3スレ>>536

少年には、ここがどこだか全くわからなかった。
辺りを見回してみる。
天井から床までびっしりとダクトが接続されている。
どうやら人工建造物内部のようだが……
通気口から降りてきたのはよいものの、どうやら
大変なところに来てしまったらしい。
――黒ずくめの集団がうじゃうじゃいやがる。…というかここ、地下だよな。
…少年の世にも珍しい潜伏大作戦の始まりである。

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05 首都圏アンダーグラウンド
~地下帝國大潜伏作戦~(前編)

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事の発端は、少年一行がこれからの経路を模索したところから始まっていたかもしれない。
「クチバヘ行くには、この"ディグダの穴"を経由すると最短みたいだな。」
「私薄暗いとこ嫌いなのよね。服も汚れちゃうし、ちゃんと一日で地上に出れるならいいけど。」
「どちらにしろ洞窟なのです。別の経路はぴくるのいたオツキミ山を通ることになるのですよ。」
タウンマップを囲み、少年、ぺるこ、ぴくるは次の目的地への方針を立てていた。
「山は嫌いなのよねぇ~…イシツブテは硬いし、ゴローンはもっと硬いし、イワークはもっとも」
「なぜお前は岩タイプに対してばかり文句を言うんだ。」
「だって、これ!この前の戦闘でゴロミとか言うのに一撃入れたときから
爪の付け根が腫れてるのよ!ご主人様、癒して~♪」
「だぁぁ!ひっつくなって、おい」
……結局、ディグダの穴を経由するということで話はまとまった。
「ディグダの穴でしたらイシツブテもイワークも出てこないのですよ。」
ぴくるの一言で、ぺるこもあっさりと賛成したのは言うまでもない。





そんなわけで、少年一行、ディグダの穴に向かったまではよかった。
しかしながら旅がいつも順風満帆に進むかと思うとそうではない。
「これは…予想外ですねぇ。」
「予想外だな。」
「予想外ね。」
穴を進んだ半ばで、道が落盤によって塞がれていたのだ。
「どうしますぅ?」
「どうするか。」
「どうするのよ?」
考える一人と、意見をゆだねる二人。
そんな出鼻をくじかれた三人に、どこからともなく声がかけられた。
「あいや、ニンゲンにペルシアンにピクシーとな!よくこんなところに来た。」
「!? な、誰だ!?」
声の主は、見当たらない。
「下だよ下。」
………下?
少年は足元を覗き込んだ。なんと、穴から顔を出した萌えもんが話しかけてきている。
「……おい生首が」
「ちげぇよ!」
生首は否定する。…そう、生首なんかではなく、この穴を掘りニビークチバ間の通路を確保、
その功績から洞窟の名前にもなっている萌えもん――ディグダである。
「おまえ無知か!このディグダの名前も知らんとな!?よくそんなんでこんなとこに来たな。」
「な、萌えもんか!?どれ引っこ抜いてみようか」
「なにをする――ぎゃーやーめーれー!!」
少年は生首を引っ張って見るが、やはり抜けない。
「というか生首のト書はやめれ!!」
何はともあれディグダ少女は、地面から出てくる気はないようだ。
「ところで……この落盤はどういうことなんだ?」
ディグダの穴のことはディグダに聞け――少年は事情を伺った。
「うむ、そのことだが、……集合!!集合ーーーーーーーーーーー!!」
ディグダは急に大声を上げた。…その声に遅れて、
ボコッ…ボコボコボコボコボコ!…ボコッ!
地面に、無数の穴が開いた。
「なんだなんだ!?」
その開いた穴から現れたのはディグダ、ディグダ、ディグダ……
とにかくディグダの大群が現れた。その数……ぱっと見では数え切れない。
少なくとも両の手の指では足りないだろう。
「点呼開始!!」
その声で一斉に点呼が開始される。1、2、3、4、………。
かなり迅速な点呼である。…22、23。そこで点呼の声は途絶えた。
「総長!!全24匹集合いたしました!!」
「遅いわッ!!」
代表のディグダが集合の旨を伝えると、集合をかけたディグダ…総長は渇を加えた。
「集合の合図から数えて点呼、隊長の報告まで合わせ経過時間24.76秒!
緊急時にとってこの遅れは致命的であることを心得よ!!
次の集合は20秒以内を目標とする!精進せよ!!」
「「「「いえっさー!!」」」」
「………。」
随分と統率の取れた25匹である。総長の総評も簡潔に、ディグダたちは今回の議題へ移る。





「………というわけで今回の件については、以上のことが考えられますです!」
「これではもう無理だな。迂回路を掘る案が有力のようですね。」
「うむ……そうだな。では迂回路を掘って、塞がれた通路同士をつなぐ事にする。」
「総長の方針に対し、異議のあるものはいるか?」
「異議なし!」
「賛成賛成!」
「あたしも賛成です。」
「それ以外は無理そうだな…異議なし。」
……どうやらディグダたちの方針は固まったようだ。
「と言うわけだニンゲン。迂回路を掘るまで待ってくれ。」
「そうか、随分と長く待たされたもんだ。」
約30分の短い会議であったが、少年は何度来た道を引き返そうと思ったことか。
「…で、その迂回路はどんくらいで出来上がるんだ?」
「ふむ……。そのことなんだが……技師を呼べ!」
「イエッサ!技師殿!技師殿ーーーーーーー!!」
再びディグダの大声。……そして遅れて足元に、穴。
そこから出てきたのは……
「でっかい声出さないでくださいよ。頭痛いんですからぁ。」
「サンド技師、到着しました!」
サンドであった。…何故かヘルメットを被っていた。
「で、何の用です?」
「ふむ、迂回路の検討はどうなっている?」
「どうもこうもないですよ。今"通し"を入れようと思っていたんですが、なんだかそこらに
パイプが張り巡らされていて邪魔ッたらありゃしない。」
「そうか。して、開通にはどのくらいの時間が必要か?」
「そーですねー…」
顎に手を添えて考え込むサンド技師。
「3日…いや、二日と半日くらいですか。」
「そのくらいだろうなぁ…。」
「おい待ってくれ、そんなにかかるのか?」
もっと早く終わるものかと思っていた少年は、思わず訊き返した。
さすがに二日も待ってはいられない。そんなに待つくらいなら、
オツキミ山を通ったルートのほうが早いか同じ位なのである。
「残念ながらな…うちはイシツブテがいないから、爆薬に頼れないんだよ。」
イシツブテを"爆薬"と称するのも十分恐ろしいことだが……。
「困ったな…。」
「これは迂回したほうがいいんじゃないですかぁ?」
ぴくるは迂回案を提唱するが、それに異議を唱えるのはぺるこである。
「じょ、冗談じゃないわよ!あんなに岩がごろごろ転がってるとこ行きたくないわ!」
かなり私情である。しかしこのまま何もせず足踏みを食らうのは歯痒いと、少年は考える。
その旨を伝え、ディグダ総長に別れを告げようとしたとき、彼女は思わぬ助け舟を差し出した。
「あんたら急いでんのか?だったら、ついて来い。こっちの穴から近道できるぞ。」
……思わず"近道"という言葉に三人とも乗せられてしまった。
今となっては後悔するしかないが――。





こうしてディグダ総長の助け(?)を借りて、足止めを食らうことは回避できたようだが、
「この穴からニンゲンの街に行けるみたいだぞ。隊員が掘った穴なんだが、
その先に人工物があってうまく掘れないんだが、何かの建物に繋がったみたいだ。」
少年達は顔を見合わせた。これはいけるかもしれない、と。
人工建造物に繋がっていると言うことは、その近くに街がある、あるいは
その真上が街である可能性が高い。つまりオツキミ山を経由せずとも、ここで2,3日
足止めを食らうことなく次の街へいけるということだ。
……三人は声に出さずとも、全会一致でここを通り抜けることに賛成であること、
その旨が互いに伝わっていた。
……そしてその穴を進んだ先、この建物へ進入した時ようやく、気がついたのである。
――急がば回れ、ということに。
「さて……どうやって脱出するかだけど……。」
通気口は来た道だが、もう戻れない。戻っていったところで途中の穴に垂直経路があった。
降りることはできたが、上ることはできないだろう。しかも通気口を上る際は、無防備である。
あまり推奨された行為ではない。となれば、物陰を伝っていき、隠れながら出口を探すしかない。
……予めぺることぴくるはボールにしまってある。ぺるこの撹乱も考えたが、大胆すぎる。
事が大きくなってからでは遅いのだ。しかも、ぺるこは今、最大の武器である爪を負傷している。
これ以上彼女に無茶をさせることはできない。
少年は物陰に隠れながら、黒ずくめの集団の隙を伺う。
――まずはこの部屋から出ることを考えなければ。次はあの物資の陰に……
そんなことを考えていた時だった。
突然!

がッ!!

「!!!」
背後から羽交い絞めにされ、口元を塞がれた!
――しまった!!
必死に抵抗する少年だが、首筋に冷たい感触を感じた瞬間、露骨な抵抗をやめた。
――ナイフか?卑怯な……
何を突きつけているかは薄暗くて確認できない。しかし、雰囲気から察知できる。
抵抗すれば命はない。少年は利口であったが、この瞬間にも機を伺う。
後ろから抱きつかれ、両手は口元を塞いだ右手の腕と
刃物を持った左手の腕で体ごと挟まれて動かない。
――く…
少年は観念したふりをして、両手を上げる。降参の印である。
それと同時に、ゆっくり、ゆっくりと膝を曲げて、脚を上げる……
反撃の機を伺う。しかし――
がっ!!
今度は上げた右足の腿に右足を絡ませてきた。
首筋の冷たい感触がさらに強まる。…バレていたようだ。
――隙がないな…。おそらく幹部クラスの人間…、運が悪いなホントに。
少年は危機が強まったと同時に冷静さを取り戻した。
クールダウンした脳が叩き出した答えは一つ。シンプルなものだった。
――万事休す、か……
少年は上げかけた右足を地につけると同時に、それを真の"降参"の意に転換した――
「そうです……お静かにしていただければこちらも手荒なことはしません――」
――!? お、女!?
少年は思わず戦慄した。殺気も覇気もなく、敵意も見せない、見えない敵に。
「ついてきなさい。邪な事は考えないほうが身のためですよ。」
そういって女は、足元の床を開いた。
隠し通路だった。
――一体何を考えている?
少年はその正体不明の女に、敵であるかどうか以前に何者なのか疑問を感じていた。
抵抗はしない。もうしても無駄だと思ったからだ。
それに、運がよければ……ここを脱出できる。
少年は一つの可能性に、懸ける事にした。





隠し通路は思いのほか狭く、人一人が四つんばいで通る程度の広さしかなかった。
しかもつなぎ目から砂が絶えず零れている。随分とずさんなのか、あるいは急いで作ったのか。
少年は先に、女は後ろから追い込むように、通路の中を進んだ。
しばらく進むと、目の前に梯子が現れた。
「上りなさい。」
女は簡潔に少年に命令する。少年はその命令に素直に従った。
一段一段、丁寧に手をかけて上っていく。この先にあるのは絶望か――はたまた希望か。
その天井は蓋で閉ざされていた。
――開けていいんだな?
少年は意向を確かめるために、手をかけた蓋をすぐに開けずに、ワンテンポおいた。
……反応はない。開けるしかないだろう。
警戒しながら、あらゆる事態を想定しつつ、少年はその蓋を、開けた――
―――。
瞬間、襲い掛かってくる、光の奔流――!
少年は一瞬目を眩ましたが、蓋を開け外に出た。





通路の先に待っていたもの。それは夥しいほどの光、光。
目も開けられず、手探りでつかめるものを探す。…やわらかい草の感触。
鼻腔を掠めるのは森の匂い。
そして耳に届いたのは、煩いくらいのヒグラシの鳴き声――。
ようやく光に慣れてきた目が、瞳孔を開くことを許す。
少年は目を開けた。そこには――。
「何者だ!!」
少年が認識したのは、…巫女服?のような女達。総勢七名ほどだった。
「……な、なんなんだ、これは…。」
うろたえる少年に対し、組み手の型を崩さない七人の女性達。
年齢は様々、15、6の少女から、20代前半くらいの女性まで。
少年を囲み、明らかに敵対していた。
「返答しだいでは、容赦しない。答えろ!何者だ!?」
――これはいい展開ではないな。素直に答えるしか……何を?
少年の出身、名前、趣味特技。……どれも彼女らを納得させることのできる答えではない。
答えたとしても、弱い。出身に関しては信憑性がないし、名前は思い出せない。
……彼は警察に道端で質問されたときどうするのだろうか?
明らかに不審人物である。
「…答えられないようだな。では…」
一斉に襲い掛かろうとする女達。そこへ思わぬ救いの手が
「おやめなさい!」
……今さっき通ってきた通路の中から差し伸べられた。
「その方は我々の敵ではありません。」
その中から現れた、女の正体が明らかになる。
「エリカ様!!」
エリカ――少年はその名に覚えはなかったが、とりあえず判明したことは三つあった。
一つ――まずこのエリカという女がこの女達のリーダーだということ。女達の態度ですぐわかった。
二つ――とりあえず彼女らはこちらに対して敵意がないということ。まぁどちらに転ぶかわからないが。
そして三つ――彼女らは、何らかの勢力に敵対しているようだ。集団で行動を起こしているということは、
相手も集団であることを意味し、且つエリカの言葉は明らかに敵対している"何か"を意識している。
……まぁ十中八九、あの黒ずくめの集団と敵対しているのだろうが。
でなければあの場で鉢合わせることもないだろうしな。
…少年の頭脳は以上のことを今のやり取りで把握した。意識に反して頭は冷静のようだ。
「…数々のご無礼、お許しください。わたくし、タマムシジム、ジムリーダーを務めさせて
いただいております、エリカと申します。」
丁寧な物腰。挨拶からも気品が伝わってくる。お嬢様の鏡、そんな形容が似合う。
――ジムリーダー…?こいつが……?
個人の戦闘能力もさることながら、萌えもんの扱いも相当なものだろう。
少年は直感でそんなことを感じた。
「…さて、詳しくはわたくし達の本拠にてご説明いたします。」
――あれ、ちょっとまて、話がおかしくないか?
少年は冷静に考えてみたが、この流れはどう考えてもおかしい。
しかしながら、否定することもできず、彼はただこの流れに身を委ねるしかなかった。

首都圏アンダーグラウンド~地下帝國大潜伏作戦~(前編) 終

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【設定集】
◇登場人物

少年 焼き払われた村出身の唯一の生き残りとされている。
現在では消息不明扱いであり、彼自身の存在は忘れかけられている。
性格は冷静沈着、無口であまりしゃべらないが、熱くなると周りを見失う
弱さを持っている。ただ脳の回転は独立しているかのように、鋭い。
という設定なのですがいかんせんずれている気がしないでもないw

ぺるこ 今回は省略。下記のインタビュー参照。

ぴくる 元介護萌えもんのピクシー。生まれたときから月の力を増幅する能力を持っている。
月の神秘に関してはその全容が不明とされている。昔別の主人に仕え介護をしていたが
彼から月の石をもらいピクシーに進化した。性格は温厚だが、強い正義感から
敵対するものに対しては容赦なく、それがよく空回りしている。

ディグダ隊 肝の据わった総長をリーダーとし、杓子定規な隊長、以下隊員へと続く
25人の穴掘り隊。サイドに設計士のサンドが控えている。

エリカ タマムシシティ、タマムシジムのトレーナー七人を統括するジムリーダー。
ジム戦でどの萌えもんを出そうか今考えてるところだけどどれ出しても楽しそうな罠。
どこぞのお嬢様で、華道茶道書道に精通しているだけではなく、水泳、ピアノ、弓道、
外国語3ヶ国語、合気道、空手、剣道、なぎなたなど、さまざまな習い事に精通している
万能お嬢様。…という設定なのです、ここでは、はい。


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【おまけ】
◇インタビュー

ぺるP(以下P)「というわけで第一回の萌えもん(AR)インタビューということで、記念すべき最初のお客様、
  ペルシアンことぺるこ氏と、オニドリルことすず氏です!」
ぺるこ(以下ぺ)「よろしくね。」
すず(以下す)「こんにちはデス。」
P「本日はよろしくお願いします。早速ですが…」
ぺ「ちょっとちょっと」
P「? 何でしょうか?」
ぺ「呼ばれたのも嬉しいんだけどね、あんたちょっとは考えてるぅ?隣のコ、面識ないんだけど」
す「…(このきれいなお姉さん誰なんだろう…)」
P「ああいや、キャストミスではないのですよ。ここではおそらく本編では絡みの少ない、あるいは
  無い子達の組み合わせで消化不足を補ってもらおうかなと…」
ぺ「ええー、本編で絡み無いの?もうちょっと構成練りなさいよアンタ!」
す「あのぉ…仕事も溜まってるんで早く帰りたいんですけど…」
P「大丈夫、すずちゃん!これが君の今日の"仕事"だから!マスターにもちゃんと伝えてある。」
す「ええっ!?そうだったんですか。ならば私がんばりますよ!」
P「(計画通り)」
ぺ「はぁ…でもあなたと会うのは初めてね。」
す「えっ…あ、はい!?あのその…」
ぺ「何顔真っ赤にしちゃって…どうしたのよ?」
す「あ、いえ…(何でこの人と顔合わせただけで……)」
ぺ「……へぇ~かわいいコね。こんなに素直なコどっから拾ってきたのよ?」
P「知らないんですか?文鳥屋の看板娘、すずちゃんじゃないですか。」
ぺ「へぇ看板娘…ねぇ。はぁぁぁ~ん、かわいいわぁ…」
す「あ、あはは…どうも…。」
ぺ「ああもう、見れば見るほどかわいいわねこの子。一つほしいわぁ…(恍惚)」
P「すずちゃんは一人しかいませんって」
ぺ「じゃぁこのコ貰っていくわね。…うふふ、うふふふ……」
す「!?(ぞくっ)」
P「まぁ待ってくださいよ。その前にインタビューに答えてもらいますからね。」
ぺ「……もぅ、早くして頂戴ね。これ以上ガマンできないわよ…」
P「はい。それでは、あなたのご主人様とのエピソードに関して一つ…
  意外と本編では触れられてない出会いに関して一つ、お願いできればなと」
ぺ「出会い?…うーん、覚えてないわ。物心ついたときからご主人様と一緒なの。
  ご飯食べるときも、お風呂入るときも、寝るときもずっと一緒だったわ♪」
す「んなっ…(お、おおおおおおお風呂を一緒にっ!?)」
ぺ「でも最近は一緒にお風呂入ってくれないのよね…ご飯は一緒だけど。
  あと一緒に寝る機会も少なくなったわ…ちょっと寂しい。
  …ああ、ご主人様との出会いはね…うーん、お母さんに聞いた話なんだけど、
  ご主人様ったら、私がタマゴのときから毎晩毎晩抱いて寝てくれてたらしいの♪」
す「ふぁ…(ま、毎晩だ、抱いて!?)」←タマゴのくだりは聞こえてない。
P「それはそれは…タマゴのときからご主人様に愛されて育ったんですね。」
ぺ「もっちろん♪そのせいで、私はもうご主人様の奴隷…あぁ間違えちゃった♪と・り・こ・よ♪」
す「!!!(どっ…どーーーー!?)」
P「ははは…過激な愛情表現が飛び出しましたが、どうでしたでしょうか皆さん、今回の……」
す「(ふらふら)も…もうらめぇ…(ドサッ)」
P「あ、あれれ?すずさん?どうしたんですか!?」
ぺ「え、ど、どうしたの!?…あぁん…気絶してる顔もカワイイかも…♪」

――続くのか?

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最終更新:2007年12月21日 01:48
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