2スレ>>168


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あの日から、私の世界は変わった
最初に変わったのは、私のいる場所だった
今居るのはあの広い部屋ではなく、小さい部屋
博士はこう言っていた
博士(以下、博)「今日からここが君の部屋だよ」
博「これから君は、私の研究を手伝ってもらうよ」
博「よろしく」
そして、博士は私の頭を撫でて部屋から出て行った

その日から、私は博士が言った研究の手伝いをしている
手伝いといっても、私が何かするわけではなかった
博士は私にいろいろとこの世界のことを教えてくれた
最初はポケモンの事だった
ポケモン……萌えもんの元となった存在
あの日私が見たあれは、ポケモンのロコンと教えられた
そうなんだ、だから私はあれに同じ雰囲気を感じたんだ
それから私はポケモンに関する事を教えてもらった
次に教えられたのは言葉だった
いろいろな言葉、いろんな意味を持つ言葉
その一つ一つを理解するごとに、周りからは「おお」と声があがる
そして、理解するごとに博士は私の頭を撫でてくる
頭を撫でられるごとに私は不思議な感覚が来る
最初の時とまったく違う感覚、この感覚は何なんだろ
そして感覚と共にもう一つの思いもあった
もっと撫でてほしい、もっと褒めて欲しい、周りの人と同じように博士と喋りたい
私は口を開くそして
ロコン(以下ロ)「……は…か……せ…」
私の最初の言葉、博士も周りの人も驚いた顔をしていた

それから博士たちは私に喋る練習をさせていった
おかげでいろいろ話せるようになった
ロ「はかせ、はかせ今日はなにをするの?」
博「ふむ、君もだいぶ話せるようになったからね」
私がうきうきしながら待っていると
博「しかし、まさかここまで人に近い存在になるとは」
博「いや、そもそもポケモン自体我々と同じように理解できるのではないのか?」
博「ただ、話すことが出来ないだけで」
ロ「むう」
また、博士の独り言が始まった
こうなるとなかなか戻ってこない
私と博士が話せるようになってから度々こういうことが起きる
博「さてさてロコン」
あ、戻ってきた
博「君にいい物をあげよう」
ロ「いい物?」
博「ああ、これだよ」
ろ「?」
なんだろ、石?
博「これは、ほのおのいしだよ」
ロ「ほのおのいし……」
覚えてる、教えてもらったこと
この石を使えば一部の炎タイプのポケモンが進化するって
博「そうだよ、ロコン…これを使って進化してみてくれ」
進化……それを博士は望んでいる
ロ「うん、やってみる」
どうしよういろいろ試してみよう
ロ「えい、えい」
振ってみる
ロ「う~~~~ん」
念じてみる
ガリ
ロ「あう、かたい」
かじっても反応は無い
博「駄目か」
ロ「ううう」
私はうなずく事しか出来なかった
博「あの時と同じように進化するにも何かきっかけがあるのだろうか…」
博士がまた独り言を言っている、でも私はそれどころではなかった
どうしよう、このままじゃ博士に喜んでもらえない
それに撫でてもくれない、そんなことを思っていると
博「ここで進化は出来ませんでしたっと結果を出すには早すぎる」
博「他にも検証対象が必要だろう、それなら他の萌えもんも必要だ」
博「そうだな今後の方針はこれで行くか、ロコン」
ロ「!……はい……」
恐る恐る博士を見た
博「今日はお疲れ様、また明日から頑張ってもらうよ」
ロ「え?なんで?」
博「え」
ロ「何でおこらないの?」
博「何故、怒る必要が?」
ロ「だって、私は進化出来なかった……」
博「そうだね、でもそれは仕方が無いことなんだよ」
ロ「仕方が無いって……」
今の私はきっと泣きそうな顔をしてるのだろう
博「いいかいロコン」
博「今回は進化できなかったけどそれはまだ何かが足りないからなんだよ」
ロ「何かが足りない?」
博「そう、何かが」
ロ「それは何?」
博「それは私も分からない、だからこれから調べるつもりなんだ」
博「だからロコン、その時は手伝ってもらうから」
そう言って博士は笑いながら頭を撫でてくれた
ロ「うん……わかった」
博「うん、それまでその石はロコンが持っていてくれ」
私はうなずいた
博「それならずっと持っていられるように何かの形にしよう」
博「これでよし」
博士は石に紐を通して輪を作って私の首にかけてくれた
これが最初で最後の博士から私にくれた物
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