4スレ>>204


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うちの施設(この言い方は好きじゃないが)には二つの役割がある。
・近所の子どもや萌えもんを預かる保育所の役割
・捨てられた萌えもんを一時的に預かる養護施設の役割
後者の役割は個人的には必要ないと思っているが、事実そういった子が何人もいるのでいまさらやめる訳にもいかない。
施設の管理者はグレンのジムリーダーの桂さん。
だがこれは俺がフジ老人が死んだ当時、未成年だったせいなので実際には俺が全部運営している。
職員は2人。俺とランターンだけである。これはあとから3人になるわけだが。
カラカラは職員と言うよりは面倒をみられるがわなので別だ。
2人だけといっても引き取り手が見つかっていない娘が手伝ってくれるのでそんなに苦になっていない。
今回はその中の1人で、今は俺の手持ちの1人、オオタチの話。

あいつがうちに来たのは、フジ老人が死んですぐの頃。
俺が引き継いでからの第1号ってところか。
最初はどの子も無口なんだよな。カラカラほどじゃないが。
こいつも同じで最初は無口だったが、だんだんと話しをするようになった。
いや、話すようにはなったがランターンやほかの子たちと話すだけで俺とは話しをしてくれなかったか。
やっとしゃべったのが来てから1ヶ月たった頃。
「先生!飲んだ後のコップは片付けといてくださいってランターンさんがいってたでしょう?!」
「あ…ごめんなさい…」
「わかったら、すぐ行動してください!」
ちょっとびっくりしたね。普通に謝っちゃたし。
いやね、はじめてしゃべってくれたと思ったらこのやり取りですよ。
わりと高飛車なしゃべり方なんだなとか、思う間もなかったし。
本人いわく「だらしなさに耐えかねてつい」だと。

それからはなにかと細かいことでおこられたなぁ。
「ちょっと!男の方の洗濯物たたんどいてって言ったじゃない!」
「う…忘れてました…」
「まったく…もっとしっかりしてほしいわ…」
ぶつぶつ文句を言ってくるオオタチ。
怒ってるようにも見えるけどそれを楽しんでるようにもみえる。
でもその性格のせいで損をすることも多いようだ。
よく、けんかしているところを見る。
大体はランターンが間に入ってくれて収まるが。

そんなある日、ランターンにお使いを頼み、それにカラカラもついていってしまったもんだから困ったことになった。
自室で資料のまとめやらをしていると、預かっている子の1人が焦った様子で入ってくる。
「どうしたんだー。入るときはノックを…「オオタチのねーちゃんが!」」
すぐにその場にむかう。
見ると、おそらく野生であろうゴルバットとオオタチが戦っていた。
「あいつが急にやってきてコダックに襲い掛かったんだ!」
「ねーちゃんが庇ってくれたけど、今度はねーちゃんが!」
「わかった。おまえらはうちの中入ってろ。オオタチ!戦えるのか?!」
「私を何だと思ってるのよ!それよりほかの子たちを!」
「もう大丈夫だ。それよりもだな…」
「ああもう!少し黙ってて!」
まるで俺への怒りをぶつけるような“たたきつける”。
ちょっと怖かったね。
「ふう。これだけやれば…」
「オオタチ!逃げろ!」
「え…?」
倒れたはずのゴルバットがオオタチにかみつく。
「う…!こ…の!」
どうにか離れることができたオオタチ。
でも…一撃もらっただけにしてはすごく消耗している。
まさか…
「“どくどくのきば”…?やばい!オオタチ、逃げろ!」
「逃げろって…どうやって逃げるのよ…」
オオタチに襲い掛かるゴルバット。
その時、後ろからゴルバットに向かって電撃が当たる。
「…!ランターンか!」
「ぎりぎりセーフでしたか?」
「いや、微妙だ。俺はオオタチつれて萌えもんセンターいくからあとお前らにまかすぞ!」
「オッケーですよ~」《まかせろ》
俺はダッシュで萌えもんセンターにむかう。
それにしても消耗がはげしい。……よし。

「ん…。ここは…」
「よう。目ぇさめたか」
「先生…。そうだ!あいつは?!みんなは無事なの?!」
「落ち着け。みんな無事だ。お前のこと心配してるよ」
「そう…だったの。よかった…」
「あー、それでなんだがな」
「…?なんですか?」
「毒受けたの直すときにだな、ボールにいれてマスター登録しちゃったんだよ」
「え…?ってことは先生が今、私のマスター?」
「まあ、そういうことになるかな。で、どうする?」
「どうするって、なにがです?」
「俺についてくるか、それとも別のマスターを探すか…ってなんか前にもあったなこんなやり取り」
「…は?今初めて聞きいたわよ?」
「いやこっちの話だ。で、どうするか考えとけよ」
「そんなの考える必要ないわ」
「えっ?」
「男はですね、『黙って俺について来い』って言えばいいの。先生は押しがたりないんです」
「ん~、なんで怒られてるかはわからんがそれはつまりついて来るってことでいいのか?」
「まあそういうこと。……それに先生なら(ぼそっ)……」
「なんか言ったか?」
「な、なんでもない!!なんでもないんだから!!」
「?そうか?」

まあこんな感じでオオタチは俺らの仲間になった。
仲間になったつってもしていることはいつもと変わらない。
これからもなにか忘れたり失敗したりするたびに口やかましく怒ってくれるだろう。
「先生!またコップ片付けるの忘れてるわよ!…もうしかたのない人ですね」


 ~後書き~

半恒例となった後書きですよ。
今回本当は短くまとめようとしてましたが、気づけばいつもの様に長くなってしまいましたとさorz
後はいつもの設定を。

 オオタチ
作者のオオタチはツンツンな性格です。(ツンデレパッチ使用)
大体の場合、自分が捕まえた娘と同じ性格にしようと努力はしています。
…どこでツンデレっぽくなったんだろ。
正直しゃべり方は一番苦労しました。
最初は「~ですわ!」みたいな感じだったけどバトルのあたりで崩壊。
全部修正して今の感じになりました。

 萌えもんハウス
自分のなかでは最初に書いた通りの施設かと。
大分自分の考えとか混ざりまくりですが。
特に個人的に~は主人公の気持ちでありながら作者の考え方です。
萌えもんとか子どもとか捨てるための施設なんか必要ない!
でも事実として存在する。そんな矛盾。
もっといろいろと考えてほしいのですよ。

最後は愚痴みたいになってしまいましたが、ここまでということで。
次回でまた会いましょう。では。
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