5スレ>>936


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前回のあらすじ
萌え担当登場回





「さてと、準備よし」
その言葉が空に響いたのは丁度昼ごろだ
特段大荷物というものはないが、しいて言えば――
「おーい、余韻に浸ってると置いてくぞ」
「全く、これだから冒険初心者は・・・」
「マスター、先に行ってますよ?」
「・・・・、俺って、そんなに威厳ないかなぁ・・・」
もえもんたちである


ヒョウは手持ちの後ろをとぼとぼと、いかにも威厳なさそうな顔で歩いていた
「やっぱ、一撃必殺に限るよなぁ・・!」
「それは同意しますね」
「フッ・・・低俗ですね、私はじわりじわりと状態異常で・・・」
そんなヒョウの前を行くもえもんたちは
『今週の注目もえもん技 増刊号』を手に自らの趣向を話し合っている
現在は他のもえもんにもお勧めできる技を出し合っているようだ
「元祖ロマン砲はかいこうせん一押しだな」
「私は愛用ドラゴンクローで」
「やはり氷漬けオーロラビーム一択ですわね」
そんな、自己主張の激しい3匹とは違いボールで静かに収まっている少女は、どうしているだろうか
仲間外れだし、と思いボールの中でこちらを見上げるコイキングを出す


そう、俺には仲間なんていなかった
「ついに私たちにも後輩ができたと」
「やはり後輩というのは可愛らしいものですわね」
「ええと、あの」
対応しきれなくあたふたしているコイキングがいる
コイキングを出したとたんに女性陣はそちらに興味を持ってきた
姫などは抱きついて離さない始末だ
・・・仲間なんて・・・っ!
おれは心のうちで少しばかりの愚痴をこぼす
「なぁ?かわいいのか?かわいいのか?」
「・・・人によっちゃかわいいんじゃないか?というか何で2回言ったんだ」


「騒がしくてごめんね」
姫は口惜しそうにコイキングを離し、今もいじりたくてたまらないと目で訴えている
人、もといもえもんを何だと思っているんですかって、と小言を口にかいつまむ
「あはは・・・大丈夫」
そう答えるコイキングに、ある種の同族意識を感じた
俺も似たようなことされたよなぁ・・・
かつてはおれもルネにいじり倒された経験がある、ああ、俺が守らないとなぁ
コイキングに向けられた同情の意は、?と頭上に吹き出しで現れそうにしているコイキングには謎であった
まぁ、とため息に混じらせ、コイキングの頭をポンッと叩く
「あんなのだけど、これからよろしく」
俺の言葉の尻をかすめ、いきなり視界はブラックアウトした
目が閉じられる前に見えたのは、やせいのもえもんで、頭を殴られたようだった


・・・・・・?
最初の思考は視界から来る見知らぬ場所への疑問符であった
視界がぼやけているためはっきりとは見えないが、自分が見ているのは草の生える地面であることは分かった
周りが騒々しい、町かな
「――どうやら起きたようだね」
誰だ・・・?
と、お決まりの言葉が俺の頭によぎる
俺は先ほどまでの記憶を思い出せずになんとか身体を座らせた
「っ痛・・・」
座った後に、電流が走るような痛みが走る
手で頭を押さえながら辺りを見るが、いまだ状況は掴めないままだ
頭痛で顔をゆがめた俺が見たのは、俺の知り合いだ
「まだ寝てたほうがいいんじゃない?」
それは先ほど掛けられた声の主
「どうしてこうなったか聞きたいんだけど?」
――ポチエナだ


「うーん、いろいろと事情ってやつがあるんだけど・・・それは置いといて」
そのポチエナが見た向こうには、何かを取り巻く姿があって
「ほほぉ、こりゃすげぇべっぴんさんが来たもんだ」
「ああ、これならうちの姉さんにも負けず劣らずだな」
「最近は姉さんの御尊顔も見れてないからなぁ、・・・おっと涎が」
「ひっ・・・・」
そこの中心には、涙を浮かべたコイキングがいた


「はいはい、そのしょーもないもん片づけた片づけた」
と、やや柔らかい口調のポチエナは思い切りとっしんを繰り出した
どうやら急所にあたったようだ、取り巻いてたもえもんたちはそれぞれに急所を押さえ悶えている
「ごごっ、誤解!誤解だから!俺ロリコンじゃないから!」
息絶え絶えにその中の一匹が声を上げる
うめき声混じりに他のもえもんも続く
「そ、そうそう、ガキにいきり立つような変態では・・・」
「はいっ!俺!変態です!だからもっと踏んで!踏んで!」
ある程度弁解が終わった後に、ポチエナによる処刑が始まった


悲鳴が上がる中、俺は痛みが続く身体でコイキングのところへ行った
コイキングは俺に気付き、縋りつかまんと四つん這いで助けを求めていた
「おーぃ、大丈夫?」
俺も四つん這いで寄って行ったため、あまり頼りになるとは言えない

うめき声と謎のあえぎ声が響く昼下がり、コイキングはどうにも周りが理解できないようで
「ひぅ・・・」
小さな悲鳴を上げながら近寄ってきた
「あーうんうん、こわかったんだねー」
と、頭を撫でながら泣かないようにいさめる
「あの、わた、・・・こわかっ」
まだしゃっくり混じりでうまくしゃべれてないが、相当こわかったらしい
目じりからは涙が流れ、ブルブルと震えている
更には汗でびっしょりの手に小さなお守りを握ってる
・・・ちょっと前まで野生だったんだよね?
流石にこの反応はおかしい、過去に何かあったんだろうか
まぁ、あんな奴らに詰め寄せられたら怖いよな
と、思うことで納得した


処刑改めお仕置きも収まり、ポチエナがこちらに来る
「ごめんな、うちの馬鹿にもよーーっく聞かせておくから」
と、しゃっくりや涙の止まったコイキングを撫でる
「で、ええと、何でここにいるの?というかここどこ?」
切りだす俺に、何か申し訳なさそうな顔をしながらポチエナは話した
「何から説明すればいいか・・・、とりあえずここはトキワのもりの裏側のとこ、かな?」
「いや、かな?って俺に聞かないでよ」
「だよねー、んで、なんでここにいるかというと」
と、その一文を告げた後、ポチエナは一部で体育座りを続けている集団を見た
「大体あいつらのせいかな」


トキワのもり周辺にて
ヒョウの手持ち3匹は主を求めて一帯を探し回っている
「おーい・・・どこだー?」
大声で叫ぶヒトカゲはもうくたくただといった顔をして、息をつく
流石に歩いて探すのは面倒だな、と考えながら歩き続けるヒトカゲ
視界の外から突然声を掛けられた、どうやら姫のようだ
「会ってから日が浅いですが、そのような地道な作業がお好きなのですね」
「こちとら飛べる羽もないもんでな」
「そういう意味ではなかったのですが、まあ宜しいでしょう」
「それはそうと見つかったのか?」
「ええ、まぁ」
何とも歯切れ悪く答える姫にすかさず
「いたんなら何で連れてこないんだ?」
「状況がいろいろと複雑なようで、爪の子も連れて迎えに行こうかと」
「爪の子?」
「ザングースの小娘のあだ名ですわ」
「ああ、なるほどな、じゃあちょっくら見つけてくるか」


「は?ヒトカゲがお前らを襲った?」
意外な答えに少し驚き、率直に質問をする
「あいつは俺と一緒にいたはずだし、どうして襲うの?」
「いや、それがあたしにもわかんない、あいつら黙ったまんまだし」
その襲われた集団というのは最近越してきたジグザグマとマッスグマの集団だった
それほどの数はいないが、どこか存在感ある彼らだった
「でさ、あんたが飼い主だって分かったから連れてきたんだと」
「確かにヒトカゲは俺の手持ちだけど、仕返しなんてあるんだなぁ」
「ここに越してきたばかりだから、神経質になってたのかも」
と、俺たちが話している間にマッスグマ達が騒がしくなっていることに気づく
なぜかぼこぼこと殴るような音が聞こえるが、どうしたのだろうか
そう考えていると、マッスグマの中でもひと際大きいマッスグマが出てきた
多分リーダーだ
それにポチエナが気づくと、そちらを見る
その時にはマッスグマが俺たちの前に立ち尽くしており、今にも襲ってきそうだった
と、次の瞬間


「本っ当にすいませんでしたああぁ!」
そのマッスグマは土下座しながら謝罪した
「え、ええぇ・・・」
俺はよくわからない行動をされてどうにも対応に困った
ポチエナもいきなりで少し引いている
いったいなんだっていうんだ・・・
「と、とりあえず落ち着いて顔をあげて・・・」
俺は困惑しながらそう言った
その時


「おーう、無事かー?」
ヒトカゲがマッスグマの後ろに現れた


ど、どういうことだ・・・?
ヒトカゲはその珍妙な場面に出くわし、ヒョウ同様に困惑した
「ええと、ととととりあえず落ち着くんだ・・・」
「落ち着くのはあなたのほうですわ、一体何だと・・・」
と続いて姫が顔を出した
「あらあら、主様にこんな趣味が・・・」
その姫はなんともからかいたくて仕方ないといった表情をしていた
多分人の弱みを握った時になる顔だ・・・
「何でこんなに複雑な状況になったんだ・・・」
呟いた俺に返す言葉もなく、代わりにマッスグマが続きを言い始めた


「この一件はあたしの責任です・・・どうか皆には処罰しないでおいてください・・・」
「ち、違うよ!姉ちゃんのせいじゃないよ!」
「そうだよ!俺らがわるかったんだ!姉ちゃんはなんもわるくない!」
「全部あいつがわるいんだ!」
と、子供らはヒトカゲを差した
それに対しヒトカゲは虚を突かれたようで
「はぁ?」
と間抜けな返事をしている
これはいったいどういうことだろうか・・・


「そ、そうだ!この前こいつがおそってきて、だからこいつがわるものだ!」
「いや、襲った覚えねえし・・・」
「うそだ!ぼくちゃんと見た!こ、こいつがぼくらのとこに来て、顔もちゃんとみた!」
「おい・・・お前ほんとに覚えがないのか?」
「あるっちゃあるんだが・・・、襲ってはない」
「じゃあ何したんだお前は」
「散歩中に襲われたからつい」
「やっぱりお前がはんにんだったんだ!」
「だから襲っちゃいねぇって」


「お前たちいい加減にしなさい!」
リーダーのマッスグマが叱る
「でも・・・」
「でもじゃない!・・・本当にすいません」
「まぁまぁ、とりあえず詳しく話してみ」
と、ポチエナはなだめている
しばらくするとマッスグマがどうしてこうなったかを話し出した
「実は私・・・重度のバトル中毒で、それで最近あまりバトルがなかったので、その、暴走しちゃって」
「それで?」
「最後には敵味方が見分けつかなくて、こうなった次第です・・・」
「とどのつまり、ついやっちゃいました、と」


「ふう、ようやくトキワの森を抜けられた・・・」
「そうだな、むしろ入るまでが難所だった気がするが」
トキワの森を抜けた休憩所で休んでいる最中だ
「しかし驚いたな、何でお前らが来たんだ」
そういったヒトカゲに返すのはポチエナだった
「しょうがないでしょ、あんなことがあったんだし」
「だとしてもお前は別によかったじゃねえか」
「マッスグマだけ行かせたらどうなる事かって思ったら・・・」
「はいはい、過保護だねぇ」
「あんたが冷たいだけよ、ほのおのくせに」
「あくどい口に似合ったタイプでなによりだこの女」
こいつらってこんなに仲悪かったか・・・?
「まあ、これからよろしく」















あとがき

時間がなくて全然書けない・・・
次回もよろしくおねがいします




ポチ「今回こそって思ったら脇役じゃないの」
主 「これでも頑張ったんです」
姫 「何カ月もぐうたらしてて何を・・・」
主 「あれです、構成練ってたんです、はい」
ポチ「ゲームしかしてなかったとおもうんだけど?」
主 「s、取材・・・かなぁ・・・」
姫 「今回も処刑の時間が必要のようですわ♪
主 「や、やめて・・・!割と本k
ポチ「ざんねん!ぬしのじんせいはここでおわってしまった!」
姫 「次回があるかは分かりませんがなるべく頑張らせますので御容赦くださいな」
ポチ「次回はジムリーダーかな?」
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