4スレ>>95


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カチャカチャ・・・カツカツ・・・ズルル



萌えもんセンターでの朝食、味は美味しくも不味くもない。
今までそんな気にしなかったけどここの朝食少し微妙かもしれない。
こいつの朝ごはんが食いたいな、センターにキッチンでもありゃいいのにな?
そういってオムレツにウィンナーにミストロネーネ?だかのスープをすする。
チビはやけにケチャップが好きらしくドバドバかけてたから注意しておいた。



旅に出ると毎朝こんな感じの食事になるし、下手すると野宿だからありつけないこともある。
この間のときからセンターでの朝ごはんよりも、僕が作った御飯を皆に食べさせたいと思うようになった。
まずいわけじゃないけどおいしいわけでもない。しかもピカチュウがケチャップをドバドバつけてたので健康面でも不安。
この旅を終えたら・・・どうなるのかな。そもそも僕のたびの終着点はどこなんだろう。
バッヂを全部集めること?図鑑を集めること?トレーナーとして頂点に立つこと?
今の僕にはまったくわからないし、どれに関してもそう積極的なわけじゃない。
バッヂだけは今のところ積極的ではあるけどね。なにか僕が思い立った目的があるわけじゃない。
でも、バッヂを集めればきっと何かみえてくるはず、さあ次はグレンジムだ。
ジム行く前にボロボロな萌えもん屋敷を調べて回るけどね。



ジム連戦、次はグレンジムだってさ。炎萌えもんの使い手らしい。
つまりはあたし達の中で不利になるのはそうはいない。
でもジム行く前に寄りたい場所があるらしい。そういえばグレンに古い屋敷があったね。
その中を見て回りたいらしい。そんなわけでこいつはリザードン乗って震えながらグレンまで飛ぶ。



「うう・・・さむい・・・。」
「お前寒がりだよな、波乗りでも震えてるし空でも震えてる。」
「寒いんだもん・・・ああ、早く春にならないかなぁ・・・。」
「そんなに寒いならあたしが暖めてやろうか?フフフ・・・。」
「やだよ、痺れて動けなくなるし痛いんだもん。」
「アハハハハ。んでこの屋敷か、何か用でもあるのか?」
「ほぼ無人だし、元は研究施設だったみたいなんだ。
 萌えもんの研究をしてたらしいし、何か役に立つようなものがないかなって思って。
「ふーん・・・研究施設ねえ・・・ま、いいか。」



サンダーはやっぱり研究者とかそういうのが嫌いみたいだ。
ちょっとの笑顔のサンダーだったけど少し曇っちゃった。
でもせっかくだし・・・入ってみよう。



あたしは多少気は進まないけどとりあえず一緒に入ってやる。
中は何もかもがボロボロになっててなかなかの廃墟っぷりだ。
野生の萌えもんも住んでるらしい、ロコンが鏡に向かってあたしらを気にすることもなくくしで髪をといてる。
ふわふわな髪の毛だ、あたしのはあんなふわふわしてないし頑張っても毛が強いから結んでる。
あいつはどんな髪型の女が好きなんだろう?あたしはこの髪型意外考えたことないけどなー。
ガーディも住み着いてるらしく数人でキャッキャッとじゃれ合ってる、年齢的にチビくらいか。
あとは毒萌えもんが住み着いてる。人間の気配も1~2人程度。



ほほえましい光景とか、一転して毒々しい空間とかを見ながら奥へと進んでいく。
何かしろスイッチの仕掛けがあるけどヤマブキほどキツいものじゃないから難なく進んでいく。
ただスイッチがある像をみるとサンダーがなんか険しい顔になっていた。何だろう?
なんか萌えもんの像みたいだけど・・・見たこともないやつだ。
暴言吐きながらいちゃもんつけてくるベトベトンとかを追い払いながら進み、小部屋の中に入ってみた。



「あれ、なんだろこれ・・・。」
「研究日誌みたいだな、どれどれ・・・?
 日記 7月10日 新発見の萌えもんは私にミュウと名のった・・・。
 まさか・・・。」
「サンダー?何か知ってるの?」
「いや・・・多分きのせいだけど何か引っかかるんだよね。」
「そっか・・・ちょっと気になるねこの研究日誌、メモしておこう。」
「なあ、あそこの小部屋にも似たようなのがあるぞ?」
「あ、本当だね。見てみよう。えーっと・・・?
 日記 7月5日 ここは南米のギアナ ジャングル奥地で新種の萌えもんを発見
 これがさっきの10日のミュウっていう子のことかな。」
「・・・ミュウ・・・なあ、あたしが何か知ってるかもしれない。
 っていうか強烈に残ってる思い出にこれは強いつながりがある、手分けして集めよう。
 あたしはこっから先を見て回るから、お前は違うとこを頼むよ。」
「うん、わかった。気をつけてね?」
「わかってるよ。そっちも調べ終わったら最初の階段で待ってて。」



そういってサンダーは奥へと進んでいった、一人は場に出してないと危ないからラプラスを出した。
僕は3階を調べて見ることに。するとまた日記を見つけた。



「マスター、日記があるわよ?えーっと・・・。
 日記 2月6日 ミュウが子供を生む。
 生まれたばかりの子供をミュウツーと呼ぶことに・・・。
 何かしら・・・。」
「うーん2月ってことは半年くらい後かな、随分間がとんでるなあ・・・。
 サンダーが何か知ってるかもしれないから今手分けして探してるんだ。」
「へえ・・・。」



2階の奥を見ていってるけどあまり詳しい情報が載っている日記はないね。
研究者のくせに写真サンプルも残してないからあたしの記憶の中にいるあの化け物との照合ができない。
ただ見つけた日記を読むとだいたいそれが正解なのがわかる。あたしらでさえビビる化け物。
見つけた日記は生態調査や解剖学みたいなもののまとめかな?



・・・調査記・・・

萌えもんNO151 ミュウ 新発見萌えもん

ギアナにて発見、この個体意外はその場所で発見は出来ず。
タイプはエスパーと分類されるタイプ。驚異的知能を持ち、あらゆる技を覚えてしまう。
攻撃、防御、スピード、体力あらゆる能力に優れており、エスパーの多くの弱点の打たれ弱さも無い。
私はこの萌えもんにあらゆる可能性を見出した。

・・・・・・・・・

ますます嫌な予感がしてくる、この先にはこれ以上の情報はまったく無いらしい。
邪魔な野生っ子をおっぱらいながら戻る。



「これは日記じゃないけど飼育記録みたいよ、マスター。」
「ありがとうラプラス、えーっと・・・。」

・・・飼育記・・・

我々人類を遥かに凌ぐ高い知能をもっているので会話も容易である。
この個体の性格もあり、私をまるで頭の悪い子のように会話してくるときもあり。
高度な悪戯を何度もしてくる。記録用としてのビデオ撮影はものすごく難航したが。
ついにデータにすることに成功した、私はミュウが望んだ物をどれだけ与えただろうか。
ミュウもやはり普通の萌えもんの女の子としてのものがあるようで、要求は世界の菓子等であった。
しかし、全て見越しているような目をいつもしてくる。
おそらく私にひとつ出てきた”ある研究意欲”もすでにわかっているのだろう。

・・・・・・・・・

「マスター、映像データが入ってるのって、この後ろのページに貼り付けてあるディスクじゃないかしら?」
「そうみたい、生きてる端末があるみたいだし再生してみよう。」

カカカカリカリカリッ フィイイーン
ザザザッ・・・。

「この間言っていた条件はこれで十分だろう。
 頼むからちゃあんと姿をだしてくれ、映像に残らない。」
「えー?もっと美味しいもんたくさん頂戴よ、ボクの言うこと何でも聞くんじゃないの?」
「だから世界中からお菓子を取り寄せてやったじゃあないか!このために百数万の金がかかってるんだ。
 頼む、後生だ。このまま研究が進まないんじゃ私は泥棒扱いされてしまう。」
「やれやれ、しょーがないなあ。そーら、これでどうかな?ちゃんと姿は出してるよ。
 ちゃんとボクを撮れるかどうかは別だけどね、キャハハハッ!」
「くっ、念力でビデオを・・・いい加減にしてくれ。
 お菓子ベッドもゲームもなんでも買い与えて、退屈しのぎには十分協力しただろう。」
「しょーがないなー。はい、どうぞ。」
「えー、コホン。新発見の萌えもん、151番目 萌えもんの名はミュウ。
 我々人類を遥かに超越する高い知恵をもったエスパー萌えもん。
 タイプはエスパーであるがどのタイプの技も覚えてしまう。」
「終わった?じゃーボクのためにおいしいフルコースを作ってよ!
 キミは作れないからまた有名なシェフ呼んでさ!」
「勘弁してくれ、そういった諸費で君にはそろそろ500万の金がかかるんだ。」
「なんだよー、ボクにはその価値が大いにあるっていったじゃんかよー。」
「純粋な研究費ならいいがこういったことだけで既に80%を占めてるんだ。」
「・・・果たして、本当に純粋なのかは疑わしいけどね。」
「な・・・何を・・・。」
「何動揺してんのー?ただのジョーダンだよ、さあ早くシェフ呼んでよ、お腹が減ったんだボク。」
「・・・わかったよ・・・。」

ザザーッザザッ



「エスパーの萌えもんみたいね・・・なんというかしつけのなってない子。」
「うん、この図鑑が手打ちでデータ打てればいいんだけど・・・そうはいかないからなぁ。
 このディスク一応持っていっておこう。」
「この先は何も無いみたいね、いったん戻りましょうか。」
「うん、サンダーももう調べ終わってるかもしれない。」



僕とサンダーは合流できた、ディスクは今見せれないとして。
サンダーが持ってきた調査記とこの飼育記で十分かな。
あとは調べてないのは地下だけだ。
地下室に行くと上の階よりは綺麗な空間だった。



合流するとラプラスが場に出てた、あたしが場にでてないから不安だったのか?
合流した飼育記をみてほんの少しだけ安心する。
菓子を要求か・・・あの化け物からは想像つかないし人間と会話が出来てるあたり。
あの化け物ではなさそうだ、でもここは研究所。逆に新たな予感が出てくる。
心の底から湧き出てくる不安に抗いつつ地下室に向かうあたし達。



「あ、見てサンダー。また日記を見つけたよ。」
「読み上げて見てくれ、あたしはまだこっち探してるから。」
「ラプラスお願い、僕はまだ端末とか調べるから・・・。」
「はい、えーっと・・・。
 日記 9月1日  萌えもんミュウツーは強すぎる。
 ダメだ・・・私の手に負える存在ではない。」
「ッ!!」



嫌な予感が的中した、このあたしでさえ名前を聞いただけで鳥肌が立つ。
最低最悪の化け物の名前、とんでもない強さに凶暴性・・・。
思い出したくもない昔の記録がどんどんあふれ出てくる。



「サンダー?どうしたの?」
「そうか・・・あの化け物・・・ここから・・・。」
「マスター?サンダーは何を知ってるの?」
「今本人から聞くよ、サンダー、何か知ってるの?」
「お前と会うよりも相当前なんだけど・・・今思い出しても身震いするような
 そんな恐ろしい化け物に遭遇したんだよ。伝説のこのあたしが心の底から逃げたいって思うような・・・ね。
 そいつの事ははっきり脳裏に焼きついてるけど、名前しか知らないんだ、ミュウツーって名前だ。
 あたしが唯一圧倒的な負けを体験したのもそのときなんだ。あたし達はその時ばかりは伝説のプライドとか全部捨てて逃げたんだ。
 戦った場所は海の上だったけど、どっかに移動してるみたいだったんだ。
 研究者・・・ミュウ・・・まさか・・・。」
「えーっとサンダー。見せ忘れてたけどこの日記を見ると
 ミュウは1人子供を生んで、その子供がミュウツーって言うんだけど。
 さっき映像でみたけどそんな凶暴な感じじゃなかったよミュウっていうのは。
「ん・・・確かにその日記とかだけじゃ結びつかないな・・・。」
「マスター、もう少し奥へいって調べてみましょう。」
「そうだね・・・もう少しなにか資料が出てくればサンダーの記録とかにも・・・。」
「正直あたしは怖くてしょうがないよ、伝説がお笑いになる情けない話だけどさ。
 でも、調べなきゃしょうがないさ。奥へいこう。」



サンダーが初めて見せた恐怖の表情、冷や汗もかいてたし余程なんだと思う。
でも・・・僕のとこへきてからほぼ完璧に無敗のまさに伝説の強さのサンダーが?
ホウオウっていうのに苦戦して帰ってきたときも驚いたけど・・・サンダーが恐怖する?
想像もしてなかった、サンダーが怯えるようなもっと上の存在がいるって事に。
そして一番奥の部屋に入ると滅茶苦茶になってる部屋があった。
書類が飛び散って、機械はバラバラで部屋の壁がまるでキャンディのようにひんまがってたり。
一体ここで何があって、何が行われていたんだろう。



「酷い有様ね・・・この部屋・・・。」
「うん・・・さて、何かないか調べてみよう。」
「ああ・・・気がちょっと進まないけどな。」



あたしとラプラスとこいつでそれらしい日誌を拾い集めてつなげて読んでみた。
なんかこの日記は日付が書いてないんだ。
でもそれは9月の前後だってことがすぐにわかった。

・・・研究記・・・

ミュウは何故か子供を研究に使う事に了承した。
いいづらい話を正面から言ったのだが私の目をみて少し悩んで承諾した。
生まれたてで意識や物心も定かではない子を実験に使う事にした。


遺伝子研究が進む、この萌えもんは素晴らしい力を秘めている。
もし研究に成功すれば究極の萌えもんが出来るだろう、人の手で。
成長を早める研究も同時にスタートした。


強靭な肉体、超能力を初めとした能力の増強。
私の研究や実験は思うように成功していった。
このころミュウが私を見下す目で見るようになった。
研究の邪魔を一度されたのでさらに地下で研究をする。


プロジェクトチームを集めてさらに遺伝子を操作する。
このミュウ自体の遺伝子が優れているので多少の改変はものともせず。
強力な形で吸い込まれていく、超能力の強さも規定値をオーバーしさらに上昇している。
チームのサンプルのユンゲラーの10倍の数字を出していた。


この頃、ミュウが行方不明になる。
おそらく研究施設から逃げ出してしまったのだ。
再発見の望みが薄いため捜索せず研究を続ける。


チーム員より危険性を指摘され、遺伝子操作などを一時中断。
覚醒する事の無い様薬品投与により長い昏睡状態にする。


操作を一切して以内のにもかかわらず肉体に急激な変化が現れている。
機械に動作記録はない、まさか自分で自分の肉体を形成しているのか?


目をこらして監視したところ何人かの研究員が遺伝子操作をしていた。
しかしそれを覚えていない、異常事態が発生したとすぐ判明。
恐らくミュウツーが強力なエスパーとして洗脳し、自分を構築したのだ。


我々はチームを全員収集し、この萌えもん。ミュウツーを処分する事に決定。
明日には決行し、研究を白紙に戻す予定だ。外部にこの地下研究がもれてはいけない。
日記も手を加え、匿名にすることに。


・・・・・・・・・

日記はここで途切れていた。でも数ページ読むだけで何があって、あの化け物との関係がすぐにわかった。
ミュウツーっていうあの化け物はここで人間によって作られた、いや作り変えられた萌えもん。
研究者の身勝手な研究でその化け物が暴れまわったらカントーくらいは簡単に滅茶苦茶に出来るくらいの化け物が出来ちまった。
これだから・・・研究者っていうのは・・・大嫌いなんだ・・・。
一体命を何だと思ってやがるんだ、それにこんなとんでもない・・・もはや兵器を作りだして何をする気だったんだ。
あたしは高ぶる感情を抑えれなかった。



「クソッ!ふざけんな!!」

ビリッビリリッ

「サンダー!?どうしたの、落ち着いて!」
「クソッ!クソッ!よりによって人間があんなとんでもない化け物を!」
「落ち着きなさい!ちょっと!」

バチバチッドガァーン

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」
「あ、危ないなあサンダー。まずは落ち着いてよ。」
「まったく・・・私に当たったらたたじゃすまないのよ?」
「う、ご、ごめんな・・・つい怒りが止まらなくて・・・。
 あの化け物にはプライドとか何もかもをブチ壊された。あたしらこそが一番強い萌えもんだっていうのを崩された。
 それと、人間の傲慢さとかに改めて腹がたったのさ!」
「私も・・・研究材料として飼育されていたけれど・・・私がもしここで研究されていたらと思うと恐ろしいわ・・・。」
「どうして・・・命を物として見れるんだろう・・・大人って・・・。
 ロケット団だってそうだよ・・・どうして萌えもんを平気で殺したり・・・。」
「人間の十八番だろうそんなの、生きるために必要が無くて他の命を消せるのは高い知能を持った生物。
 その大部分が人間なんだよ、あたし達伝説とまで言われているのが人里には現れないって取り決めしたのもそういうのがあってこそさ。
 こんなとんでもない化け物作られたのは今までにはないけどね。ただいつだって人間はそういうのを作る。
 いわば兵器さ、そんなもんを作る頻度が上がってからあたしらみたいなのは人里には姿を出さない事になってたんだ。
 これはあたしが生まれるもっともっと前の話だけどね。」
「そう・・・ここで見つけたことは誰にも話さないほうがいいわね。
 特にロケット団みたいな連中にはね。おそらく技術として外部に漏れてない、本当はどうかしらないけど。
 漏れてないのはこの研究者の最後の良心だったのかもしれないわ。」
「初めっからそんな研究するのが間違いさ、人間なんかがね。
 今感じる怖いもやもやは、今もどっかでそいつは確実にいきてるってこと。」
「うう、怖いなあ・・・とりあえず・・・戻ろうか・・・。」
「そうね・・・。」
「そうだな・・・。」



ここで見たものは絶対誰にも言わない、ここの3人だけの秘密ってことにしてセンターに戻る。
僕はすごい恐怖とともに、萌えもんについてまた深く考えるようになった。
命は物じゃない、でも僕は戦いの場に萌えもんを出す立場。
トレーナーとの戦いは健全な野良バトルから公式戦なら安心だけど
もしその化け物が僕らの目の前に現れたら、サンダーまでもが命の危険性に晒される。
もし、もしも、そのミュウツーに出会ってしまったとき。果たして僕には何ができるんだろう・・・。
絶対に皆を守りたいし、身を挺してでも守るつもりはあるけど。僕は無力だ。
そんな事を思いながらセンターに向かってた、今日の僕は戦う気分じゃない。
それはサンダーやラプラスもそうなんだろう。
それに、なんか胸の辺りがモヤモヤして。あといろいろ恐怖が心ににじんでた。



あの時の記録・・・1対1ではなくこっちが明らかに有利な状況なのに。
それなのに、伝説のあたしらは負けてしまった。恐怖さえ覚えた。
後ろに存在する敵に怯えながら背を向けて逃げたあの屈辱。
そんな嫌なものを思い出した。こいつに捕まったときも屈辱だったけど。
ミュウツーとの戦いは本当の意味で絶望だった。
まさか、あの敗北が人間の研究者が起因していたことだったなんて。
クソッ・・・!イライラして冷静さを失う恐れがある、あたしは今日は戦うのはやめさせてもらった。
ラプラスも今日の事で乗り気じゃなくなったらしい。



「じゃあ、まだ早いけど今日は休もうか。」
「そうね・・・私はボールに戻るわ。」
「あたしは少し空飛んでくるよ。」
「え・・・サンダー!」

ガシッ



何か、突然ものすごい不安が立ちこめてきて。
外に出ようとしたサンダーの袖をいつの間にかつかんでた。
さっきサンダーがいってた言葉に多分過剰に恐怖を覚えてるんだと思う。
とにかくものすごく怖い、出て行ったら帰ってこないとか。
そんなマイナス思考ばっかりめぐってた。



空飛んで気分でも紛らわそうと思ったらこいつに袖をつかまれた。
何でこいつこんな、なんか泣きそうな顔してんだろ。
さっきあたしがいった、まだどこかでミュウツーは生きてるっていう言葉に恐怖でも覚えたのかな?
しばらくそのまんまでいた。ちょっと胸がドキドキする。



「ど、どうしたんだよお前・・・なんで涙ぐんでんだよ。」
「わ、わからないけど。今はサンダーにどこにも行ってほしくないんだ。
 なんか・・・すごく不安で・・・怖いんだ・・・。」
「・・・アハハハハハ!どうしたんだよビビりまくって!
 お前やっぱり16には見えない、もっともっとガキなんじゃないか?
 ほーらほら、ママの胸にでも飛び込むか?フフフ。」

ギュッ

「え・・・あ・・・え・・・?」
「・・・サンダー・・・どこにも・・・行かないでよ・・・。」
「あ・・・ごめんな・・・あたしの事が心配だったのか。
 ごめんな、だから泣くなよ。よしよし、どこにも行かないよ今日は。」
「うん・・・ごめんね。」
「いや、いいよ。どうやら今日はお前を慰めてやんなきゃいけないみたいだしな。
 ほら、さっさとベッドに入れよ。」
「うん。」

なでなで

「え・・・サンダー?」
「お前も、グレンであたしが傷ついて帰ってきたとき、こうしてくれたろ?
 お返しだよ、フフフ・・・。」
「サンダー・・・ありがとう、楽になったよ。」
「お前はそれこそか弱い男だからな、強いあたしが守ってやらないとな!
 しっかり守られろよー情けない男、アハハハハハ!
 情けない・・・かわいい男・・・。」
「僕も・・・強くならないといけないね。」
「違いないけど、焦んなくていいんだよ。
 あたしは伝説だから初めっから相当強かったし。今もまだまだ強くなってる。
 でも普通の、普通以下にか弱いお前はゆっくり育てばいいんだよ。」
「そうかな?」
「あんまいきなり変わられてもあたしが困る。」
「そうなの?どうして?僕が強くちゃおかしいかな。」
「なんでもないよ、さっさと寝な!」
「うん・・・早いけどおやすみ。」
「ああ、おやすみ。」



サンダーはやっぱり立派だなと思った。
僕が情けなさ過ぎるだけかもしれないけどね。
まだそんな遅い時間になってないけどもう寝ちゃおう・・・。



寝たか・・・こいつ寝るのはやいよな。
全く情けない男。成長でもなんでもさっさとしちまえばいいのにな。
でも・・・でも・・・。
今のお前があたしは一番のお気に入りだぞ・・・。
なんて、恥ずかしいからとても言えなかった。
あたしも寝るか。こいつ泣き虫だから一緒のベッドで見守っててやるか!
とはいうものの、やっぱり恥ずかしくて1時間くらい寝れたもんじゃなかった。





























































































ボクの細胞とか遺伝子を使って何をするのかは大体想像がついた。
でも止めるつもりはないね、だってバカバカしいじゃん。
それに、人間は膨れ上がりすぎたね。ボクの子供をまるで兵器にしちゃって大騒ぎだったけど。
そのうちそのおバカな行動が自分達にそのままそっくり返ってくるよ。
それが滅びかもしれないけどさすがにこのボクの遺伝子を使った兵器でもそうだなぁ。
せいぜいカントーをめちゃくちゃにするのが限度だね。
それでも相応しい代償かもしれないけどね、キャハハハハッ。
ツールボックス

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