3スレ>>677


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◇これまでのまとめ、及び正式なプロジェクト化に関する報告。
※本編のみ読まれる方は、飛ばしてください。これの下に本編があります。

そろそろ長引いてきました本編。ここらで一つプロジェクトにまとめておこうと思います。

シリーズをプロジェクト化することで、下記のような利点があります。
・シリーズとそれ以外のSSを区別できる。
・まとめの際にわかりやすい名称の指定、および整頓ができる。
・作者のモチベーションが上がるとかなんとか。

従いまして本シリーズのプロジェクト名を、下記のように設定させていただく次第です。

萌えっ娘もんすたぁ Another Reason

略して萌えもん(AR)どうでしょうかこれ。…ARの意味は…ぶっちゃけ後付けなのですがwww
他の候補として萌えっ娘もんすたぁ-if-とか、月並みなもんしかなかったので少し捻ったつもりではいます。

萌えっ娘もんすたぁ Another Reason (以下AR)は、原作の萌えっ娘もんすたぁ(以下原作)の舞台を中心にした
数十話の構成からなるSS集です。各SSはそれぞれが話としてリンクしており、同じ時系列、同じ設定を引き継ぎ、
それ以降のリンクしたSSに伏線を置く、またはそれを回収するものをARシリーズと呼びます。
これにならい、今まで投稿した下記のSSを、AR本編と位置づけます。

・01「ぺること少年」
・02「文鳥屋」
・03「月夜に舞い降りた、妖精の姫」
・04「カントー都市伝説レポート」
・05「首都圏アンダーグラウンド~地下帝國大潜伏作戦~」前後編

以下鋭意執筆中...
以降の続編投下の際は【AR本編】がファイル名についているものに対しては、これらに分類されます。

また本編に関係のない、番外編的な要素を含んだものに対する作品を、AR番外と位置づけます。
今まで投稿したAR番外は、下記の通りです。

・s01「ミッシングムーン」
・s02「特集!サファリゾーン」

注:s02「特集!サファリゾーン」は、AR番外です。シリーズに比べ描写の趣向がほかと少し違いますが、
AR番外です。とてもふざけた作品ですが、AR番外です。…しつこく言うようですが!AR番外ry
以降の番外編投下の際は【AR番外】がファイル名についているものに対しては、これらに分類されます。

また、ARシリーズは他作品とのコラボレーションを実現いたしました。
下記の作品において、本作品を絡めた作品を執筆してくださいました。ありがとうございます。
ここで同時に、僭越ながら作品のあらすじを含めて紹介したいと思います。(作者名は敬称略)

・亀の甲より年の功 作:旧型SD
――少年が故郷、焼き払われた村の犯人に復讐の誓いをたてた二年目の冬。隻腕の男と
彼が操るドンカラスに復讐の手がかりを見出した少年は、彼とひと悶着あって――!?

ここで生まれたストーリーの一部設定が、AR本編に反映されています。

というわけで、以上を以ってこれまでのまとめとプロジェクト化における報告とさせていただきます。
それでは、これより下はAR本編第七話前編をお送りいたします。




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大都市、ヤマブキ。
カントーの経済事情はすべてこの都市を中心にして動いているといっても過言ではない。
……そのビルの群れの中心に聳え立つのは、ここカントーにおける最大の萌えもん企業、シルフカンパニー。
萌えもんに関する様々な事業に着目し、近年で驚くべき成長を遂げた企業である。
…そのヤマブキの名物ともいえる巨塔を、窓越しに見つめる人物がいた。
「………。」
その人物の様子を窺う、一人の萌えもんが話しかける。
「ご主人様?…なにか気になることでもあるのですか?」
「…ぴくる。俺が何の目的があって旅をしているかわかるか?」
「それは前にご主人様から聞いたのですぅ。故郷の無念を晴らすためだって…」
「ああ、そうだな。」
少年は窓を背にして、ぴくるに向き合った。
「…なのに、だ。」
むにゅ。
「俺らはこんなところで何をやってるんだ!」
「ぴふうのほほほふあいあはらひははいへ~(訳:ぴくるの頬を摘みながら聞かないで~!)」
……ホテル・プリンスヤマブキ。ツインルームの一室に、ぴくるの絶叫がこだました。


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06 守護犬は待っていた


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「♪~♪~♪~」
さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…
シャワールームでは気分よさそうに、ぺるこ。
鼻歌を遊みながら、朝のシャワータイムに心溶かしている。
「ああ~♪…気持ちいいわぁ。朝にシャワー浴びるなんて、久しぶり…♪♪♪」
恍惚の表情を浮かべて頭から歓喜の雨に打たれるぺるこ。今現在、この世でもっとも幸せな女かもしれない。
さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…
一糸纏わない濡れた身体をくねらせ、腰に指を這わせながら、そっと自身をなぞる。

『俺は必ずここへ戻ってくる。それまで勝負は預けたぞ。』

――ご主人様…
…ぺるこはご主人様のことを、想う。彼は、誓いを覆さない人間である。
途中に何が待っていたとしても、彼は自分の言ったことを必ずやり遂げてきた。
ぺるこはそんなご主人の”有言実行"を知っているし、信じている。慕っている。
……そして、思い浮かべたご主人の顔、そして言葉。それの意味していることも、故にわかっていた。
――今はまだ、私たちの力だけじゃ…勝てないのね。
そう、あの時彼が身を引いた本当の理由。それは…圧倒的な力不足。
いくらぺるこ自身が強くなろうと、打ち破れる壁の数には限界がある。
――悔しいな。でも……ご主人様の為なら。
そうとなれば、彼がまず起こす行動など、ぺるこにはお見通しであった。
きゅっきゅっきゅっ……
ぺるこはシャワーの蛇口に手をかけ、それを繰り返し奥に捻った。
さぁぁぁぁ…ぁぁぁ……ちょん…ぴちょ
ぺしゃっ、ぺしゃっ。……。
……至福の一時は終わった。その幕を自らの手で下ろすと、ぺるこは再び、現実の世界へと踵を返した。
「……ふぅ。」
濡れた身体もそのままに、ぺるこは鏡に対峙し、自分の顔と向き合う。
――さ、今日もいい顔で迎えなさい、ワ・タ・シ!
ぺしぺしっ!
その音は、ぺるこの目覚めの儀式として耳に刻まれる。
自身の両頬を、自身の両手で軽く叩く。二回、おまじないのように。
そして――
……すパァンッ!
その音は空間を隙間なく走り、残響する。
右手の掌を張り、自身の尻の右、腿の付け根を叩く。一回、気合をこめるように。
「…いきますかぁ!」
そして鏡に向かってスマイル。
これが彼女の朝――畳んであったタオルを手にかけ、適当に右肩へぶら下げる。
一日の始まりを告げる扉を、今開いた――。





「ふぅ~気持ちよかった♪……何やってるの?」
ご主人様、ぴくるの頬を引っ張るの図。
「ああ、おかえり。」
「んまっ!!!」
ボン!と顔を真っ赤にさせるぴくる
「ぺっぺぺぺぺぺぺ、ぺるこさん!なんて羨ましいプロポーショ…じゃなくて、ふふふふふ服は!?」
「ん?……今からきるけど?」
「早く着替えろよ…そろそろチェックアウトだ。」
「はぁーい♪」
『ヤマブキに来たんだし、キレイな部屋に泊まりたい』というぺるこのわがままで、ツイン一室で一泊することになった一行。
少年は最初は渋っていたが、ぺるこの久々の駄々に加え、最近まともな宿に泊まれてないという申し訳のなさ、
さらには自身にも贅沢心が芽生えた等諸々の事情で、ぺるこの要望を叶える他なかった。
「というか、ご主人様はどうして平然としてるのですかっ!?」
「ああ…俺も最初は戸惑ってたんだが…毎度のことなんでな。もう慣れた。」
そういう少年の目線は定まっていない。明らかに目が泳いでいた。
「はうぅぅぅぅぅ…どうしたらあんな”ぼんきゅっぼん”に…ち、ちがうのです!どうしたらそんなに慣れるのですか!?」
まるで”慣れる”と”成れる”が掛かったような言い回しである。そんなぴくるはご主人の
”本当は平静を装ってるだけだよ”という眼に気づいていない。
…そうこうしている内に、少年は出立の準備を手早く終わらせ、ぺるこはそれと同時に衣服を正して出てくる。
……今日はちょっと遅れたのか、ドライヤーをかけた後のブラッシングを済ませながらだったが。
「…よし、行くぞ。」
「行きましょ。」
二人は既に、部屋を出ようとしている。まるで、今日一日の打ち合わせを終わらせた営業マンの様だ。
「はうあう、待ってくださいですぅ!お二人とも、行くってどこに?」
少年はぴくるの言葉を待つこともなく、部屋を後にする。
ぺるこはそんなぴくるを可愛らしく思いながら、一緒に部屋を出ましょうといわんばかりに手を差し出す。
「今からお迎えに行くのよ。…可愛い可愛い、王子様をね!」
「……???」
またしてもぴくるは謎かけをされた気分だったが、ぺるこの温もりのある手で、答えが出なくても安心した。
……そんな気が、しただけだろうか。
「…それよりもぴくるーん、私がお風呂入ってる間、ご主人様と随分キャッキャウフフしてたようじゃない?」
「あわわわわわ……あれは違うのですよーーーーー!!」

後半へ続きます。
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