3スレ>>277


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そいつらは、ある日いきなりサファリゾーンにやってきた。

何だか騒がしいというか、なんというか。

普通なら、人間は萌えもんを従えて命令する立場なのに
そいつは自分の萌えもんたちから、しょっちゅう蹴られたり馬鹿にされたりしていた。

そいつらはさっさと移動してしまったので、わずかな間しか見ることはできなかったけれど。
それでもその人間が、萌えもんたちより立場が弱いらしいことは分かった。

あーいう人間もいるんだなあと思って、
その日はお腹が痛くなるまでケラケラ笑ってしまったけれど

何だか楽しそうだったなあ、とも思った。


そしてその次の日も、そいつらはやってきた。
萌えもんを捕まえに来たというより、あっちこっち見回して、草むらをせわしなく掻き分けているその姿は
何かを探しにきているみたいだった。

その日は、人間の顔をはっきり見ることが出来た。
まだ子供だったけれど、いわゆる『お人よしそう』な、そんな感じの顔だった。

結局その日も探し物は見つからなかったのか、そいつらは次の日も、
そのまた次の日もやって来た。



この名前のせいでサファリゾーンに来るほとんどの人間に
笑われ、からかわれ続けてきた自分だったけれど。

――― アレにだったら、ついていっても良いかもしれないなあと、
来る日も来る日もやって来るあいつらを眺めているうちに、そう思うようになった。

アレだったら自分のこの名前を笑い、からかい、貶めるような度胸はないだろうし。


…うん。
思い立ったが吉日、っていうし。
会うだけ会ってみようと、私は今日もここにやって来たあいつらに近づいてみた。


人間は私の気配に気がついたのか、くるりとこっちを振り向いた。

あのお人よしそうな顔が、好奇心いっぱいに輝くのが見えて



「あ、何だろあの子!? うはー、かっわいいなぁ~~!!」



と叫んだのが聴こえた瞬間、
ああ、やっぱりコイツについてってみよう。

と思った。



…まあそれは、ちょっとした過ちのはじまりだったんだけどね。



でもサファリゾーンにいた頃より、笑われる回数はぐーーっと減ったし

これはこれで幸せなのかも♪
(ストレス発散もやりたい放題できるしね)
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