3スレ>>960


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ある日のこと、とある所に一人の男がやってきた。
その男は白衣を着て、サングラスをかけて、頭には髪がなかったが、その代わりに口髭はかなり蓄えられていた。

そして、やってくるなり、一人の若い研究者を捕まえて、研究室を借りられるかを質問し始めた。

白衣の男(以下:白)「すまないが、今この部屋は空いているかね?」
研究員(以下:研) 「はい、空いていますが・・・」
白「ちょっと・・・論文を書くために、ここを使っていいかな?」
研「ええ・・・まぁ・・・」
白「では・・・この研究室を借りるよ・・・暫くここには誰も入れないでくれ・・・」

そう言って、白衣の男は研究室に籠もった。

研「やれやれ・・・また始まったか・・・あの人の熱意には頭が上がらないよ・・・」
質問されていた若い研究員の男がそう言ってその場を立ち去った。


白「さて、書くか・・・」

白衣の男はそう言って、レポート用紙を取り出した。
そして、ペンを取り出して、レポート用紙に何かを書き始めた。



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 さて、唐突だが、伝説のもえもんの存在は御存知だろうか?

 フリーザー、サンダー、ファイヤー、ミュウツー、ミュウ・・・等々。
 このもえもん達は個体数が少ない上に、性別がない・・・
 つまり繁殖能力がないので、伝説のもえもんと言っても過言ではない。


 しかし、全ての伝説のもえもんに性別がないわけではない。


 カビゴンがその一例である。

 カビゴンは今のところ、世界中でその姿が確認されている。
 (サント・アンヌ号の乗客の一人が、外国でその姿を確認しているのが、その証拠である)
 更に、性別があるので、繁殖は可能なはずである。

 しかし、カビゴンは伝説のもえもんとして、広く認知されている。
 それは、カビゴンの個体数が元から少ない上に、年々、その数が減っているからなのである。

 何故、個体数が年々減少しているのか・・・これはにはいくつかの仮説である。

  ・乱獲されて数が減少
  ・繁殖能力が低い
  ・移住しているので発見できない

 などがあげられる。

 今回、私はこの中の繁殖能力が低いという点に着目してみた。


 生物学的に見ても、言葉が悪いが、もえもんは繁殖に向いていない。
 彼等の体型は人間のそれとよく似ている。ほ乳類の出産を例にとってみよう。

 ほ乳類は出産時に産道を通り、この世に生を受ける。
 その産道を通るときに、ほ乳類は頭蓋骨を変形させて、産道を通過しているのは知っているだろうか。

 それを卵生の彼等に当てはめてみよう。どうだろうか?

 産道を通るときに、卵は変形できないのである。
 つまり、卵は割れてしまうのである。これでは繁殖は不可能である。

 しかし、これには反論がある。
 確かに、もえもんの体型では、卵生では非常に不都合である。
 だが、どうだろうか。世界中にはもえもんは沢山いるし、現に、他種のもえもん達は繁殖し続けている。

 何故、多種のもえもんは繁殖しているのに、カビゴンだけ繁殖が難しいと言われなければならないのだろうか?

 確かに、その通りである。
 これだけでは、カビゴンだけが繁殖が難しいと言うのには十分な根拠にはならない。

 しかし、カビゴンには他のもえもんとは明らかに点がある。

 あのよく食べて、よく寝るという生活でふくよかになってしまった体型である。

 よく食べてよく寝る・・・つまり脂肪がつくには最適な生活である。
 そう、その脂肪こそ繁殖が難しい理由の一つではないのかと私は推測する。

 人間でもよくいわれるだろう。妊婦は妊娠中は食べ過ぎては良くないと・・・
 あれにはれっきとした理由がある。妊娠中に食べ過ぎると、産道に脂肪が付着してしまうのである。

 そうすると、胎児は産道を通れなくなってしまう。
 普通ならここで、生き物は体力を消費し、親も生まれてくる子も死んでしまうが、人間は帝王切開という方法がある。

 しかし、野生のもえもんには、帝王切開のような技術力はないので、親も子も死んでしまうのである。

 そこで、カビゴンの話に戻そう。
 先ほど言ったとおり、カビゴンはその普段の生活のせいで体型はふくよかになってしまっている。
 当然、産道にはかなりの脂肪が付着してしまっているだろう。

 産道に脂肪が付着する・・・つまり、産道がかなり狭くなってしまっているのである。
 普段から、一日400kg食べているのなら、なおさらである。

 そこで、帝王切開、もしくは人の手を借りることなく、卵を産むのは相当困難であろう。
 下手をしたら、卵を産むことが出来ず、親子共々死んでしまう。

 卵の殻を硬くすれば・・・という事も考えられるが、これでは胎児が殻を破ることが出来ず、
 逆に胎児が孵化することが出来ずに、かえって個体数が減少してしまうのである。


 このために、世界ではカビゴンの個体数が減少し、彼等が伝説のもえもんとして語り継がれているのではないか。


 ・・・









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白「むぅ・・・上手くまとまらないな・・・」
白衣の男はそう言って、ペンを置き、無い髪を撫で上げた。

白「最近は、ちょっと文章を書かないとすぐにこうなる・・・歳には勝てないのか・・・」
白衣の男はそう言って自嘲的な笑みを浮かべた。





???「「マスター? マスター!!」」

白衣の男が声に気がつき、その方を見ると、ギャロップとウインディがいた。


ギャロップ「マスター、そろそろ休憩なさって、お昼に致しましょう?」
白「そうだな・・・もうそんな時間か・・・」
ウインディ「マスターは論文になるといつもそうなんだから・・・ジムの仕事も忘れないでくださいよ?」
白「ははは・・・すまんな・・・」

ここは、グレンタウンのポケモンラボ。
そしてこの白衣の男・・・正体はグレンジムのジムリーダー・・・カツラである。

彼はジムの仕事をしている傍ら、研究者としての仕事も行っている。
そして、たまに研究室に顔を出しては、論文に没頭し、このように手持ちのもえもんに怒られているのである。

カツラ「そうだな・・・御飯が終わったら、久々に特訓といくか・・・」
ギャロップ「ええ、最近動いてなくて、体が鈍ってしまいましたわ」
ウインディ「わふぅ! 久々の特訓だ~!!」
カツラ「こらこら、そんなにはしゃぐなって・・・ははは・・・」

こうして、カツラ達はラボを後にして、ジムに向かって歩き出した。


・・・



終わり









感想

退院中に思いついた、退院後の復帰作。
ちょっとほのぼの書く雰囲気にはなれなかった病室で、ふと思いつきました。
でも退院後に見ると、雰囲気が重かったので軽くするために、カツラが書いているという設定にしてみました。
カツラはもっと日本語は上手いだろうって? 

 そ の 通 り だ と 思 い ま す 。 

うむ、いつも思うが、こういうもの書くための日本語のスキルが足りていないな・・・
もっと精進します・・・
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