4スレ>>219


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「はぁ~。」

これで本日何回目になるか、わからないため息をつく。

「お父たま、最近ため息が多いけど大丈夫かなぁ?」

「ダーリンはあのバトル以来ここんとこずっとああね。」

「まぁ、時が来れば自然に回復するでござるよ。
 我らが口を出すより、主どのが気づかないと意味がないでござるしな。」

そう言ってこそこそと話をしているのはトゲピーとフリーザー、エンテイだ。

そう俺が悩んでいたのはあのバトルで少女に言われたことだ。

「手加減したわけでもないし、別にどの萌えモンを使うかはトレーナー次第なわけだし…。うーん…。」

どうしてあんなことを言われたのかイマイチ理解できない。
現に俺はあの6匹で出来る限りのバトルを行った。
攻撃技は覚えさせていないが…。
それに自分の言ってる事だって正しいはずなのだ…。
いくら萌えモンだからといって人の形をしたものが傷ついていいはずなどない。

「うーん・・・・・・。」


「まぁ、ああやって悩んでる間は我らの出番はないアルね。」
「(コクコク)」

コタツに入りながら日本茶を飲んでいる、ライコウとサンダーの雷コンビ。


そんな中

「ただいま戻りましたー。」

と我らがお母さん、ラッキーが買い物から戻ってきた。

どさどさっと買ってきたものを置くと、俺の元へやってきて

「ご主人様、こんなのが届いてましたよ。」

そう言って渡されるのは一抱えはあるダンボール。

受け取ってあて先を見るとなにやら懸賞プレゼントと書いてある。

あぁ、この前タマムシデパートでやってたアンケートの奴だな。

そう思って中を開けると一枚のロム、あとヘッドギアのようなものが出てきた。

「ふむ、ポリゴンクエスト、実際にゲームの中に入っているような感覚で遊べる新感覚RPGとな…。」

当たったことだしやってみるかと、いそいそとPCに向かう。

「ご主人様、今日も一歩も外に出ないつもりですか…。」

「んー、確かそーゆーのって流行の最先端HIKIKOMORIって言うんじゃなかったっけぇ~?」

「ルギアちゃん、すごいねぇ~。
 そーゆー言葉、お姉ちゃんはぜんぜん知らないよぅ~。
 HIKIKOMRりゅ、んーーーーー!!!!」

ラッキーは俺の心配をし、ルギアはどこで学んだかわからない知識を語り、ホウオウは舌を噛む。
そんな俺に向けられる言葉を無視しつつ、俺はゲームの起動を始めた。

いいじゃん、たまには現実逃避したって…。




ゲームを始めるとすぐそこに広大な草原が広がっていた。

自分の格好はゲームを始める前と変わらなかった。

するとなにやらポリゴンみたいのが現れた。

「今からこのゲームの説明をさせていただきます。
 このゲームはこの私、ポリゴンを見つけて倒せばゲームクリアとなっております。」

そう言うといきなりポリゴンはそこから消えた…。


ちょ、説明ってそれだけかよ!
一文だけの説明ってねーよ。

すると

「あぁ、一つ大切なことを言い忘れました。」

戻ってきました。

「このゲームをクリアするとクリア得点としてポリゴンが仲間になる場合がございます。」

ふーん。ってそれだけかよ!

もういないし…。


とりあえず、説明云々はあきらめて俺はゲームを楽しむことにした。

幸いなことに町らしきものが目に見える範囲にあるのでとりあえずそこに行って見よう。

と数歩歩き出した時だった。

『でろでろでーん』
意味不明な効果音とともに現れた

『魔王ポリゴンがあらわれた』
魔王…
ぇ!?

ポリゴン魔王かよ!
しかもいきなりかよ!

「ヨクキタナニンゲンヨ。」

来てねえし!、と言うか現れたのお前だろ!

「トリアエズシネ!」

そう言うと魔王ポリゴンから
電撃・吹雪・炎が一斉に放たれる。

「とりあえずで死んでられっか!」
そう言って俺はどうにかこうにか避けることに成功する。

「ヨクヨケタナ。」

避けはしたもののこちらがどうやって攻撃すればいいのかまったくわからない。
何しろこちらは武器の一つも持っていない。

「ツギハアテル。」

そういいつつ、ポリゴンは何かの照準を俺に向ける。

次の奴の攻撃は『ロックオン』により必ず俺に当たる。
ならばそれよりも早く奴を倒せばいい。
だがどうやって攻撃すればいい?

「うおおおおお」

考えたすえの結論。

それは体を使った『たいあたり』

これは萌えモンの技にもあり、人間でも可能(?)な技ある。



「ケケケ、アタルカ。」

あっさりかわされてしまい

「シネ!」

ポリゴンの手から何やら光線のようなものが放たれる。

その光線は不思議と心地がよかった。
捻られるような痛みもあったがなぜか心地よかった。

「ケケケ、コンランシヤガッタ。」

アレ?今俺ゲームの世界にいるんだよな。
なんか俺の周りにいつもの皆がいる。
そっか、俺のこと助けに来てくれたんだな…。

「よし、フリーザー『れいとうビーム』だ。」

俺が告げる。

「ケケケ、ソンナコトイッテモコウゲキがデルハズ、ギニャアアア」

何やら笑い転げていたポリゴンに『れいとうビーム』が命中する。

「まだまだ、俺のバトルフェイズは終了してないぜ!
 サンダー、『でんきショック』、ファイヤー『かえんほうしゃ』」

「シビビビビビ。
 ナ、ナゼコノセカイデコウゲキデキル?」

「それが俺たちの絆の力だ!
 お前には見えないのかこの周りにいる俺の萌えモンたちが!」

そう入ってもこのゲームの世界、彼の周りには誰一人として存在しない。

「ヨクワカランガ、ヤッテクレタナ。
 コウナッタラ、シンノチカラヲミセテヤル。」

すると何やら黒枠のメッセージボックスが現れ

『魔王ポリゴンは真の正体を現した。
 大魔王ポリゴン2が現れた。』

通常ならば「って2かよ!、と言うか進化しただけじゃねぇか!」
と突っ込みを入れる予定なのだが只今本人混乱中。

何を血迷ったか

「来い!大魔王ポリゴン2!
 お前を倒して姫は俺が救い出してみせる!!!」

なんて勝手に設定までつけて台詞を吐いてます。

「ヤッテミルガイイ。
 グラウガイイ、サイキョウノ『デンジホウ』ヲ」

「俺は負けない、皆とともにある限り!」

『でんじほう』が放たれ、俺に被弾する。



「ぐぐぐ、こんな程度じゃ俺はやれないぜ。」

俺はこらえた。

「行くぜ。皆、奴を倒すぞ!」

そう言って俺は指示を出す。

「フリーザー、サンダー、ファイヤー『ゴットバード』!」

三つの光がポリゴン2を包み込み、爆発した。











「よーし、魔王に勝ったぞー。」

そう言ってヘッドギアを外した俺の元に現れたのは
世にも無残な姿になったマイPCの姿であった…。

「あぁぁぁぁぁ、俺のPCが何故こんなことに…orz」

すると

「ぇ?だってダーリンが命令したでしょ?
 『れいとうビーム』だの『ゴットバード』だの」

もしや、あの声は全部部屋中に聞こえてたり…。

「中々にいい声だったなマスター。
 我も叫びたくなるほどだったな。」

「絆の力…。」

顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。

「あら、ダーリンったら顔真っ赤~♪
 それよりもこの娘どうするの?」

そう言って手渡される一つのボール。
中にはあのポリゴン2が入っていた。

「PC壊したときに中から出てきたから捕まえておいたけど…。
 ってダーリン?」

俺はフリーザーの手からポリゴン2のボールを高々とあげると

「ポリゴン2ゲットだぜ!」

と久々にいつもの奴をやった。壊れて動かないPCを見ないようにしながら…。







夜、月を見ながら考える…。

「俺がアイツの技を食らって痛かった。
 俺の我侭で攻撃させない彼女達だって当然、技を食らって痛い。」

そうだよなぁ・・・。
相手のことばっかり考えてきたけど自分の萌えモン達だってそうなんだ…。

相手を傷つけなかったらこちらが傷つく、相手を傷つければこちらが傷つかないこともある…。

「どちらかをとらなきゃならないわけか…。」

両方が傷つくよりは片方のほうがいい。
それに・・・

「あいつらを守ってやらなきゃマスター失格だもんな…。」

よしっと決意をし、俺は床に着いた…。








P.S

「ねぇ?ダーリン?
 姫って誰のことかしら~?」

後日、混乱してるときに喋った姫発言が問題となり一騒動起こることとなるがそれはまた別のお話…。 
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