前回(?)までのあらすじ
三犬ゲト。
これでいーと思う。
三犬達をゲットして、最近借りたマンション(タマムシシティ)に帰って一息ついていたら…。
「そう言えばホウオウ様。」
ふと何かを思い出したかのようにスイクンがホウオウに声をかける。
ホウオウは天然α波がたっぷりこもったような声で「なぁに~。」と聞き返す。
「年始になったらルギア様を起こしに行くのではなかったのですか?」
…・・・・・・
ぽん。
「ぁ~。すっかり忘れてたぁ~。」
あまりの天然に思わずこけてしまいそうになるのを耐えつつ尋ねる。
「そのルギアって言うのは?」
「ルギア様はホウオウ様の妹でござるよ。」
エンテイが俺の質問に答えてくれる。ん?妹?
「ルギアちゃんはねぇ。すごいおねぼーさんなんだよ~。」
想像してみる。
ホウオウが天然っ娘なのできっとルギアもそうなのだろう。
んでよく寝てると
きっとホウオウ抱き枕とかあるんじゃないかな?
「ルギア様に関してはそれでほとんどあってるアルよ。」
俺の心の中を読んだかのようにライコウが答える。
「と言うかダーリン。声に出てたわよ。」
いかん。つい思っていたことが口に出ていたらしい。
「じゃあ~。皆でルギアちゃん起しに行こうよ~。」
とホウオウが言って次の行き先が決定した……。
そんなやり取りがあったのはつい数時間前。
俺達はルギアが眠っている、ベッド(?)らしきものの前に来ていた…。
ここに来るまで色んな罠とかあったんだが、まぁ内部のことを事細かに知っている三犬がいたから問題なかったぜ。
と言うか一番わかっているべきホウオウが
「どーやってルギアちゃんのところまで行くんでしたっけー?」
って言うのはどうかと思った…。
んで
「ほら~。ルギアちゃん起きる~。」
「むにゅ、あと五分~。」
すげーありがちな寝言まで言ってますよ。
「うーん。起きませんよー。」
あっさり諦めて戻ってくるホウオウ。
仕方がない。
「ちょっと乱暴だけど…。」
そう言ってルギアの枕元まで近づいて
ポケットからある物を取り出し。
ルギアの耳元で
俺は笛を大きな音で吹いた。
ピィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!
瞬間
「うきゃぁぁぁぁ。」
悲鳴を上げてお姫様が起床なされた。
「ぁ、ルギアちゃんおはよー。」
能天気に挨拶をするホウオウ。
と言うか良く無事だな。
他のメンツはまだ今の音で固まってるって言うのに…。
「ぁ~ホウオウお姉ちゃん~♪」
なにやら子が親に甘えるようにホウオウに抱きつくルギア。
「えへへ~。ぁ、お姉ちゃんあけましておめでとうー♪」
ホウオウの胸の谷間に顔を埋めていたルギアだが、思い出したかのように新年の挨拶を行う。
もちろん皆も
「うん♪あけましておめでとうルギアちゃん。今年もよろしくね。」
「あけましておめでとうございますルギア様。本年もよろしくお願いいたします。」
「あけましておめでとうでござるよ。」
「あけおめアルよ~。」
なんていうもんだから。
「はじめましてだけどあけましておめでとう。」
なんて言っちゃったじゃないか。
そうしたらこの娘は
「ぁ、はじめましてぇ~、あけましておめでとうですぅ~。」
なんて挨拶してくれました。
もうどこまでもホウオウの妹君ですね。
「それでぇ~。お姉ちゃんこのお兄さんだぁれ?」
「この人は私のマスターさんですよ。」
するとなにやらルギアは目を輝かせて
「え!お姉ちゃんを捕まえたんですか!?
すごいですぅ~。」
やはりホウオウはすごいんだな。
普段はドジな巫女さんにしか見えないのだが…。
なんて思っていると
「じゃあ、ルギアも一緒に行きますー。」
なんて元気よく言ってくれた。
すると
「はい、ルギアちゃん。この中に入ってね。」
そう言ってルギアに萌えモンボールを手渡すホウオウ。
瞬間、中に吸い込まれるルギア。
やったーるぎあをつかまえたぞー。
…orz
また俺ボール投げてないし
最終更新:2008年01月12日 23:29