからだろう
そんな事で落ち込むのもどうかと思うがな
「明日は森を抜けるんだろ?、ならいいじゃねぇか」
「でもさ、旅の初日がこんなんでいいのかなってさ、思っちゃうんだけどさ」
「紳士がそれでどうしますか」
と、今までと違う声が混じってきた
あの変な女だ
「紳士って、・・・って、いつ出したっけ?」
「失礼ながら勝手に出させていただきました」
「そんなこともできるんだ、君」
「多分マスターの力量でかわってくるぜ」
「つまり俺が弱いってこと?」
「簡単にいえばな」
「どうせ俺は素人だよ」
「まぁそんなに落ち込むな」
「・・・それ最初も言ったよな」


夜 1番道路

暗闇、とても暗い
だがそれは人にとってであって、それ以外の者にとっては明るい方である
夜だ
とても静かで、そこに住む者はまるでいないかのように気配も姿もない
が、静寂と安眠は長く続かなかった


ガサッ
草むらが揺れる音
それは風に揺れたのではなく、誰かが歩いたが為に揺れた
よそ者の気配だ
彼らは一瞬でその気配を察知して、臨戦態勢にまでなる
普段からこのような行動は起こさない、ましてや集団でなどは
だが、気配が気配だけに、戦う姿勢を取らざるを得なかった
しかし姿を見ればとんだお笑い草で、油断も多かった


ザッ!
風と草が切れる音、とても早くとても強い一撃
そこの住人は揃って圧倒されていた
早すぎて目が追いつかず、強すぎて反撃すらままならない
「それ」は彼らの目で見ても、化け物であった
次々となぎ倒されてゆく住人達、時に退き、時に進む
これは野生ではなかなか身に付かない、人工の動きだ
倒れた者達は苦い顔をして地に伏している
しかし倒れた者は瀕死ではなくギリギリの体力で生き残っていた


手加減されている・・・?
疑問を抱いたのは、他の者より一回り大きい、リーダー格の者だった
「攻撃はしなくていい!相手を弱らせろ!」
一声、その声は全ての者に行きわたり、またそれを実行し始めた
バッドステータス中心に彼らは行動する
「良い作戦だ、なら・・・」


「それ」は先ほどまでの体制を戻し
戦う姿勢をほどいた


どういうことだ?
辺りは緊張を解かず、ゆっくり歩を進める
そして、一匹がそれにかみついて行った
「ま、待って!」
声が一拍子おいて放たれる、が、その時には「それ」が動いていた


何のこともない、フェイクだった
が、野生には有効、そんな行動をする者はあまり見かけない


「それ」は、向かってきた者の顔を掴み、思いっきり吹き飛ばした
相手が小柄なこともあって、被害は少数
「やっぱり・・・こいつで戦ったほうがいい、か」


次に「それ」は火を吐いた
その火は回りを囲むようにしていた彼らを薙ぎ払う
「加減が効かなくなるぜ」
火炎放射にしては弱い、が火の子だとしたら強すぎる
少々早すぎるが、ここは・・・
「・・・っ!退いて!」


聡明な判断だと、彼はそう思った
爪についた血を振り払い、一息
余裕を持って全身を動かして、負傷した部分を探る
右足以外はほとんどやられてないも同然
全員気絶させるには十分な体力だ


全体攻撃が出てしまった時点で多数で戦うのは不利
ならば単体でかかろう、というのは少し考えれば誰でも思う
が、「それ」は格上だ
他の者では歯が立たないだろう
さらに、「それ」は戦っているうちにレベルを上げている
今ならリーダーと同レベルほどだ


「私が相手してあげる」
「・・・ここいらの奴にしては、強ぇのが出てきたな」
「褒めているのだとしたらありがとう、それじゃあ終わらせましょうか」
「まぁ、一匹大物が釣れたから、いいか」
「?」
「いや、それじゃあ始めるか・・・っ!」


朝 もえもんセンター 一階ロビー

俺の朝は早い
毎朝5時くらいに起床する癖がついてしまったせいだ
俺はもえもんセンターを後にして、眠気覚ましに散歩しに行く
「・・・うわっ、寒っ」
春とはいえまだ寒さの残る時期
なんだか一気に目が覚めたなぁ・・・
「そうだ、皆起こして散歩に行こうかな」
と、ベルトのボールを確認
「・・・あれ?」
ふと気付く、ボールの中にヒトカゲがいない
「どうしたんだろう・・・?」


「なにがだ?」
「おわ!、ってヒトカゲ?」
「おう、なんだ?」
「いやさ、起きたらお前いなかったから、どうしたかってね」
「早くに目が覚めたんでな、ちと散歩だ」
「なんだ、お前もか」

昨夜 もえもんセンターにて

今俺の隣にはザングースのソルが座ってる
「で、脈ありなのか?」
理由は簡単で、少し親交を深めようと飲み物片手にデート気分って訳だ
「何がでしょう?」
「だからさ、主人様に好意でも持ってんじゃないかってな」
表向きはそれだが実際は
[青春してるやつを見るといじりたくなる]というおっさん的な思考でこの場に臨んだ訳だ
にやけ顔でソルを見ていると少し頬に赤みが広がってる
それと共に俯いて、独りでに告白を始めた
「私だって、ずっと昔から好きだったわけじゃないんですよ?」
「ほうほう」
「最初は『頼りない兄』というイメージだったんです」


「あの方は昔から危なっかしくて、ちゃんと私がみてないとなって意気込んでました・・・」
「でも、考えていたようにはならず逆に私が助けられてばかりで、今でもふがいなさに涙する時がありますよ・・・っ」
そのときすでに彼女は泣いていた
泣き上戸だったんだな・・・
「それで、いつの間にか・・・」


「好きになってた、と?」
「ええ、・・・はい・・ぐずっ」
「まぁまぁ、もう一杯飲んで落ち着いてみな」
「あ、ありがとうございます・・・ごくっ」
豪快に飲みやがるな・・・
俺でさえ一気は堪えるのに、結構ザルだ


「で、私は私なりにアピールしようと頑張ってるんですが」
「うまくいかねぇと」
「あの方の目線からすれば妹みたいなものなんですよ・・・」じわぁ
「まぁ、あの年頃に恋を理解しろっつってもなぁ」
「やっぱり・・・駄目なんでしょうか・・」ザー


「そうだなぁ、ガキは直接言わないとわかんねぇからな」
「ちょ、直接はちょっと・・・心での準備たるものがですね・・・」
「今夜襲いにいけ」
「・・・は?」
「だからぁ、まぁ、そういうこったよ」
「それはいくらなんでも・・・」
「バーカ、ガキにゃこれくらいしとかねぇと、お前がリードすれば株も上がるかもよ?」
「・・・・」


「つっても、お前なぁ」
「え、なに?」
「自分のパートナーがいないんだからもう少し心配しろや」
「いやぁ、ヒトカゲ強いし、あんまり心配なさそうだしなぁ」
「まぁ、いいんだがな、それより昨日はどうだった?」
「何が?」
「いや、ザングースさ」
「あいつがどうかしたの?」


「ああ、まぁ、何でもねぇわ」
「変な奴だなぁ」



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あとがき

どうも、3回目になりまするねことこです
今回も今回でgdgdでしたねぇ
ものすごい文章力足りなくて、拙い出来だし
でも作るよ!甘いの来るまで作るよ!
シリアスも盛り込めたらなぁと構想だけ練ってるんですけど
お月見山のロケット団のとこで詰まってます(;´Д`)

残念ながら今回出た娘達は紹介しませんよー、あしからず
あっしの文章力が上がれば次回のうちに紹介できますかもね(  ・`∀・´)




ザン「で、私が空気だった件は一体?」
主 「回想ででたんだからいいj(ドラゴンクロー」
ザン「今回今回と言っていると埒が明きませんね、今一度仕置きをせねばならないようです」
主 「ヒィィ!ご勘弁を!どうぞよしなに!」
ザン「主まじ許すまじ」
主 「アッー」


ザン「さて、次回は私の活躍回ということで、とても期待が持てますね」
主 「い、いや、予定ないから、そんな予定ないから・・・」
ザン「おやおや、まだ生きておられましたか」
主 「まだって何!?」
ザン「脳みそが足りないようですね、手術用に風穴でも開けてあげましょうか?」
主 「これ以上は本気で勘弁してください、本気と書いてマジです」


この後主はスタッフが責任を持って処理しました


ザン「次回はトキワの森・・・と見せかけまた1番道路、次回こそは私の出番がありますように・・・」
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