3スレ>>922


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ホウオウとの戦いから数日が過ぎてた。
傷も疲れもすっかり完治し、いつでも戦闘だろうとなんだろうとできる。
とはいってもジム休業だからやることといったらそこいらのトレーナーと戦って賞金稼ぎ。
こういっちゃあなんだけどホウオウとの戦いは緊迫してて楽しいものがあった。
やっぱりああいう戦いだと血が騒ぐね、プライドが高いあたしみたいなのは得にそうだ。
グレン周りで泳いでるトレーナーとばかり最近は戦ってるけど、あたしは今回はあまり出ないことにして
チビ達のトレーニングを主にしている。あたしが出りゃそれで終わるけどそれじゃいつか限界がきちゃうしね。



今日は大晦日。トレーナーもほとんどが夕方までしか外をうろついていない上に勝負拒否だってある。
皆新年はトレーナーを休むのかな、でも夕方までにはかなり戦いこんだしサンダー以外も随分強くなってきた。
新年か・・・またマサラタウンに戻ろう、新年は自宅で過ごしたい、皆そう思うだろう。
まあカップルならどっかいくのかもしれないけど僕はカップルでもアベックでもつがいでもない。
それでも今年は去年みたいに一人じゃない、皆がいてくれるし寂しくないはず・・・。



夕方になるどどこもかしくもトレーナーは見かけなくなったので。
こいつの家に戻る事にした。そういえば新年か、町でカウントダウンだかをやって夜うるさいんだ。
カウントダウンしたらしたで終わったかと思ったら次は頭に響く音が聞こえてくる。
あれはいったい何なんだろう、こいつに聞いてみるか後で。
そんなわけでこいつの家に戻ってきた。あのクソイヤミは村に戻ってないらしい、よかったよかった。



「ただいま母さん。」
「お邪魔しまーす。」
「まあまあ、いらっしゃい。ゆっくりしていって下さいな。」
「母さん、ちょっといいかな・・・。」



なにやらゴニョゴニョいってるけど聞き取れない。
あたしにボール全部渡して上で皆と待っててと言われた。
何すんだろうなこいつ、っていうか萌えもんが萌えもんをボールから出すのってなんか変だ。
まあいいや、あがらせてもらおうっと。
そんなわけであいつの部屋の中だけど、ボール出す前にやることをひとつ。
大切そうにしてた絵本、どんなのか少し気になったから読むのさ。
淡い彩色にデカデカと書かれたひらがな、いかにもな絵本だ。



---ぼくともえもんとそら---

そうとおくないむかし。
ぼくはここにひとりですんでいる。
ちいさいころにおかあさんとおとうさんはいなくなった。
どこにいったのかはしらないし、もうかえってこないのかも。
いつもひとりぼっちなぼく。
そらははれてればいつでもあおからあか、まっくろにかわる。

いつものそらをみていると、ひとりのもえもんがいた。
つばさをもったひかりかがやくおんなのこだ。
そのこはぼくとともだちになった。
さびしかったぼくのこころをひかりかがやせてくれた。

あるひ、いつものそらがおかしくなった。
いろはめちゃくちゃで、なにもかもがまわっている。
みんなのこころが、おかしくなってきてる。
そらにはまっくろのもえもんがいた、そのこのしわざだとすぐわかった。
やがてぼくのまわりや、ぼくをもおかしくしはじめた。
ひかりかがやくもえもんが、そらにとびたっていった。
ひかりとくらやみのたたかい、ぼくはみていることしかできない。
ただただがんばれというだけのぼく。
まっくろのもえもんはたおれた、ひかりかがやくもえもんもたおれそう。
おかしくなったものはもとにもどったけど、そのこはおおけがをおってしまった。

いのちからがらにげだしたまっくろのもえもんはまたやってきた。
いえやもりをもやし、やりたいほうだいだ。
じぶんのしがちかいとさとっていたひかりのもえもんはさいごのちからをつかい。
ぼくにわかれをいい、もえるぼくのいえにまっくろのもえもんごとつっこんでいった。
そしてにどとかえってこなかった。

ぼろぼろのいえをかたづけていると、ひとつのたまごがあった。
ひかりかがやいているたまご、ぼくはそれがかえるのをいつでもまっている。
たとえぼくがどんなにおとなになっても、ぼくはこのこだけをまちつづける。

------



へぇ・・・すこし感想つけがたい絵本だ。絵本でも戦いが描けるのか。
あいつがなんとなく好きそうなのはわかるけどね。
そういえば言ってた、あいつはあたしら意外に友達っていない。
人と接するにおいては問題ない、ヘタレで情けないけど優しいし気が利く。
それでもあいつは友達と言える人間がいない。
自分の事を話すときよくとまっちまったりするのはそのせいかな。
寂しくないよっていつも言ってるけど、それは嘘だな。
どっかで本当の"心の底から親友"っていえる存在が欲しいんだきっと。
・・・あたしじゃダメか?親友っていうのにはまだ遠いかな。
第一まだトレーナーと萌えもんの関係だもんね。
・・・あたしも・・・だな・・・寂しいのは・・・友達いないのは・・・。
まあ、今なら違うね。あいつとももっと話すようになったし。チビやリザードンもいる。
石頭とラプラスとは相変わらずかみ合わないけどね。
ふう・・・少し寝るか。なんかこの絵本で微妙な気分になった。



「上で待たせちゃっていいのかしら?」
「うん、僕がやりたいんだ。」
「かわいい子にいいところみせたいのね、この子ったら。」
「う・・・。」
「ちょっと派手な子だけどいい子そうじゃない。」
「サンダーはちょっと乱暴だったりするけど本当はとってもいい子なんだよ。
 そうは思わないような人がいるみたいだけど・・・。」
「じゃあ、あなたがしっかり守ってあげなさい。」
「う・・・うん。」



今日のご飯は僕が作る、そう決めたから皆を上で待たせてご飯を作ってる。
僕は何気に家事全般ができちゃうので、さほど苦労はしないけど何しろ人数が人数なので苦労。
僕と母さんと・・・あとサンダーにピカチュウにゴローニャ ラプラスにリザードン。
7人分かー・・・大家族の量だよ普通に考えたら。
ごはんに味噌汁、肉じゃがにほうれん草の胡麻和え、そして少なめに年越し蕎麦。
年越し蕎麦は年越す前に食べきらないといけないんだよ本当は。
まあ難しいものは何も作ってないけど、がんばろう。



「母さん、味見してくれるかな。」
「はいはい・・・うん、いいんじゃないかしら?とてもいい味よ」
「うん、ありがとう。じゃあ皆呼んでくる」



部屋に入るとなんでかサンダーだけそこにいて僕のベッドに突っ伏してた。
皆をボールから出しておいてっていったのに、疲れてたのかな?



「サンダー、起きて。ご飯できたよ。」
「ん・・・ぅん・・・。」
「ほら、起きて起きてー。」

ゆさゆさ

「ん?・・・あぁ・・・ごめんな、皆出し忘れてた。」
「疲れてたのかな?ごはんできたから皆で食べよう。」
「ああ、ありがとね。」



そういえば皆を出しとけっていわれたの忘れてた。
ま、まあご飯には間に合ったしいいかな、なんてな。
ご飯かー、またこいつの母さんの美味しい料理が食えるのはいいな。
今日は何が出てくるのかな、結構楽しみなんだ。
そういえばウジウジいつまでもうるさかったラプラスももうこいつのことを許したみたいだ。



皆僕が作ったって言ったら驚くかな?
みんなの反応がちょっと楽しみ。
旅してから料理はあんまりしてなかったけどまだまだ大丈夫みたい。
トレーナーの旅を終えたらこういうのがんばるのもいいのかな。
僕は今はとりあえずトレーナーだけどね。



「さあ、どうぞー。」
「いただきまーす」

カチャカチャ・・・カツカツ・・・ズルルルル・・・

「とても美味しいです、ありがとうございます、えーっと・・・」
「あら、おばさんでいいのよ。」
「おいしー!」
「・・・美味しい。」
「ウマい!」
「美味しい、ありがとうございます、おばさん。」
「お礼ならこの子に言ってあげて下さいな。この子ったらみんなの分全部自分で頑張ったのよ。」
「か、母さん・・・。」
「そうなんだ、お料理できたなんて少し意外。」
「・・・上手。」
「へえ、お前が料理ねー、似合わねーけどうめーじゃん!」
「あぁ・・・それであたしらを上に上げたのか。」
「うん、喜んでもらえてうれしいよ。」



これが狙いか、それにしてもこいつも料理上手だ。
血筋でこういうの受け継がれていくのかな?
あたしもできるようになったらいいな、今度こいつから教わるか。



みんなビックリしてたし、僕の料理で喜んでくれたみたい。
おぞうにもおせちも僕が作ろう!
年越しまで母さんと皆でくっちゃべっていた。
うう・・・こういうときって親は子供が嫌がるいわゆる昔の恥ずかしい話を大暴露していくんだよなぁ・・・。
話の後半はすっかり僕は縮んでいた。くすん。
絵本のことを知られているサンダーはそんな僕を慰めに来てくれたけど。
プークスクスいいながら慰められてもいやだよ、しょんぼり。
そんなこんなでもうすぐ23時になる、新年だ。
ピカチュウはやっぱりまだ子供だからか23時になるともう眠いらしく眠ってしまった


こいつの小さいころの恥ずかしい話だのアルバムだのをいろいろ見させてもらった。
途中までは結構必死に抵抗したけどあきらめたのかしょんぼりして無抵抗になった。
いじめると相変わらず楽しい、そして可愛いんだこれが。
まあまた不貞腐れたら困るから慰めにいってやったけどどうしても笑いがこぼれる。
今日はだめだな、アハハハハハ。
結構遅くまでくっちゃべってたけどチビにはキツかったかもう寝てる。
新年まで1分切ったんだけどジジイの研究所から秒刻みで声が聞こえる。
60から数える必要あんのかな?10からでいいのにな



ゴォ~~~~~~~~~~~ン・・・

「皆、あけましておめでとう。今年もよろしくね。」
「あけましておめでとうマスター。」
「・・・あけましておめでとう。」
「あけおめぇー!」
「あけましておめでとう!これでいいのか?」
「うん、それであってるよサンダー。
 さあ、もう夜遅いし寝ようか。上にいこう。」



人数分布団がないか何とか頑張ったけどないものはない。
皆でねむりたかったんだけどなぁ・・・。
サンダーを除いてみんなボールの中に入ってしまった。
ちょっとさびしい。でもサンダーがいてくれるしいいか。
サンダーはまたかたくなに床で寝るって言い出した。
女の子を床に寝かせて自分だけベッドなんてそんなの男として・・・。
そう説得してなんとかサンダーをベッドに寝かせた。



気を使ってくれてんのはわかるんだけどなぁ。
強いものは弱いものに与えるもんだろ。
こいつん家だけどさ。
あたしは全然平気だし風邪もありえないし床に慣れてるからこいつに譲るのにな。
こいつん家だけどね。
ま、いっか・・・ベッドはふかふかだしいい夢でも見よう。
そういやさっきこいつの母さんが言ってた初日の出か・・・。
日の出ねえ・・・よし・・・!



「サンダー、電気消すよ?」
「ああ、おやすみ。ベッドありがとな。」

パチッ

「うん、おやすみサンダー。」
「ああ、また明日な・・・。」



3が日が終わったらジムとかも再開するしそれまではこのへんでゆっくりしてようかな・・・。
まあ、せっかく休める日だし何も考えないでいいや・・・。



電気をけして、ゴツゴツ音がしてこいつが地面に寝たのがわかる。
姿勢を少し見てみるとつらそう、そりゃ床で寝なれるなんて人間じゃ考えてみりゃ無理だね。
しかも寒いらしい、あたしは高高度でも全然平気だけどこいつは人間だもんな。



「へっくし!」
「ほら、無理すんなよ。寒いんだろ?
 イヤがんないからベッドに入れよ。」
「え?でもサンダー・・・同じベッドに・・・。
 僕は男の子で、サンダーは女の子で・・・。」
「細かいこと気にすんなよ!お前に風邪ひかれるほうがよっぽど迷惑さ。
 さあ入りな、お前のベッドだけどな。アハハハハ。」
「う、うん・・・それじゃあ・・・。」

モゾ・・・



言ってみたはいいけど、いざ本当に入られるととたんに胸がドキドキする。
ああ・・・言うんじゃなかったなあ・・・こいつのほう向けないよ。
でも風邪ひかれると困るし・・・あたしが床でねるとこいつがうるさいし・・・。
ええい!自分で言い出したことだ。平気でいてやるさ!
あたしは伝説だからこんなのは平気じゃないとね。
ああ・・・恥ずかしい・・・こんなんで本当に寝れんのか?あたし。
まああたしは今日は完璧に寝ちゃいけないんだけどね。



入ってみたものの、鏡見てないし電気消えてるけど顔真っ赤なのがわかる。
女の子と同じベッドで一緒に寝るだなんて・・・。
サンダーのほう怖くて向けないよ・・・。
心臓も相当鼓動が早くなってる、この音とか聞かれたりしないかな。
うう・・・恥ずかしい・・・こんな事で本当に僕は眠れるのかな。



「くーくー・・・。」
「すやすや・・・。」

パチリ



ん・・・外が薄明るくなってる・・・。
そろそろだな、よし。こいつを起こして・・・。



「おい、起きろー」
「うーん・・・どうしたのサンダー?・・・トイレなら下だよ。」
「違うって!起きて着替えな、外行くよ。」



恐ろしく早い時間にサンダーに起こされた。
着替えまでさせるし何なんだろう、空もまだ薄明るい時間。
早朝にもほどがあるなあ、いったいなんだろう。
とりあえず外にでるとサンダーがすでに乗れというポーズになってた。
うう・・・もっと厚着すればよかったなあ。



空が薄明るくなってグラデーションになってる。
暖色になってる場所を良く見て時間を待つ。
そしてこいつを乗せる、そんで空高く飛び立つ!



バサァー

「うわわっ、サンダーいったいこんな朝にどうしたのさ。」
「いいから!目の前の空をじっとみてな!」



よし!時間バッチシだ!



「あ・・・。」
「どうだ?空から見ると綺麗だろう。お前はいつも地上からしか見れなかっただろ?
 だから見せてやりたかったのさ、空からみた日の出、それも初日の出をね!」
「すごく綺麗だね、ありがとうサンダー。
 わざわざ僕のためにこんな・・・。」
「気にすんなって!おいしい料理のお礼さ!」
「気に入ってくれた?あの料理、結構頑張ったんだよ。
 ・・・へっくし!」
「おっと、お前はそういえばこのくらいの高さで寒いんだったな。
 早く戻ろうか、もう少しお前と眺めてたかったけどな?」
「うん、もう寒くて寒くて・・・。」
「わかったわかった、振り落とされるなよ?フフフ・・・。」



家の前に着地して、部屋に戻る。こいつはガタガタ震えてた。
着替えるとすぐ布団の中に入ってブルブル震えてる。
しかも布団はわずかな時間で冷えちまってるらしい。
あたしも入ってみたけど確かにさっきほどあったかくはない。
よし、ここはひとつ・・・。



寒い寒い寒い寒い寒い。寒い。寒い?寒い!寒い・・・。
初日の出はすごく綺麗だったけど寒かった。
しかも布団があの短時間で相当冷えてる、風邪ひかなきゃいいけど・・・。
その時はサンダーもベッドにはいってることに気づいてさえなかった。



ピト・・・。

「ほら、こうすれば少しはあったかいだろう?」
「サ・・・サンダー?」
「背中が少しはあったまるだろ、まあ結構恥ずかしいけど・・・。
 まあその辺は気にしないことにするさ、お前が風邪ひかなきゃいいしな!
 あと・・・あけましておめでとう、今年もよろしくな。それとおやすみ。」
「うん・・・あけましておめでとう、今年もよろしくね、サンダー。」



背中だけ妙にほてってたけど不思議と今回はドキドキしなかった。
なんでだろうな?それにさっきのはなんだったんだろうな?
よくわかんないな、まあ眠いからかな。さっさと寝よう。



背中がすごくあったかくて、ぬくもりがとても気持ちいい。
中途半端におきちゃったけどこれでゆっくり眠れそう・・・。
不思議とさっきみたいにドキドキしない。なんだろう。
まあいいかな・・・おやすみサンダー。






































































[EOF]

私は蕎麦聖戦士[End]。毎年年越し蕎麦を23時に大量に茹で、そして何杯食えるかを測る。
前年度の記録は5杯だった。この記録は相当苦労して樹立したものでやすやすとやぶれるものではないのだ。
しかし今年の私は一味違う、前年度から始めたゲーセンダンス等で運動をかなりやる。
その分エネルギーが必要になり、前から大食いだった私の食欲をさらに増大させているのだ。
これならば6杯はいける・・・!私はこの前代未聞自分記録に挑む・・・!
23時だ・・・!開戦の時間・・・私はゆであがった蕎麦を食べる・・・!
年越し蕎麦は年越す前に食べないといけないのだ。
だから23時に開戦し、23時45分に終戦する。
蕎麦を私は一心不乱にすする、若い奴等いろいろ言われるが戦士であるその日の私は何者にも止められないのだ。
そして・・・!ついに新記録の6杯を樹立したのだッ・・・!
しかし私ももう年なのでこの危行、奇行は今年で最後にしよう。
新たなる蕎麦聖戦士が現れることを信じて・・・。
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