3スレ>>970

「カラカラ、“骨ブーメラン”!」
カラカラはこくりとうなずき、骨を投げつける。
「ああ、マダツボミ!」
相手の萌えもんがたおれる。
「ふー、なんとか勝てたな。っときずぐすりはっと」
きずぐすりをカラカラにぬってやる。
カラカラは嫌そうにするがそれをおさえつけてぬってやる。
「これで治るだろ。さ、もうすぐセキチクだぞ」

ここは15番道路。あと少しでセキチクなのだが、萌えもんトレーナーが多いので勝負を挑まれ、勝ったところだ。
歩いている途中でどこかで見た人物に出会う。
あれは…カラカラ捕まえたときのやつか?
話しかけてみるか。そしてあのときの借りを返す!
意気込んで話しかける。
「おっす、お前もしかして……」
「あれ、あなたはシオンの……」
ビンゴだったみたいだ。
「久しぶりだな」
「うん。カラカラも元気かい?」
《げんきだよ?》
カラカラはメモ帳をそいつに見せる。
なんだか久しぶりにあったのでうれしそうだ。
「その人はだれですか、マスター?」
ランターンがたずねてくる。ちなみに俺に対しての呼び方がマスターなのは前の主人と区別をつけるためらしい。
「ああ、こいつはカラカラを捕まえるときに手伝ってくれたトレーナーでな、名前は…まだ聞いてなかったよな?」
「僕はソラ。改めてよろしく。ランターンもよろしくね」
「こちらこそよろしくなのです」
「ソラ…か。なんか運命的だな。俺はリクだ。よろしくな」
「なるほどね、陸と空だから…確かに運命的だね」
お互いに名前を名乗る。
「ところでだな…」
「なんだい?」
「あんときの借りを返したいんだが…なんかないか?」

あんときってのはこのカラカラを捕まえたときのことだ。
なかなかボールに入ってくれないのでソラの萌えもんを借りて眠らせたりしてボールに入れたんだ。
ソラは気にしないって言ってるが俺はそういうのをすごい気にするのでなにかないかとたずねたわけだ。
「そんなこといわれてもなぁ」
うーんと考え出すソラ。
やはり思い浮かばないらしい。
「あ、そうだ。僕と勝負してくれない?」
は?
「いや、それでいいならいいけど、お前らもそれでいいか?」
カラカラとランターンに勝負してもいいかどうかをたずねる。
《いいよ》「大丈夫ですよ?」
ほぼ同時に返事が返ってくる。
そういうわけでなぜかは知らんが俺はそらと勝負することになったのだった。

「じゃあ2対2でどちらかが倒れたら負けな。うちはこいつらしかいねーからよ」
「オッケー。じゃあ僕はこの娘達で」
ソラがボールから萌えもんをだす。
カメールとバタフリーか。
「じゃあはじめるよ。カメール!“みずでっぽう”!」
「ランターン!“みずでっぽう”で受け止めろ!」
激しくぶつかりあう“みずでっぽう”。
威力は同等ぐらいか…?
「バタフリー!カラカラに“ちょうおんぱ”だ!」
「っ!かわせ!」
かわせなかったか?かわせてないな。
カラカラがその場でふらつきはじめる。
「いまだ!バタフリー、“ねんりき”!」
念の力がカラカラに叩きつけられる。
「これでカラカラは戦闘不能だね」
「じゃあ、そっちのカメールはどうよ?」

僕はカメールのほうをみる。
“みずでっぽう”は互角だったのがいつの間にかこっちが負けている。
「気づかなかったか?さっきのバタフリーとの攻防のとき、カラカラが骨を持ってなかったのに」
「そういえば…」
「バトルが始まったときにな、そっちに聞こえないように命令しておいたんだ。カメールに骨をブン投げろって」
「“骨ブーメラン”…なるほどね」
「じゃあ一気にきめるぜ。ランターン“10万ボルト”!」

電撃がカメールにあたる。…いやあたるはずだったか。
「“まもる”…か?」
「そのとうりだよ。これで五分五分ってところかな?」
「そうでもないんだぜ?」
「どうしてだい?」
「俺らの攻撃がまだ終わってないからかな」
地面の下から音がしている。
「“穴を掘る”。うまくいったみたいだな」
カラカラの一撃でカメールが倒れる。
「もしかして、最初からカメールだけねらってた?」
「おう。そうじゃないと“みずでっぽう”とか喰らってカラカラがやられちまうからな。とりあえずセンターいこうぜ」

その後はセキチクのセンターで一日泊まって別れることになった。
「これからどうするんだ?」
おれはソラにたずねる。
「この辺で鍛えてからジムに挑もうと思ってるんだ」
「そっか。俺はグレンに行くからここでお別れだな」
「またあったときに勝負しましようね。今度はまけないから」
「ああ、いつでもいいぜ」
別れの挨拶をして、俺はグレンをめざして歩き出した。


   ~後書き~

今回はバトルをメインにしてみましたがいかがだったでしょうか?
自分的には毎回駄文だと思っているので今回もひどいと思ってますorz

後は設定なんかを少しばかり…

 リク
やっと名前がわかった本編主人公。
名前は自分が萌えもんやるときに使っているものです。
なんだかんだ言いつつバトルは負けなしだったり…

 ソラ
一応ライバル的存在。この後出てくるかどうかはわかりません。
名前は陸の反対ってことで空にしました。
こいつはゼニガメを選んだみたいですが作者はフシギダネが好きです。

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最終更新:2008年01月09日 23:56
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