3スレ>>867


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地上から見ることはおそらく不可能な場所までやってきた。
このあたりから強烈な殺気、そして高速で接近している。
場所の特定に成功し、そっちを向くと火球が2~3発飛んできた。
軽く回避するとその先に赤と緑の翼をもった女がいた。服装も見慣れない。
お返しとばかりに2~3発放電するが同じように回避される。最小の動きでの回避だ。
お互いを近距離に捉え、臨戦体制のまま少し膠着。あたしから話かけて見る。



「あの嵐の時の奴だな?あたしはサンダー、あんたは?」
「やはりあなたがカントーの伝説の鳥の一人、サンダーでしたね。
 私の名はホウオウ。ジョウト地方より参りました。」
「ホウオウ・・・そうか、あんたがジョウトの伝説の鳥か。
 なんだってその伝説のあんたがあたしを狙う?」
「あなたはほかの伝説の萌えもんと違い、外で好き放題に落雷を落としていましたね。
 まあ、あなたは気づいていないでしょうがそのために少数ではありますが尊い命が消えています。
 あなたは己の感情で暴れています、その暴虐な行為。私はそれを止めにきたのです。
 今すぐその愚かな行為をおやめなさい。」



交わす会話の中も溢れていく体の中の力。
純粋な戦闘への意欲、強いヤツとの戦い。
あたしが本質的に求めているものだ、久々だ・・・この風と肌ざわり。



「へぇ・・・あたしに向かって怖気づく事もなくよく言ったねぇ・・・。
 イヤだっていったらどうするつもりだい?フフフ・・・。」
「天意に代わり、この私があなたを裁くまでです。」
「ハッハッハッハッハ!あんたにそれができるのかな?
 まず言っておこうか、あたしはあんたに指図されて動く女じゃない。
 それに、負けるつもりもこれっぽっちもないってね!」
「前戦ったときはお互いの確認もできずに戦闘しましたが・・・。
 あの時は嵐。私の裁きの炎は弱まり、あなたの雷技はよく通っていました。
 今は嵐の恩恵で危うく引きわけということもないでしょう。」
「アハハハハ!あたしがあの時のまんまでいると思ってる時点であんたが愚か者さ!さあいくよッ!」
「天意、裁きを受けなさい!」



お互いに急速前進しすれ違う。あたしはいち早く上を取るように飛ぶ。
嵐の時ですでにあたしの得意レンジを知っているようでホウオウもそれに対応するように飛ぶ。
あたしは上から雷を放つのが得意。こいつは水平位置からの攻撃がメイン。
スピードや動きを見る限り実力は互角。タイプ差はこの際命中しなければ大した問題じゃない。
上から後ろを取れればそれに越したことはないがおそらくホウオウは後方への攻撃方法くらいは簡単にできる。
いつでも攻撃を当てれるような間合いでお互いの隙を待ちあう戦法になる。
そうなれば一瞬でとった発想と行動が吉と出るか凶と出るか。
牽制に移動先を読んで放電しておくか。



すれ違い、お互いに間合いを取り合います。
私の得意な攻撃方法はすでに知られてしまっていますが、それだけが攻撃方法ではありません。
それはサンダーも同じことでしょう、私とサンダーの実力はおそらく完全に互角。
空中で高速に飛び回りながら相手を見失わないようにし、極々一瞬の隙を突くことが確実です。
しかし、私といえど確実に突けるとは到底思えません、相手から大きな行動に出るでしょうが。
私がそれを見抜けなければ私が落とされてしまうでしょう。
牽制に移動先を読んで火炎を飛ばしておきましょう。



「くらいなッ!」
「そこです!」

バチィッ
ドゥッ

「うあっ!」
「くっ!」



しまった、動きが単調だったか?いや違う。
ゆるやかな方向転換の曲線をしっかりと追従して撃てているだけだ。
あたしの電撃もあたったけど、こっちもしっかりくらってしまった。
下手に動くとまずいな、こいつ相手じゃあすぐ突かれる、スピードが互角だからだ。



こちらの攻撃も命中はしましたが、私も攻撃を受けてしまいました。
牽制でしょうが攻撃力はやはり高いのです。間合い取りの動きの進路先を読まれたのでしょう。
1つ1つの動きが油断できません、厳しい戦いになりそうですが勝たなくてはいけないのです。
空中には何も遮蔽物がないので反射神経と小回りが必要です。



「やるね!あたし相手にあんだけの大口をたたくだけはあるじゃない!」
「あなたには負けません!あなたが愚行をやめ、悔い改めるつもりがないのであれば私が裁きます!」
「ハッ、あんたは何様なんだろうね!神様にでもなったつもりかい!?」
「私はただ天意に沿い、秩序を守ろうというだけです!今までもこれからも私は戦い、粛清します!」
「あたしが雷落として命が消えたって言ってたな、あたしは空から生物を殺すために落とした覚えはないよ!」
「あなたが考える命は萌えもんや人間ではありません!草木や森林も生きているのです!」
「その草木もあんただって焼き払ったじゃないのさ!何故あたしにだけ言う!」
「その先の被害を考えての戦闘行動による代償です、秩序のために時として悪にさえなる必要があります!」
「フザけるんじゃないよ!そこで真っ先にあたしが目立ってたから目をつけたってわけか!
 人間のほうがよっぽどな破壊をしているさ!命をもてあそんでるのもなんたら団っていう集団さ!」
「破壊規模が個体で一番高かったということもあります、だからあなたを止めに来た!しかしあなたは警告を無視しました。
 だから、だから私が裁くというんですよ、サンダー!」
「それこそあんた個人の正義じゃないのさ!あたしみたいに力があるやつは抵抗出来るだけいいさ!
 でも、あんたみたいな奴に逆らえない小さな存在をあんたは自分の正義で消し去っているんだろう?
 それは傲慢で、自分勝手で!秩序と天意という言葉を盾にやってる正義ごっこっていう自己満足さ!違うかい?ホウオウ!」
「戯言を!悪事をしてなお悔い改めるつもりはないと言うのですね、残念です。
 あなたは伝説の鳥の一人。穏便に済ませたかったのですが、やはりあなたを粛清します!」
「ハッハッハッハ!出来るもんならやってみな!あたしは負けない!
 あたしも残念だよ、ジョウトの伝説の鳥がこんな秩序中毒のおバカさんだとはね!」
「あなたとは話し合いで解決は絶対にしないと改めて確信しました!
 これで終わりにします、天よ日よ、私に今一度裁きの力を・・・!」
「もともとそんなつもりがあったようには見えなかったけどな!
 全力で相手をしてあげるよ!」



あたしは全身からさらに強い雷のオーラを身に纏う。
ホウオウも体に炎のオーラを纏っている。
負けたくない相手、絶好のライバル。ホウオウにだけは負けたくはない!
全神経をフル活動させて戦闘に集中。さもないと勝てない相手だ。



威圧的な雷のオーラをサンダーは身に纏いました、おそらく完全な本気でしょう。
私も完全な本気を出さないと勝てないのですぐに聖火を身に纏い、奥義を出せる体制にしす。
負けたくはない相手、好敵手。負けてはならないのです、サンダーだけには!
私の奥義がどこまで通用するでしょうか。



「清き浄化の炎、邪な者に裁きを!聖なる炎ッ!」
「そらッ!パワー最大の雷だッ!くらいなッ!」


ドォオオオン
ズバァア

「!?・・・かわされた!?」
「チクショー、よけられた!」



あたしは全身を休めることなく死闘を繰り広げる。
お互いの大技は命中しないので小技をまぜる。
今のところは削りあいだ、しかし根負けだけは絶対にしない!
そんなこんなでかれこれ1時間は動きっぱなしで戦った。



私の全身全霊はいまこそここに注ぐべきと思い、死闘に挑みます。
私の聖なる炎が回避されてしまうので他の小技を混ぜつつ聖なる炎を当てるチャンスを待ちます。
もう1時間くらいはたったでしょうか、疲れは感じますがまだまだやれます!



「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・。」
 ちっとも当たらない!流石だね、認めてやるよ!」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。
 流石はカントーの伝説の萌えもん・・・実力は認めましょう。
 ですが、もう息が荒いですよ?」
「あんたこそゼイゼイいってるじゃないか。ああ、疲れはしたがまだまだあたしはこれからさ!」
「私も、ここからが力の見せ場です!行きます!」



さらに同じような戦い。なかなかスキを見せないなこいつ・・・。
クソッ・・・合計でもう2時間はたった。流石にもう疲れてきた。体中汗だくだよ、帰れたら風呂だ。
まずいな・・・どうすれば・・・あと30分くらいで限界だ。




隙を見せないサンダーを相手に削りあうこともう一時間。
私の体力が既に限界近いようです、もっと運動しておけばよかったです。
しかも汗だくです、戦いじゃなければ着替えと水浴びがしたいところです
もう持ちそうにありません。どうすれば・・・。



「ゼエ・・・ゼエ・・・フゥー・・・。」
「はぁ・・・はぁ・・・ケホッケホッ。」
「へへへ・・・お互い持ちそうにないな。」
「そ、そうですね。ケホケホッ。ここで共倒れしては意味がありませんね・・・。
 この勝負、ここでひとまず預けます!」
「ああ、次会うときは決着をつけてやるさ!首を洗って待ってな!」
「次の時に懺悔をすれば、許して差し上げますよ?
 ・・・?あなたが腕につけているそれは・・・腕時計?」
「っ・・・!」
「あなたともあろう者が、まさか人の子に捕えられているとは・・・。
 そしてあなたのような者をとらえた人の子もまた愚かなものです。」
「!!・・・おい・・・あんた今・・・なんていった・・・?
 もういっぺん言ってみなよ、さあ・・・!このォッ!!」

バキィッ!



あたしに言っちゃいけないことをこいつは口走った。
あたしはその一言で完全にキレた、もう勝負云々じゃなくて怒りで放ったパンチ。
あたしは気づいたら本気でグーで殴りかかってた。



逆鱗に触れてしまったのでしょうか。目にもとまらぬ今までに見なかったスピードで接近し。
私の顔面にパンチしてきました。それには勝負だとかは感じられず純粋に力がこもった怒りの拳でした。



「あいつの事をあんたは知ってるのか!?あいつの何をあんたは知っているんだ!?
 あいつのいいとことか何もかも知らないクセに何が偉そうに愚かだ!ふざけんなよ!
 この腕時計だってな、直前までちょこっとヒドいことしてたあたしに苦労して稼いだ身銭を切って
 あたしの為にクリスマスだからってだけで買ってきてくれたんだぞ!?
 あいつはな!いつだって自分の事は後回しで!あたし達の事を優先して!あたし達をよく見て最善の決定をしてくれんだよ!
 あたし達の事をいつだって信じてくれてるし、いつも気を使って!ヘタレだけどバトル指示は意外と頭脳明晰で!
 男のくせにしおらしかったりして、女に怒られると頭があがんなかったり、本格的に情けない時もあるけど可愛いヤツで!
 このあたしが一番信用してる男なんだよ!それをこいつめ!このッ!このッ!」

バキッ バキッ バキッ

「うっ!あうっ!ああっ!」



感情にまかせて一字一句話すたびに顔をぶん殴る。
この野郎、この野郎!絶対に許さない!



少し目がくらみます、本気の拳を連続で顔で受けているからです。
サンダーは余程そのトレーナーを気に入っているのでしょう。
ただ怒りの情に任せて私を殴ってきます。雷とか放電をしないあたり本当に怒っているのでしょう。
このままでは文字通りボコボコにされます、早く逃げることにしました



「うああっ!く・・・失礼します!」
「待てよおい!待てっていってんだよぉー!」

バサァ

「・・・クソッ!!」



発電所の中だったりしたら機械の2つや3つは壊してるくらい腹が立った。
まんまとホウオウに逃げられた、怒りはしばらくおさまらなかった。
くそ・・・これをネタに挑発されでもしたら危ないな・・・。
でも・・・本気で怒ったなあ・・・あいつの事、あたしが思ってる以上にあたしは気に入ってるんだろうな。
そうだ、あいつのところへ戻ろう。今のあたしにはかえっていい場所があるんだ。
どっと疲れたな・・・体中と拳がいたいや。



頭と顔が痛いです。本気で逃げたのでまくことに成功しましたが。
トレーナーに関して触れると想像をはるかに超えた力を出しそうです。
勝負上危険なので触れないでおいたほうがいいですね・・・。
ジョウトに戻ってこのボロボロな体をゆっくり治すとしましょう。
しかしここからジョウトまで飛ぶのは今は少しつらいです。



グレン島に着くと島じゅうあたしを探しまわってるあいつがいた。
心配させちまったのかな。空にいるからみつかるはずなんてないのに。



なかなか帰ってこない、気晴らしには長すぎるかなと思って。
まず見つからないだろうけど島じゅうをさがしまわった。
そしたらサンダーは空からかえってきたけど・・・。



「ふう・・・今帰ったよ。」
「サンダー!?どうしたんだいその傷!急いで手当しないと!」
「あぁ待ってくれ、もう立つのも結構辛いんだ、おんぶしてくれよ。」
「うん、わかった。」



こいつの背中にのるのは2度目だな、萌えもんセンターに運んでくれる。
その間にあったことをはなしておこう。



「実は、空に飛んだのは気晴らしじゃなかったんだ。
 あんたに捕まる前、嵐の日にあたしに攻撃してきた鳥がいてね。
 そいつの気配がしたから飛んだんだ。したらそいつはジョウトの伝説の鳥のホウオウだったのさ。」
「ホウオウ?その子はどうしてサンダーに攻撃を?」
「あたしが秩序を乱してるんだってさー?さっぱりだよホウオウがあたしに言ってくることは。」
「そっか、でも。無事で帰ってきてくれて本当によかった・・・。
 なんか、サンダー飛ぶ直前にすごい形相だったし、ものすごく胸騒ぎがして不安だったんだ。
 本当に帰ってきてくれてよかった・・・。」
「言ったろ?あたしはちゃあんと帰ってくるしどこにも去ったりはしないよ・・・フフッ・・・
 あーそれにしても全身痛いし火傷もした、もうすこしスピード出してくれよー。
「ころんだりしたら大変だよ、僕そんなにあし早くないし・・・。
 でも、サンダーがつらいならなるべく急ぐよ。」
「アハハ。頼んだよ、あたしが信じたトレーナー。」
「ありがとう、僕もサンダーのこと信じてるよ」
「そうかい、フフフフ・・・。」



センターについてサンダーを治療したけど、疲れきっているらしくもう眠いといったので。
今日のところは何もしないでもう休もうと思い、グレンに泊まることにした。
サンダーにしっかりついていてあげよう。



疲れは完全に取れないので休むことにした。
ベッドの横であたしの事を見てくれている、妙に安心する。
するとこいつは調子にのったのか素なのかは知らないけど・・・。



「お疲れ様、サンダーゆっくりおやすみ。」

なでなでさすさす

「お、おい。何してんだよは、恥ずかしいな!
 あたしはそんな年じゃないって!」
「ごめん、気に障ったかな?
 こうするとピカチュウとかゴローニャはすごく落ち着いて眠ってくれるから・・・。」
「そうか、だったら伝説のこのあたしを落ち着かせてみな。
 きっと難易度が高くてお前じゃ挫折するなー、アハハハハ。
 ありがとな・・・おやすみ。」
「おやすみなさい。」



なんだかんだいってサンダーは落ち着いてくれたみたい。
それにしてもホウオウか・・・。サンダーが秩序を乱す?
とても考えられないな、やめてほしいな変な言いがかりをつけるのは。
サンダーは本当はやさしい子だからそんな悪いことはしないのに。



こいつの撫でのせいで少し恥ずかしかったけど意外とすぐに落ち着いた。
こいつはあたしがぬくもりを求めるタイミングでちょうどやってくれる。
気づいてくれてるのかな、でもはずかしいから絶対言わない。
こいつといて浮き彫りになってきたけど、あたしって寂しかったし思ったより心は弱いんだな・・・。
ま、これから鍛えりゃいいか、こいつといっしょに。今は疲れたし寝ちまお。






ようやくジョウトにつきました。ヘトヘトの極みです。
今頃サンダーは萌えもんセンターだかで即効性のある効果的な治療をうけているのでしょう。
うらやま・・・いけませんわ私としたことが・・・人の子の機械に・・・。
5日は休まないと完治しそうにありません。誰にも見つからないようひっそりとしていましょう。
水面をみると顔面がかなりやられています、私とて女性なので顔にここまでの殴打は許せません。
一回くらい平手でもしておけばよかったです。
ツールボックス

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