2スレ>>516


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ある日、野生のマルマインに遭遇した。

その事自体は大して珍しくもなくよくある事、ととれるが……。

「マル……マイン……ッ!」

何故だか狐が驚愕の眼差しを向けている。

こいつらに何があったか興味などないのだが……。

「久しぶりだな、カントー中を徘徊してしまったぞ、キョウコン!」

何か違和感が……。

「キュウコンよ!」

このノリは一体……。

普段通り紫煙を燻らせ他人のフリして傍観することにしよう。

「で? 何しに来たわけ? あんたの萌えもんトレーナーの命令かしら?」

何やら知り合い同士らしいが関わると面倒臭そうだ。

「だとしたらどうする。」

前の飼い主の事だろうか、……あの場所に放置していったトレーナーか。

「叩き潰す! 例え相手が貴方であってもだ! シェルブレイズゥッ!」

妙な掛け声で大量の鬼火を展開し臨戦態勢を取る狐、……しかしいいのか? このノリ。

「そうかいっ、自己強化特殊能力速度限定ぃぃぃっ!」

随分早口にまくし立てるものだ。

「てぃああっ!」「うおおおっ!」

呆気に取られ流石の俺も目を丸くする。

いや、な……あの狐が吼えながら突撃する所なんて滅多に見られないから。

「ヒール&トゥーッ!!!」

随分な叫び声を上げマルマインの蹴りと狐の拳が打ち合う。

……素手の戦闘出来たとか、教えてはくれんのか。

物理攻撃力の方が高いくせに、火炎放射などの特殊しか使わなかった疑問は拭われた。

派手な衝撃波と雷光を撒き散らし、反動で吹き飛び着地する二人。

珍しい事に狐が押されている。

「これがリーグ制覇したお前の力か!」

「ぬぉぉぉおおおお!!!!」

マルマインの口上を無視し突進する狐。

「だがまだ足りないっ!」

再び激しくかち合う拳と蹴り。

「足ぁりないぞぉおおおおっ!!!」

狐の拳を踏み台に蹴りを放った足で大きく飛び上がるマルマイン。

踏み台にされた、という驚愕と共にマルマインを仰ぎ見る狐。

……図鑑の表記ではどちらも♀なのだが、この熱血ぶりは何なんだ?

「お前に足りないものはぁっ!」

宙返りをし着地するマルマイン。

「それはっ!」

着地と同時に叫び加速をつけ走りぬける。

「情熱理想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!!!」

一度は走りぬけ距離を置いたと思ったその刹那。

「そして何よりもぉおおおおおっ!!!!!」

一気に距離を詰め咆哮しながら飛び上がり、

「てやっ!」

蹴り1発で狐を吹き飛ばし地に這わす。

「速さが足りないッ!!」

蹴りの反動で少し高い崖に着地し狐に言い放つ。

いや……、最高のタイミングだとは思うのだが終幕だ。

「……少し黙れ。」

紫煙を燻らせ続け傍観していた俺は、マルマインの背後から蹴りを加える。

当然……。

「あひゃ~……」

崖の下に落ちていくマルマイン。

「マスター、邪魔したら駄目よ。」

怪我ひとつなくけろっと立ち上がる狐。

……あれだけ派手に土埃上げて転がったわりに汚れすらない。

「……喧しいのは苦手なんだ。」

ふぅ……とため息をつき俺の目の前に歩いてくる。

「やっぱり素直じゃないわね。」

……ほっとけ。

わしゃわしゃと狐の髪を乱暴に(何度も言うがこれでも優しく)撫でて心の中でつぶやく。

狐は髪型が崩れる、と少し嫌そうな表情を見せたが抵抗はしなかった。



ふぃん。

―――




まず最初にごめんなさい。

そしてネタでありながら甘く落としてみて失敗だったと書いてから気付いたわけですね。

ほんっとうにごめんなさい。CAPRI
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