3スレ>>738


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地獄のような昨日から一夜明け、俺の体の疲労はピークだった。寝てないからな。
それに対し同じく寝ていないヘル姐はピンピンである。 …この差は一体何なのだろう…
唯一の救いはヘル姐が昨日と違って萌えもん達を畏怖させずに気軽に喋りあってる事くらい。
この状態ならしばらくは大丈夫だろう。



隊「レジアイス…?」
ヘ「そ。この間怪しい洞窟を見つけたのよ。」
隊「…へぇ、どんな。」
ヘ「入り口が氷漬けになってるのよ。これは怪しいと思うでしょ。」
隊「…レジアイスの確証がないじゃないか……」
ヘ「何言ってるの、私が何タイプか忘れたかしら?」
隊「溶かして確認してきたのか?」
へ「えぇ、もちろん。流石に私でも休憩を幾度となく挟まないと溶かしきれなかったけどね。」

ヘル姐でさえ時間がかかるとは…一体どんなけ氷があったのだろうか……

ヘ「さ、ついたわよ♪」

ヘル姐の案内の元ファイアーの背中にのり、御嬢に連れられて来たのは一つの洞穴。
…ってまた洞穴か…

隊「この入り口にまで氷が?」
へ「そうよ。」

見ると成る程、溶かして水になったと思われる痕跡が見受けられる。

ヘ「これがこの洞穴全部埋めてたんだから。」
隊「全部!? 一体何のために…」
ヘ「本人に聞いてみれば?」
隊「…それもそうだな。」

とりあえず洞穴内に入ってみる。
洞穴内はかなり冷え切っていた。

フ「……何故皆私に寄り付く……」
隊「いやだって、暖かいからさ。な、みんな。」

一斉に頷く俺の萌えもん達。ヘル姐は『お盛んねぇ~』と言いながらニヤニヤ笑っている。

ヘ「さ、ついたわよ。」

洞穴の最深部、一番大きく開けた空洞内にソレはいた。
透き通るような輝きの服を身に纏い、向こう側が透けて見える帽子を被り、胸元に黄色の点で十字を作っている萌えもん。
まさしくレジアイスだ。 そのレジアイスが……

凍ってる。大きな氷の結晶の中で目を瞑って動かないでいる。

カ「まるで…冷凍保存みたいじゃの。」
隊「…一体どうなってんだ…?」
ヘ「本人に聞いてみればいいでしょ。 ファイアーさん、手伝ってくれないかしら?」
フ「…わかった。」

ヘル姐とファイアーの2人で氷を溶かしていく。レジアイス本人に危害が当たらぬよう周りからゆっくりと。
全てを溶かしきったところでレジアイスが目をパチリと目を開けた。

レ「……もう少しで自分を凍らせてしまうところだった………」
隊「いやいやいや! 凍ってたよ!」

思わず突っ込んでしまった。

レ「ん?誰だお前達は?」
隊「ただの通りすがり…いや、お前を捕まえに来たと言っておこうか。」
レ「へぇ、私を? 最長の萌えもんレアイジスの私を?」

…色々誤字ってないか…? 冗談ならまだしもその言葉を生真面目な顔で言うのやめてくれ……

隊「バトルで負けるつもりはないぜ。ファイアー、かえんほ……」
レ「ちょっと待って。」
隊「…何だ。」
レ「この部屋寒いなぁ…よいしょっと……」

何をしだすかと思うとレジアイスはいきなり自分の氷の服を脱ぎだした。

隊「何やってるんだお前は!」
レ「ん? だって寒いじゃん。」

いつのまにかにピチッとした黒のアンダーシャツと黒のスパッツ姿になっていた。 …ほぼ平らな胸には小さなポッチ……いかんいかん。

ヘ「寒いと脱いで暑いと着るんじゃない? ほら、氷だしさ♪」
隊「…そうだな。ファイアー、かえんほうしゃ!!」
フ「わかった。」

ファイアーがレジアイスに火炎放射を浴びせた。

レ「わあっ! 暑いっ!!」

案の定、レジアイスは再び氷の服を作った。

ヘ「……ここの空間に暖房かけたらどうなるんだろうね?」
隊「…大型ロボットにでもなるんじゃないか?」
レ「くそぉ~! やったな!! 解凍ビーム!!」

レジアイスの右手から発せられたビームはものの見事に軌道を反れ、天井にヒットした。
天井が凍る。

隊「どう考えても解凍してねぇ……コイツの脳味噌を覗いてきたくなったよ…」
ヘ「噛み砕こうか?」
隊「いや、やめといてやれ……ベトベトン、レジアイスにのしかかりだ!!」
ベ「…マスターのためなら……」
レ「暑かった……ん?なんd…うわっ!」

ベトベトンののしかかりが炸裂。 レジアイスは見事に下敷きになった。 …というか尻に敷いてないか?ベトベトン……
ベトベトンの長いスカートにレジアイスの上半身がすっぽり隠れた。

レ「わぁ~! やめろぉ~! 閉じ込めるなぁ~! ここから出せ~!」

ベトベトンのスカートがひっきりなしに揺れるのが見える。
ベトベトンがこっちを見て呆れた顔をして、スカートの後ろを少したくし上げた。
圧し掛かるというよりは実質的に今跨いでいる状態なのだ。別にベトベトンのスカートが特別重いわけでもないのに、一体このレジアイスは何をしてるのだろうかと。
…これは捕まえなきゃいけないかもしれんな、うん、色々な意味で。

ヘ「ふふ……⑨ね♪」
隊「可哀想だから言ってやるなよな…ベトベトン、攻撃をやめろ。」
ベ「…りょうかい、マスター……」

ベトベトンがゆっくり退く。

レ「ケホッ!ケホッ! もう少しで溺死するところだった…!」

もう突っ込まない、もう突っ込まないぞ。
他のメンバーも何かやる気が見受けられないしな。
特にスピアーや海御嬢なんてやる気の一片すら見えない。本当に目の前にいる萌えもんが伝説の萌えもんなのかどうか疑わしくなってきてしまった。

レ「怒ったよ~! 私の冷え場のバカぢからをくらえ!!」

レジアイスが俺に真っ直ぐ向かってきた。 …無駄に避けたら面白くないな、喰らってみてもいいかも……

ウ「マスターには指一本触れさせません!!」

俺とレジアイスの間にウツボットが割って入った。

隊「ウツボット!?」
ウ「…………」

ウツボット……お前はホント、可愛くて素直な子だ……

レ「そこどけそこどけ~! お牛が通るぞっ!!」

レジアウトのばかぢから!

…ペシッ!

ん?何か今変な音しなかった?

ウ「……?」

うん、攻撃はウツボットに当たったはずなんだ。グーパンチが。
それがウツボットの胸で止められているんだよ。
(格闘は毒に対し効果今一つ&レジアイスの攻撃の種族値:50)

レ「とめられた!? もういっぱつ!!」

ペシッ

レ「もういっぱつ!!」

ぺち

レ「もう…いっぱ…!」

ぺた

レ「つ、つかれたぁ……」
ウ「……た、食べたいです……」
隊「やめておいてくれ。それに、虫しか食べないんじゃないのか? 仕方ない、ねむりごな!」
ウ「はい、マスター!」

ウツボットが眠り粉を振り撒く。
レジアイスはいとも簡単に寝てしまった。 こうなったら、俺のターン。
ハイパーボールを当てて、見事にレジアイスを捕まえたのだった。



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隊「何かすっごい疲れたぜ…色んな意味でさ。」
ヘ「ふふ、確かにそうね。 とんだ頭の弱い子だったけど。」
隊「あれで生真面目に言ってるみたいだから困るよ…言葉の勉強させなきゃいけなさそうで怖い……」
ヘ「それが育てることになるんじゃない? 楽しくなるわよ?♪」
隊「そうなればいいけどな。 ところで、ヘル姐はこの後どうするんだ?」
ヘ「う~ん、しばらくはまた一人でぶらつくわ。その内私みたいな強い萌えもんと出会いそうな気がしてね♪」
隊「…そうか。」
ヘ「じゃ、最寄の萌えもんセンターまで送ってよね♪」
隊「どうしてだよ。」
ヘ「疲れたからで悪い? それに、捕まった⑨な子をもう一度拝もうと思って♪」
隊「はいはい、わかった……」


その後、萌えもんセンターへ戻った俺たちは改めてレジアイスを出した。
その時のレジアイスが真っ裸だったというのは秘密である。
…お前どんだけモンスターボール内の気温を下げているんだよ……






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あとがき…
この作品に出てくるレジアイスは酢飯氏の描いたレジアイスをリスペクトしてます。
(まぁ、自分が原案を描いた身なので、素直に嬉しかったからという意味も篭ってます)
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