5スレ>>957-1


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 よぅ、同志よ。よりよい萌えもんライフを送ってるかい?
 まぁ、なんだ、今日はオレの手持ちの話なんだけどな。
 オレの相棒・ブーバーは・・・なんというか、ホラ、あれだ。
 いわゆる『アホの子』なんだ・・・。

「(」・3・)」ぶー!(/・Д・)/ばー! (」・3・)」ぶー!(/・Д・)/ばー!」

 な?

「なんの歌だ、そりゃ・・・?」

 若干音の外れた声で楽しそうに歌っている件のアホの子。しかもフリ付き。

「(」・3・)」ぶー!(/・Д・)/ばー! サン・・・
 って、知らないの? 最近流行ってるアニメの歌だよー。
 這い寄れ!ベトベトンさん、ってアニメなの」
「明らかにそれホラーだよな?」

 実にSAN値が下がりそうなタイトルである。
 まったくポケモン図鑑のデータじゃ、
 『体温1200℃の私に何か御用? 触りたければどうぞ』
 なんて載ってたから、制御が難しそうだと思ったらこれだもんなぁ。
 いや、そりゃ個々の性格があるからしょうがねぇんだけどさ。

「マスターもいっしょにやってみようよ! いくよ、(」・3・)」ぶー!」
「やらん! お前はどこぞの教祖か!」

 頭の中に赤毛アフロの道化師が浮かんでくる。嬉しくなるとつい殺っちゃう的な。
 しかしこのままじゃいかん。
 日常生活の範囲ならアホの子でも別に構わないんだが、さすがに戦闘中に「あっ、チョウチョ!」とか言って追っかけていくのはさすがに・・・なぁ?
 あの時は普段憎たらしいライバルですら何とも言えない顔して「まぁ、頑張れよ」って慰めてきやがった。泣いていいか?
 ともかくだ。オレはついに前々から考えていた計画を実行することにした。
 名付けて・・・

『アホの子ブーバー改造計画』!!

 おい、誰だ「うわっ・・・こいつのネーミングセンス、ダサすぎ・・・?」とか言ってんのは。

「ブーバー」

 相変わらずフリ付きで歌い続けてるブーバーに一声。

「なに? あ、やっぱりマスターもやる気になった?」
「とりあえずそれは置いとけ。ただ今より・・・お前の改造計画を行う!」

 こいつのテンションに合わせて声高らかに宣言する。笑うな、オレだって恥ずかしい。

「・・・かい、ぞう?」

 そう言ってキョトンとした顔をするブーバー。
 色々なものをかなぐり捨てて上げたオレのテンションとは裏腹に、ブーバーはそのまま俯いてしまう。
 う、やっぱ改造はまずかったか。手持ちにしてみりゃ自分の人格を否定されたようなもんだ。
 ノリ良く言ってやればこいつも乗っかってくるだろうと思ってたが、さすがに思慮不足だったな。

「かいぞう・・・」
「あ、いや、ブーバー、別にオレは、その・・・」

 ポツリと呟いたその声にオレが慌てて弁解しようとしたそのとき、

「なんかかっこいい!」

 アホの子万歳。


『改造その1:ツンデレ』

 ・・・なんか盛大にズレてる気がするが、まぁいいか。

「よし、ブーバーまずはツンとデレを覚えるんだ」
「なるほど! 『このあらいを作ったのは誰だぁっ!』ってやつだね!」

 間違ってるはずなのに間違ってない気がするのはなぜだろう。

「普段はツンツンして時々デレデレする。この比率は9:1くらいが理想(?)らしい」
「わかった、やってみるね! えっと・・・べ、別にあんたのことなんか好きじゃないんだから!」

 普段の印象があるからか、口をとがらせて言うその仕種は子どもの癇癪みたいに見えなくもないが、それなりにらしくもある。
 が、

 グゥ~、キュルルル・・・。

「べ、別にお腹が空いたわけじゃないんだから!」

 それはなんか違う。


『改造その2:素直クール』

 次はこれかよ。

「今度は自分の思ってることを素直に言うんだ。その代わり冷静に言うんだぞ」
「じゃ、じゃあ・・・わ、わたしはマスターのことがす・・・す・・・」

 す? なんだ?

「うわーん! やっぱり無理ー!!」

 何かを言おうとしていたその顔は一気に真っ赤になり、脱兎のごとく逃げ出してしまう。
 うーん、まぁクールとは無縁だよな。なんとなく予想はしてた。


『改造その3:委員長』

 うん、これなら少しはしっかりしてくれるかもしれないな。

「マスター、寝癖がついてるよ! ほら、しっかりして!」

 そうそう、こういうのでいいんだよ。

「寝っ転がってテレビ見ちゃダメだよ! お菓子食べた手を服で拭いちゃダメだよ! 野菜の好き嫌いしちゃダメだよ!」
「そりゃ全部てめーのことだろーが!」

 却下、オレの精神衛生上よろしくない。


『改造その4:ドS』

「ブーバーさん、なんでオレは縛られてるんでしょうか?」
「ウフフ・・・マスター、熱いのは好き・・・?」

 ブーバーは恍惚の笑みを浮かべオレに近寄ってくる。
 上気して赤みを帯びたその表情は普段の彼女を忘れさせるくらい艶やかで、

「って、そうじゃねぇ! なんで嬉しそうなの!? ちょ! 待っ! ブーアッー!!」

 ウルトラ上手に焼けましたー。


『改造その5:BBA』

「萌えもんは全てを受け入れるのよ。それはそれは幸福な話ですわ」
「ゆかりんは少女臭だっつってんだろダラズ!!」

 つーかBBAって誰得だよ。


『改造その6:腐女子』

「マスターとライバルさんが・・・これは売れる・・・っ!」
「おい、やめろ」

 マジで勘弁して下さい。


『改造その7:???』

「わたし、改造されたのか!!」
「そりゃ改蔵じゃねーか!」


「あー、楽しかった!」

 オレの苦労のかいなく、ブーバーは完全に楽しんでたみたいだな・・・。
 まぁ、苦労したっつーか突っ込み疲れたっつーか。
 やっぱ、こいつの性格を改善するのは無理なのかもなぁ。

「マスター、またいっしょにやろうね!」

 けどま、そう言ってニッコリと笑うこいつの顔を見てると、別にアホの子でも構わないかとも思ってしまう。
 こいつが楽しそうだと、それだけでオレも楽しくなってることに改めて気づかされる。

「そうだな、またやるか!」
「うんっ!」

 ハハッ、オレもだいぶ毒されてんなぁ。
 今はこのままでもいい、か。あるがままのこいつで・・・。


「よしっ、ブーバー! とどめだ! かえんほう・・・」
「あっ、アリンコ!」

 やっぱいつか絶対性格改造してやる。



駄文
 ブーバーアンカを踏んで真っ先に思いついたのが冒頭の動画でした(^q^)
 そしてそのイメージのまま書いてたらなぜかアホの子に。全国のブーバーファンの皆さんごめんなさい。
 前回のリレーSSがシリアス分多め(しかも無駄に長い)だったので今回は完全コメディにしてみましたがいかがだったでしょうか?
 え? オチがベタすぎ? こまけぇこたぁいいんだよ!!
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