3スレ>>14

うちの牧場のやってることはおおよそ2つ、
・ほかの家の娘を預かる、フードの調合および販売
・動物園的な利用法
どちらも爺の趣味だ。ほとんど収入にはなってない。

まぁそんなわけでこいつらのご飯には困らないんだが……

「えっとこっちは(カリッ)……魚か、野菜系統もちゃんと食うのかなこいつら」
我が家の食糧状況が全く把握できない。つか容器にラベルぐらい張ろうぜ親父……
まぁこれぐらいが無難かな、量はもう少し多いほ―

(……む)

(((((((ジー…)))))))

離れたところからまだかまだかとじっと座って我慢する7匹。
ウィンが仔犬の頃もこんな視線を送ってたがきにならなかったのに……
なんという数の暴力。仔犬7匹になす術無しとは我ながら情けない。

「もう少しまって……ろ……とぅ、お~しできたぞお前r―

 Wait!」

一喝。
さすがに親父の喝を受けたことはまだなかったか。少々ビクついている。

しかしまぁ用意ができた瞬間じっとしてたのに一瞬で臨戦態勢だ。
止めなかったら間違いなく

飛びつかれる→バランスを崩す→以下考えるまでもない。

おおよそ2歳ぐらいのガーディ相手に殺気を送るのは気が引けたがいまさらしょうがない。
あれを止めなかったらもっと酷いことになってたからな。

「怖がらせてごめんな、ほら飯だぞ~」

と大皿を置く。小分けも考えたがさっきのを見る限り大皿で正解だろう。
7個順番に置こうとしてたら詰んでたな……

動いていい、という判断を理解してくれたのだろう。
7匹は一斉にご飯めがけて突進!


……突進?この短距離で?
汗が引いてくのを感じる、視線を上に戻すと―


ドコッ


―――――

―――



「あれ、ますたーどうしたの?」

「あぁウィン……お前の子供は元気がいいな、本当に……」

ますたーは台所でフードまみれになりながら7匹と戯れてた(ウィン談)

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最終更新:2007年12月21日 00:24
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