2スレ>>502


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一面土で覆われた時の独特な臭いがする、洞窟の中。
 やや薄暗いものの、洞窟自体はところどころ地面の上に繋がって光が漏れる穴があるおかげで、灯りを必要とするようなものではない。
 今や観光名所にもなっているお月見山。
 その山の洞窟をハナダからニビへと通り抜けようとしている者が、また一グループいた。
 一人はごてごてとした、明らかに山向きではない服で、表情を変えずにいながらも、どこか余裕のない雰囲気で歩いていた。
 一人はひらひらとその紫の羽を羽ばたかせながら、つま先だけつけるように進む。

「息が切れてません? 我慢は体に毒ですよー、パルシェンさん?」
「日頃からお前の毒素を吸っているんだ、どうという事はない。余計な節介だ」
 パルシェンとモルフォン。
「喋ると疲れるぞ、パルシェン。あまり無理はするなよ」
「無理はしていない。馬鹿じゃないんだ、自分の限度くらいは知っている」
「そうか」
 彼女たちに挟まれるように言葉を右から左から耳に受ける、彼女達の主。
 そして、彼の後ろ側を一定の距離を保つように、謎の大きなカートがついて来ていた。
 その中から、ぼそりぼそりと洞窟に時々声が響く様は怪奇現象そのものだ。
 さらによく見ると、カートからは半透明の触手が伸びて主に巻き付いている。

「……進め我らが鉄人兵団……えいえいおー」
 茹で上がったタコのように、中にぐでんといたのはドククラゲだった。
 彼女の基本的なポジションは触手を伸ばして引きずられている状態なのだが、さすがにおうとつがありすぎる山道で根をあげた。
 本人曰く「愛のない痛みは許しがたい……」という事で、とにもかくにも登山用にカートを調達する事になったのである。
 傍から見れば異様な光景であるが、虐待ではなくなったので道徳的にはとてつもなく大きな進歩と言えるだろう。
「気が抜ける歌を歌うな、クラゲ。せめて気分が落ち着くか、高揚する歌にしろ」
「……あつくなれー、ゆめみたー、あしーたーをー……かならーず……いつかつかまえr」
「もういい、止めろ。お前に気合が入る歌を期待した私が間抜けだった」
「……ひどい、ひどすぎる……。御主人様、私を慰めて……心も体も」
「メンタル限定で、後でな」
「……死亡フラグ……?」
「慰めるより前に、治療の方が先ですよねー、常識的に考えて」
「それだけはお前に同感だ」
 溜息をついて同調すると、パルシェンは前を向くことに専念した。

 ドククラゲやパルシェンは、そもそも体の作りや出身からして山道やこういった道向きではない。
 彼女達にとって相性がいい相手がいる地帯が、そもそも彼女達にとって苦手な地形というのは当然の話なのだが。
 どうせカートがあるのだからパルシェンも乗っていればいいと提案は出たのだが、彼女のプライドには耐え難いらしく、嫌がったのだ。
 もっとも、消耗しているのはそれだけが理由ではなかったが。

「それにしても、さっきから随分と野生もえもんが突っ掛かってきますよねー」
 ひらひらと舞う羽を傾いで主の方へ少し寄ると、彼女は近所のお隣さんレベルの話し方でそんな事を口にした。
「……まあ、確かにな」
「正直、このピリピリし具合は少しおかしいぞ。何かあるのか?」
 お月見山は月の石やピッピといった存在が表沙汰になってからは観光名所としても名を馳せるが、それ以前はただの通行路だ。
 当然のように野生のもえもんは現れるし、それが時に人に害意を与える事も珍しくは、ない。
 珍しくはないが、彼らの目の前に現れるもえもんは例外なく、何か値踏みするような目つきで睨んでくると、その道に立ちはだかるのだった。
 道を譲らないのならば容赦をする彼らではなく、問答無用でオーロラビームを撃たれたり、何もないと思っていたカートの中から突然溶解液が噴き出したり、
蛾に手足の自由を奪われて体液を吸われたりする者がいた。
 どれも大概は劣勢になると、即座に逃げ出している――最後の場合は、意識的にモルフォンが逃がしてやっているのだが。
「捕まえなくていいんですかー?」
「弱ったら逃げ出すような奴なら、どうせ捕まえても結局解放することになるんだから仕方ないだろう?」
「主は割とその辺りは容赦がないからな――」
 そうパルシェンが言って、さらに言葉を続けようとした時。


 空気が、震えた。



「……な、何だッ?」
 轟音。
 狭い洞窟全体に響き渡るような、岩盤が砕ける音が響き渡ると、モルフォン歯ぱたりと羽の羽ばたきを止め、パルシェンは身構えた。
 ドククラゲもひょっこりと顔だけカートから突き出す形で、反応する。
 辺りの天井からぱらぱらと土が落ちてくるが、洞窟自体は頑丈で崩れ落ちる気配もない。
 そして――洞窟の中に響き渡る、声。



「天呼ぶ、地呼ぶ、人が呼ぶ! 世に仇なす者を討てと、風が私に囁きかける!」



「……誰だ、こんな時代遅れの名乗りをする奴は」
 平静を乱されたのも相俟って、ぎりぎりとパルシェンが酷評を下す。
 すると、彼らの前方上方にあった岩が砕け落ち、土ぼこりと落ちてくる岩と共に、判別不能な物体が地面に舞い降りた。
 それは中身を判別できないほど高速に回転しながら、暫く落ちてくる岩石を砕き割って――やがて、止まる。
 悠然と、優雅に。
 それは少女の形をしていたが、もえもんである事は明白だった。
 素足に、ひらひらと、本人の動きを受けて過剰に舞うスカート部分が目立つ服は紫色。
 アメジストのような深い光を湛えた瞳に、金髪は星型のアクセサリーで纏めてある。
 その姿は――

「……スターミーか?!」
「ご名答!」

 色んな意味で驚愕の声をあげる男に、律儀に反応して彼女は答える。
 上半身をひねりながら前に折り曲げ、右腕を折り曲がった体と水平に地面に伸ばし、左腕をさらに水平に後ろ上方に伸ばす。
「人の味方、もえもんの味方、そして正義の味方!」
 そして上半身を上げながら腕を交差させ、ポーズを決めて声高らかに叫ぶ!




「コスモウィッチ・スターミー、ただいま見参ッ!」




「――」
「――」
「……うわー」
「……わーわー……ぱちぱち」

 空気が、凍った。
 かなり一方的に。
 パルシェンは信じられない、信じたくないというように、やりきれない表情で視線を地面に落とし。
 モルフォンは相変わらずにこにこと、嘲笑とも苦笑とも取れるような笑みをこぼし。
 ドククラゲは拍手して、ひゅーひゅーと口笛まで吹いて歓迎モードであった。
 そして、ただ彼女達の主は呆気に取られて、眉をひそめたまま動けずにいた。

 しかし、そんな彼等の様子を無視しているのかはたまた気にかかっていないのか、スターミーはポーズを解除し、びっと男を指差して叫ぶように喋り始めた。
 まだ幼さを残す少女の声で。

「貴方達ですねっ! このお月見山のもえもんを無闇に脅かしているのは!」

 よく聞けば冤罪以外の何者でもないのだが、突然天井から岩盤を貫通して降ってきておかしな言動をされた挙句、
『とりあえず邪魔したもえもんを撃退した』という事実を持っている彼らとしては、一瞬黙り込まざるを得なかった。
 黙らずに、どこか瞳をきらきらさせている者もいたが。
 一瞬立って、反論しようとした頃にはもう遅い。
「この電波が、少しは人の話を――」
「やはりそうですか……では、あなた達に天罰を与えなければいけません! 星に代わって、成敗します!」
 スターミーは一方的に無理矢理肯定と受け取って、攻撃態勢に入る。
 結果として野生の攻撃的なもえもんと出遭った時に一番避けなくてはならない状況を作ってしまった。
 先手を、取られる。


「コズミック……」

 スターミーが明らかに技には必要ないと思われる前振りをつけていた。
 爪先で立ち、両腕を昇竜のように絡ませて頭上へ持ち上げながら、瞳を閉じて集中を始める。
 集中が始まると、元から特に動きが止まっていなかったドククラゲがカートから顔をのぞかせてバブル光線を放ち、

「ディープ……!」

 さらにスターミーはその腕をばっと左右に開いて、なおも攻撃を見せない。
 次に立ち直ったパルシェンがオーロラビームを素早く撃ち込み、
 モルフォンが棒立ちのままの主の下へ飛んだ。

 撃ち放たれた攻撃が直撃するその寸前、スターミーは腕を絡ませながら正面へと向け、閉じていた眼を開いて集中を全て解放する。



「インパクトッ!」



 音は、なかった。
 ただ空気が変わった。
 スターミーの掛け声が終わった瞬間、辺り一面は瞬間、異次元空間と化した。
 彼女を力点として、凄まじい不可視の負荷が四人の体を吹き飛ばさんばかりに突き抜け、異常なまでの不快感と威圧感が全身の感覚を駆け巡る。
「……ち、これはッ……!」
「……。……ッ!」
「……逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げていい……?割と死にそう」
 見えない衝撃になんとか耐える彼女達の攻撃は、とうに止まっていた。
 その異常次元の中で、スターミーの目の前でまるで分解されるようにオーロラは融けて消え、水泡はただの水泡として弾けた。
 心臓ごと布で包まれて圧迫されるような衝撃波は、しかし前哨に過ぎず。
 スターミーの瞳が一際強く輝くと、ついに彼らの足は――宙を、浮いた。

 空から地面へ落ちていくように。
 林檎が地面に落ちるように、スターミーを上にして、本来の地面と水平に、真っ逆さまに岩壁の方へと彼らは『落ちて』いく。
「……!」
 当然のように衝撃を覚悟して目を瞑った彼女達の主。
 しかし……来ると思っていたほどの衝撃はこなかった。
 ワンクッション柔らかいものに一段階挟まれてから、続いて岩壁の地面へと落ちて、ようやく止まって天地が90度変更される。
「全く、世話の焼けるマスターですねぇ」
「モルフォン……!」
 ぱたぱたと降りかかる燐粉に気がついて彼が後ろを振り返ると、壁との間に挟み込まれるように彼を受け止めていたモルフォンがいた。
「敵の攻撃が予測できたらちゃんと退避してくれません? 正直、無駄にキツい事は勘弁願いたいんですけど。
マスターは戦わないんですから、そのぐらいは毎回しっかりやってくださいね?」
「……次から気をつける」
 相変わらずの笑みと浮かべて相変わらずの口を利いてみせるが、額から流れる冷や汗は隠せず、体全体が痙攣するようにかくかくと震えている。
 結果的に彼の体重まで上乗せされて衝突したモルフォンのダメージは加速度的に増加した事もあるが、体のダメージと同時に神経全体が磨り潰されるような攻撃も原因だった。
 彼が周りを見渡すと、岩盤にカートごと吹っ飛ばされたドククラゲはかろうじてだか素なんだか分からないふらふらとした触手を上げ、
パルシェンは身を起こそうとして、がくがくと震えて自由が利かない体のせいで立ち上がれずにいる事に歯噛みしている。

「……マスター、何だと思います? 今のは」
「サイコキネシス……だろう。掛け声は違ったけど、他に考えつかない」
 超能力系のポケモンが使用する最高峰の技であり、『心に念じた何かをする』という実に曖昧な発現能力でもある。
 ――三人が三人とも、戦闘不能。
 岩盤にぶつかっても、その自慢の超装甲服には傷跡もついていないパルシェンが動けない時点で単なる物理的な突風などではない事は疑いようがない。
 ただ、普通のサイコキネシスとは、馬鹿げたほど威力が桁違いなだけで。



「……むー」
 とことこと無防備な四人に近づいていくスターミーは、しかし不満足そうに眉を顰め、彼女達の主の前に立つ。
 恐らくやる気になればこの場で苦も無く勝負をつく状態だっただろう。
 しかし、微動だにしたまま動かない。
 震える左腕で主の体を護るようにかき抱き、壁にもならない羽を彼とスターミーの間に挟みこんでいるモルフォンと、その主を前にして。

「何だか変です。私が宇宙の法則に反している気がします」
「……そりゃそうだ。冤罪、だからな」
 やっと彼がそれだけ絞り出すと、スターミーは難しい顔をして考え込みはじめる。
 この時だけ彼は、この目の前の暴走娘が『普通の野生もえもん』ではない事に感謝した。
 そうでなければ、彼らは終わっているのだから。

「とにかく、話してみないか。正義の味方は闘争よりも、話し合いで問題を解決するべきだろう?」


 結局、スターミーはぺたんと座り込んでその話し合いに乗った。




  ◇ ◇ ◇



 ようやくダメージから回復したドククラゲやパルシェンを傍聴に置きながら、とりあえず彼が出来るだけ懇切丁寧にただの通行人である事を説明した。
「……うう、すみません。完璧な人違いだったなんて……」
 するとスターミーは先程の強気はどこへやら、小さくなってぺこりと謝罪した。
 多分悪気は実際のところないんだろう、とは彼も思っていた。……同時に、関わり合いたくはないタイプだが、とも思ったが。

「まったくです。勘違いして他人を襲うとか、傍迷惑以外の何ものでもありませんよねー」
 モルフォンも、今はダメージから回復して彼の隣で座り込んでいる。
 男を抱きかかえたままの体勢だったのだが、パルシェンとドククラゲが戻ると、いつの間にか体勢を解いていた。


「すいません……この辺りにいるもえもんに、四人組の変な連中に襲われたって人が多くいたものですから」
 心底反省したようで、申し訳なさそうな小さな声でスターミーは呟く。

「遠くから見てたんですけど、明らかに変でしたからつい」
「……(ぽっ」
「おいクラゲ、そこは顔を赤らめるところじゃないだろう」
「……まあ、変なのは否定できないな」
 超弩級の『お前が言うな』的状態であるが、当事者であるだけに彼もあまり言い返せなかった。
「確かに、とおせんぼしてたもえもんだけは除けさせてもらったけどな。そういうのは……脅かすのに入るのか?」
「いえ……それは構わないんです。捕獲は人間ともえもんが出会う大切な接点でもありますから。
ただ……私が言ってるのは、もっと凶悪な人たちの話で」
 そこまで言うと、しょんぼりしていたスターミーの眼にふたたびごうごうと炎が滾り始めたように見える。
 あくまで割とどうでもいい四人のサイドとは激しい温度差があるのだが、それにも全く気付かないようだった。

「実は、この辺りのもえもんの住処を意識的に荒らしてる人達がいるって風の噂で聞いたんですよ。
最近はエスカレートして、住居ごと罠に落とすっていう話も聞いて……」
「なるほどな」
 もえもんには乱獲を防ぐために、一人につき一種族を保有できる最大数にはある程度の限界が定められている。
 加えて住居を荒らすとなると明らかに直接的な環境破壊で、立派に公の法を違反している。

「一部ではロケット団じゃないか、なんて聞いてますけど」
「……。……ロケット団……ですか」

「? モルフォン、どうかしたのか?」
「……いえ、特には。よく聞く組織ですからねー、確かに絡んでてもおかしくはないですよね」
「……? まあな。けど、所詮は噂だろう。実際にはどうだかな」
 どこか不自然さを憶えながらも、それ以上主は突っ込むことをしなかった。
 ロケット団は巨大な規模を誇る地下組織として有名であるが、時にそのネームバリューを利用して、虎の威を借るものが度々現れる。
 ロケット団だと言っていても、それが本当の話かは怪しいところなのだ。


 と、座り込んでいたスターミーが立ち上がり、拳を握って顔を上にあげる。
「とにかく! 現に困ってるもえもん達がいるのは確かですから、誰かはいるはずなんです。
貴方達に会うまでに大体の目星はつけましたから、恐らくここから先の中間部近くにかけて、いるはず!」
「……熱血だ……今のご時勢、熱血は希少価値つけて売れるよ、きっと……うふふふ」
 ぐっと両拳を握って、そのオーラを滾らせるスターミーには、何かの呟きも聞こえない。

「それでは、失礼します! すいませんでしたッ!」
 そのまましゅたっと後ろに踵を返す。
 その後姿に、最後に疑問に残っていたことを、彼はぶつけた。


「そういえば、本来の生息地はもっと違う場所のはずだよな。何でこんなところにいるんだ?」

 そう聞かれると、彼女は最後に上半身だけ振り返って、親指をぐっと立てながら。
 とびきりの笑顔でこう、応えた。




「それは無論、正義のためです!」




 そうして彼女は、来た時と同じように、まるで台風の如く去っていった。
 彼らがこれから通ろうとしていた、その通路の先に向かって。
 過ぎ去っていった大突風は、あっという間に見えなくなる。

「やれやれ、恐ろしい奴だったな。主」
「色々な意味でな。……本来の生息地と全く適合しない場所で……トレーナーも持たずに、単騎行動か」
「……一人で生きていけるのはオトナの女の証拠……」
「それならさっさとドククラゲさんもオトナになったらどうです? 私は一向に構いませんけど」
「……私は御主人様の前ではいつでも子供なの。大人な女房にして幼な妻……まさに究極……ふ、うふふふふふふ……」
「はいはい、それじゃみんな起きたことだし……そろそろ行くか。時間も体力も食っちゃったな」
 いつものように主がまとめると、全員がさっさと立ち上がる。
 ドククラゲは吹っ飛ばされたカートを引っ張ってきて、もう一度その中に入って、やはり顔だけをのぞかせた。

「……で、どうするんだ? 主」
「何がだ?」
「悪い連中とやらだ。あの傍迷惑な星の話によれば、この道の先にいるそうだが。大挙しているかもしれんな」
 パルシェンが指し示す先の通路。
 今まで通ろうとしていた最も安全に近い通路だったが、そこは危険地帯になりつつあった。
 野生のもえもんも、危機に晒されている。
 彼らにぴりぴりしているようにうつったもえもん達は、他の侵略者の影響によるものだったのだ。

「そんなの、決まっているだろう」


 そして彼女達の主には、すでに取る行動が決まっている。
 びっと通路の奥を力強く指差して――そして、





 体ごと指を反転させて、力強く言い放った。


「戻って、別の迂回ルートを探す」
「ですよねぇー」
「当然だな。君子危うきに近寄らずだ」
「……さすが御主人様、他の主人公に出来ないことを平然とやってのける……そこに痺れて、憧れるの……」

 腕を組んで当然だと言い放つパルシェン、にこにこして同調するモルフォン、実はどちらでもどうでもいいドククラゲ。
 満場一致で、取る道はもはや決定していた。
 一人特攻したスターミーが名乗りをあげて突撃していく様子を思い描きながら、彼らは今来た道を引き返す。




「まあ、できるだけ早くニビシティについて警察を呼んでやるとしよう。急がないとな」
「呼ばなくても不思議と問題ない気はしますけどねー」

 お月見山の洞窟を抜けるには、まだ遠い。
ツールボックス

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